用務員ぢょんたが日々勝手なことを書き綴っています。
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2008/10/31

古本まつり



すぐ近くの靖国通りで毎年恒例の「神田古本まつり」が開かれている。第49回だ。神田神保町は世界一の古本街だそうで、平日でも掘り出し物を求めて本の虫が集まり、かなりのにぎわいを見せている。専門書、学術書はもちろんのこと、浮世絵本や洋書、古い映画のパンフレットやグラビア雑誌と、マニアにはたまらない多種多様な本が、店舗の前の歩道に本棚を並べた露店をつらねている。

やはり年配の方が多いが、外人さんもけっこういる。みな思い思いに品定めをしているので、ワシも少し立ち止まってのぞいてみたが、いっぱいありすぎてキリがない。自分のお目当てのものを探すというよりも、何となく背表紙を眺めながら興味をひいたタイトルを手に取って開いてみる。そんな買い方がよさそうだ。

秋の夜長、古い推理小説でも一冊買ってみますか。

2008/10/30

異物混入

↓異物混入防止服


メタミドホス入り中国製餃子から始まり、メラミン入り粉ミルク・ピザ、トルエン入りあんこ、シアン化合物入りハム、パラジクロロベンゼン入りカップ麺と、このところ色々と盛りだくさんだ。神経質な人はそんなニュースを聞いているだけで食欲がなくなり吐き気をもよおすのではないだろうか。

しかしながらこういった現象は、なにも最近増えたわけではなく以前から頻繁にあった事柄なのだろう。ただ、このところニュース性が高いのでマスコミもこぞって取り上げているだけなのだ(毒入りウーロン茶なんてものあったっけ)。

実際は多かれ少なかれ食品や身の回りのものには『体に良くないもの』は入っている。水道水だってかなり危ないものが入っているし、塩や砂糖だって摂りすぎれば害になる。もちろん「毒物」が致死量入っている場合は大問題だが、ブームにのって、さほど体に影響のないものまで、鬼の首でもとったように報道するのはどうかと思う。

体にやさしい代名詞に「植物性」という言葉が使われるが、麻薬のほとんどは植物性だし、食品、あるいはシャンプーや洗浄剤に当たり前のように大量に入っている「エデト酸塩(エチレンジアミン四酢酸)」や、「界面活性剤」、その他香料や着色料だって相当毒性の強いものが多い。

ワシみたいにおおざっぱな人間はいいが、こうなってくるとマトモな人はもう生活ができない。何も信用できないし考えただけでも気分が悪くなってくる。いっそのこと汚染されていない山奥にこもり自給自足で生きていくしかないだろう。でも、ウォシュレットじゃなきゃ不衛生だし、キレイキレイで手を洗わなきゃスッキリしないし、いも虫のついていた野菜は食べられないだろう。うんうん。

先日、コンビニでおでんを買ったとき(セルフ)、具を入れておつゆをすくおうと思ったらデッカイ虫が溺死していた。それはそのまま店員にもいわず、一番離れた反対側からおつゆを入れて、おいしく食べたワシは無神経だろうか。(ダシが出てるって!虫の!)虫だけにムシンケイなワシ・・・おあとがよろしいようでm(_ _)m

おあとよろしく書き込もうと思ったら、なんと今度はボルビックが異臭。そしてオーストラリアでは、あろうことか「人糞入りチョコ味ジェラート事件」が起っていた。やるなオーストラリア人。食べたくはないけどいったいどんな味がするのだろう。食べた人に聞いてみたい。

2008/10/29

片腕マシンガール

2007年/日本・アメリカ/★★★3点


女子高生が弟の仇を討つため失った左腕にマシンガンを装着して大暴れ。超B級スプラッターアクションギャグコメディ。グロテスクでチープな残虐殺戮シーン満載です。海外および国内でカルト的な人気を博したそうですが・・・

テンプラ、スシ、ニンジャ、ヤクザなど偏った日本のイメージが盛りだくさんです。いまやこういう映画もアリということでしょう。キルビルとかが好きな人にはいいかもしれません。主人公の腕が油に突っ込まれて天ぷらになってしまうシーンについ笑ってしまったので罰として+1点。

2008/10/28

あータイム 青い風せいさ




偶然なのかパクリなのかはわからないが、よく似た曲というのはたくさんある。
TUBEの「ビーチタイム」と松田聖子の「青い珊瑚礁」
トムキャットの「ふられ気分でRock`n Roll」と中村あゆみの「翼の折れたエンジェル」
冬のソナタのテーマ「最初から今まで」と、雅夢の「愛はかげろう」
ビーズの「憂いのジプシー」とエアロスミスの「ワット・イット・テイクス」
台湾の王心凌「Honey」と西城秀樹がカバーした「ヤングマン」等々
あげればきりがない。(YOUtubeで検索すればほとんど出てきます)
参考動画
http://jp.youtube.com/watch?v=8q8fUkZgO20

こんなことをいっている人もいます。
「JPOPサウンドの核心部分が、実は1つのコード進行で出来ていた」というタイトルで、ヒット曲が似ているのは、日本人にウケるコード進行【Fmaj7,G7,Em7,Am】を多用するが故に形骸化してしまったのだと。

そんなこといえば演歌だっておんなじだ。5つぐらいの音しか使ってないのだから、どれもこれも同じに聞こえる。人が聴いて心地よく感じるメロディーラインやコードは、ほぼ出尽くしているので、それをベースに作曲すればどうしてもなにかに似てしまう。まったく新しく、みなに受け入れられるメロディーを作ることは至難のワザなのだ。

多くの有名アーチストは「自分節」というエッセンスを持っているので、それを加えればそれなりにまとまるのでいいとしても、現在売り出し中の人たちは大変だ。オリジナリティを出すために、曲の途中にとんちんかんな音を持って来たりしてずいぶん苦労しているようだ。いまに発売される新譜は、半分くらいカバー曲になってしまうんじゃなかろうか。

♪わたしのなまえは カルメンです
もちろんあだなに きまってます♪
(狩人のあずさ2号の節で)
どちらも作曲は都倉俊一なのでいいのですが。

2008/10/26

ストレンヂア 無皇刃譚

2007年日本/★★★★★★★★8点


アニメーター・演出家の安藤真裕氏が初監督を務めた時代劇アクションアニメ映画。皇帝の命を受けて明国から渡来している手練の一軍とそれに協力している城の領主。ある事情でその両方から追われるはめになった一人の少年と愛犬。そしてひょんなことからその少年に雇われることになった主人公「名無し」。様々な思惑の中、少年を軸として激しい死闘が繰り広げられる。

物語の流れ、シナリオの巧みさ、布石の貼りかた、キャラクターの個性、どれをとってもバランスがいいです。特にチャンバラシーンの演出は、凄まじいほどの迫力で一瞬たりとも目が離せません。実写では到底真似のできないアニメならではのアクションと緊迫感が観る人の息の根を止めます。

ともすると駄作になってしまいそうな、ありがちな世界観やストーリーを題材に、これほどまでに見事な作品に仕上げた監督の感性に脱帽です。今後が楽しみです。

2008/10/24

崖の上のポニョ

2008年日本/★★★★★5点


いわずとしれたジブリの最新作です。「ハウルの動く城」から実に4年ぶりの宮崎作品なのですが、ワシにはあまりピンとくるものがありませんでした。

少年と魚の子・ポニョの心温まる交流を描いた作品ですが、ストーリーに起承転結がなく、いまいちそれぞれのシーンを適当にくっつけたような印象をうけます。宮崎氏自身も「あえてそうした」と語っていますが、観て楽しむ人たちの気持ちを忘れてしまっているようです。

手書きのイメージを盛り込み「絵本のような」印象を与えるように作られています。また、ディズニーを意識したような作風も随所に見られました。絵的には進化しているようですが、物語の理由付けやキャラクターの個性が薄く、作品を通して訴えたいことも弱いものになっています。

毒舌で有名な押井守氏が「老人の妄想でしょ」と語っていたそうですが、少なからず当たっている発言だと思いました。宮崎駿の得意とするところの「人の優しさ」「独特の世界観」をたっぷり盛り込んだ作品はもう観ることはできないのかもしれません。

2008/10/22

長生きの秘訣



風邪をひいてしまった。大げさに聞こえるかもしれないが、病むと必ず考えることは「人はいつか必ず死ぬんだ」ということだ。

先日、英国人の女性が105歳の誕生日を迎えて、インタビューで、長寿の秘訣は「性行為しないこと」と答えたそうだ。そういえば昨年だったか、世界最高齢のウクライナの男性(当時116歳)も長生きの秘訣は「生涯独身をとおしたこと(もちろん童貞)」だと語っていた。さらに中国などで有名な宦官(かんがん)の人たちもみな比較的長寿だったとか。

一般的には、「粗食で過ごす」「まめに身体を動かす」「ストレスをためない」など当たり前っぽいことがよくいわれるが、現代社会の中では、しかも長期に渡ってそれを実行することはなかなか難しい。

長生きした人を統計学的に見ると、血液型がB型の人、星座だと射手座、好き嫌いのない人、頑固な人、マイペースの人、酒タバコは無理してやめないで適度にたしなむ人、自分の趣味を楽しむ人、おしゃれや色気を忘れない人、などという結果が出ているそうだ。職業としてはお坊さんと教師が比較的長寿らしい。

生物学的には、人はそもそも120年以上生きられるようにできていない。老化があるかぎりいつかは死ぬのだ。20歳ぐらいをマックスにそこからは死に向かって生きているわけだ。病気や怪我をしなくてもやがて老衰で死ぬ。それが120歳という研究結果が出ているらしい。

言い換えれば、誰でも本来は120歳まで生きられるということにもなる。だけど実際は、日本人の平均寿命は約83歳で、本来の2/3しか生きていない。これでも世界一なのだ。上に書いたような長寿の秘訣を守れば、あるいはもっと長生きできる人が増えるのだろうが、しかし、人は長生きするために生きているわけではない。

自分なりに充実した人生を送った人は、たとえ60でも満足して死ねるだろうし、欲に溺れて生きている人は100歳になっても満たされないだろう。無限に生きることができないかぎり、ようは中身なのだと思う。時間にはあまり意味がないのだ。

写真の泉重千代さんがギネスに載ることになった時のインタビューでは、長寿の秘訣は?「酒と女かのぉ」どういうタイプの女性がお好きですか?「年上の女かのぉ」と答えている。金さん銀さんの名言では、長生きの秘訣は「死なんこと」というのがある。ボケではなく、そういう視野でものが考えられる人が長生きするのかもしれない。

2008/10/16

新しいMacBook



新しいMacBookとMacBookProが出ました。2006年から2年以上ほとんど外観の変わっていなかったMacBookがついにモデルチェンジというわけです。半年前にMacBookPro(当時最新)を手にしたワシにとってはちょっと複雑な心境でした。一番気になるのはスペックだったのですが、これがそれほど変わっていないので、ちょっと安心したというかガッカリしたというか、まあそりゃそうでしょうけど微妙です。

以前より少し丸みを帯びた外観に、フタを開けると液晶周りの黒とキーボードの黒が、見た目に一番変わったところでしょうか。印象としてはiMacと同一の“ツラ”になったという感じで、どうということはありません。他にもトラックパッドとかコネクタ類、ドライブの位置とかいろいろ変わっていますが、中でもLEDバックライトディスプレイとその全面がガラスで覆われているというところは、ちょっとくやしい部分です。

半年サイクルで進化していくコンピューター。「必要なときが買い時」であって、次のが出るまで待っていられないのが現状ですが、おととい旧型を購入した人は、やっぱ「チクチョー!」と嘆いているんでしょうね。思えばひとつ前に買ったG4も、G5にフルモデルチェンジする前のいわゆる「最終機種」でした。そうやって見るとワシはかなり運がいいのかもしれません。

MacBookとのデュアルディスプレイ用に、なにげに、それとなく「新型LEDシネマディスプレイ」を発表しているところなど、やはりAppleはニクイです。
↓下の写真はまことしやかに噂されていた「新型MacBookPro」(トラックパッドがタッチスクリーンになっている!)

2008/10/15

四?五?十肩



肩が痛い。正確に言うと右腕の付け根、肩の外側で、すでに4ヶ月ぐらいになるだろうか。腕を上にあげたり、背中に回したりすると激痛が走る。シャツを脱いだり、ものを投げようとしたり、ノビをしたり、不意に手を伸ばしたりすると、神経がつったようになり、寝ていても痛みで起きてしまうこともある。

始めはなるべく動かさないようにしていたが一向によくならないので、最近はストレッチをしたりしているのだが、さほど効果がない。よくも悪くもならずに時が経っていくと「一生この状態なのか」と、不安にすらなってくる。

そこで、ネットで調べてみたら症状がマッチするのは「肩関節周囲炎」。いわゆる四十肩というやつだ。どこを読んでも同じようなことが書いてあり、原因は、肩の老化により関節の周囲に炎症が生じるとある。その場しのぎの薬や注射はあるが劇的に効果があるわけではなく、ようするに日々無理のないストレッチが回復への道だということだ。治るまでに数年もかかることがあるそうだから、読んでいて気持ちがブルーになってくる。年はとりたくないものだ。

ただし、放っておくともっと怖いことになり、動かさない筋肉がどんどん衰えてそのままくっついてしまうのだ。そうなったらもう二度と自由の効かない状態になってしまうというのだからオソロシイ。痛いのをガマンしながらストレッチに励むワシなのだった。

2008/10/13

アイスランド



以前は「タイムマシン」やら「ザク」やらありえないものが、まじめに出品されていたネットオークションだが、今度は「国」が出品されている。ヨーロッパの北西、グリーンランドのすぐそば「アイスランド」だ。

ニュース記事によると、アイスランドが出品されたのは「イーベイ」で、99ペンス(約170円)からスタートして、10日午前の時点で最高1000万ポンド(約17億円)だという。商品説明には「アイスランドの有名歌手ビョークさんは含まれない」と書いてあったり、入札者からは「火山・地震保険は付いてくるか」、「支払いは代金引換でいいか」などの質問が寄せられているのだそうだ。

アイスランドは、面積が北海道と四国を合わせたくらいで、人口31万人弱、1944年に共和国となった独立国家だ。かなり北に位置するのでさぞかし寒い所だと思いきや、暖流と火山の関係で、一番寒い時期の平均気温が氷点下3度という、比較的過ごしやすそうな環境だ。火山性の土壌なので森林面積はたったの0.3%しかないが、温泉が多く、空気がきれいで、オーロラまで見ることができるそうだ。

そもそも何の権利で誰が出品しているのか知らないが、国ごとオークションで売るなんてことができるのだろうか。たぶん“釣り”なのだろうが、この程度の金額だったらバカな日本企業がヘーキで買いそうである。もし実現すれば、日本国アイスランド県か。素敵なリゾート地になるかもしれない。(溶岩と温泉しかないけど)

ちなみにアイスランドは、金融危機への対応策としてロシアから40億ユーロ(約5400億円)の緊急融資を受けることになっている。(ロシアが買うということか)

2008/10/12

ロス疑惑



三浦和義さんが死んじゃったよ。本事件もそうだけど、最近も万引きしたり、ロス市警に再逮捕されたりと話題の絶えない人でした。自殺ということは、とうとう観念したのかそれともそれすら裏があるのか、いずれにせよ「ロス疑惑」の真相自体はこれで永久に闇の中ということでしょうね。

「三浦元社長」という俗称で報道されることが多いが、現在も社長であり、なぜ「元」なのかわからない。と、本人のホームページに書いてあった。あと、アメリカでは「殺人に時効がない」ということも初めて知りました。あれから27年も経つのかぁ。嫁が迎えに来たんだな、きっと。

2008/10/09

ノーベル



偉大な俳優、緒形拳さんが亡くなり、NASAの探査船メッセンジャーが水星の鮮明画像を送って来た。日経平均は戦後3番目の下げ率で1万円を割り込んでしまったし、嫌煙家はタバコを千円にしないと気が済まないようだ。

そんななか、4人の日本人がノーベル賞を受賞した(内一人は米国籍)。物理学賞は南部陽一郎氏、小林誠氏、益川敏英氏の3人で、素粒子の「自発的対称性の破れの発見(南部氏)」と、「CP対称性の破れの起源発見(小林氏、益川氏)」だという。どうやら、この世界は『破れ』ているらしい。一方、化学賞の下村脩氏は、生命科学分野で不可欠な“道具”となっている『緑色蛍光タンパク質(イカやクラゲなど)』を発見したというから、こちらは『光』っている。

コーヒーに角砂糖を入れたとき、その吃水が上がるのかそのままなのか知らない凡人のワシには到底理解できる事柄ではないせよ、ノーベル賞が与えられたのだからきっとスゴいことなのだろう。同じ日本人として誇らしいし、反面、自分がしていることを思うと頭が下がる。

『破れ』ていないとこの世界は“光”だけになってしまうそうだし、破れていても光っているものもある。ニュートリノで「ゆらぎ」が観測されて、宇宙は膨張しながらも相対であって相対でないらしい。ようするに世界は『破れていて揺らいでいて膨張しながら光っているのだ!』(わけわからん)。神は言われた。「光 あれ。」こうして、光があった。(旧約聖書 創世記 第1章)

ところでノーベル賞といえばいまや「スゴい」ことの代名詞にもなっている言葉だが、あのオリンピックスポーツクラブがそうであったように、ノーベル製菓ってノーベル財団からなにかいわれないのだろうか。(いきなり話がちいさい)

2008/10/08

NEXT−ネクスト−

2007年アメリカ/★★★★★★6点


「2分先の未来」が見えてしまう男クリスは、ラスベガスで目立たないように生きていた。自分の周りの、しかもたった2分先しか見えないはずだったが、なぜかある女性のことだけはかなり先まで見通せてしまい、その人の事を「運命の人」だとおもうクリス。そんなころ、テロリストグループが核弾頭を奪取し、ロサンゼルスを狙っていることを知ったFBI捜査官のカリーは、クリスの「予知能力」を使ってテロ攻撃を阻止しようとする。FBIとテロ組織の両方から追われるはめになったクリスはひとつの賭けに出る。

ニコラス・ケイジが彼らしい役どころで楽しませてくれます。2分先が見える能力を使って幾度もピンチを切り抜けるわけですが(将棋の「待った」と同じ)、その度に映像が2分前に戻ります。観ているひとには予知の映像なのか現実なのかわからないので、まじめに観ていると「なんだーそうなのか」ということになり、おもしろいけどこんがらがってきます。

全体的にちょっと急ぎ過ぎの感がありストーリー自体が希薄です。95分を120分くらいにして肉付けすれば、もっといい作品になったと思います。ラストにあっといわせる仕掛けがありますが、ネタバレになってしまうので書けません。ドラえもんの最終回とでもいっておきますか(ちょっと違うけど)。

2008/10/07

素数?そうっすか

じっと見つめてるとなにか見えてきませんか?(きませんね)


カリフォルニア大学の数学者チーム(GIMPS)が、1300万ケタの素数を発見した。この念願の大発見には賞金10万ドル (およそ1060万円) が与えられるそうだ。ウィンドウズXP搭載のコンピュータ75台によるネットワークを利用し、世界中の何千人もの協力者の力で46番目のメルセンヌ素数を発見したという。

素数とは「1とその数以外のどんな自然数によっても割り切れない1より大きな数」で、2, 3, 5, 7, 11, 13, 17, 19, 23, 29, 31, 37, 41, 43, 47, 53, 59, 61, 67, 71, 73, 79, 83, 89, 97・・・と続く。この魅力に取り付かれると人生を棒に振るとまでいわれるそうだ(よほどパズル好きなのだろう)。

すでに「私たちは次の素数を探しています。可能性は低いですが」と語っているそうだ。ところで素朴な疑問だが、素数が発見されると何かの役に立つのだろうか。環境破壊で滅びようとしている地球。サブプライム等に端を発して世界経済が減速している現在、47番目の素数がわかると誰かが救われるのか。CO2の増加率やオゾン層の状態、海面の上昇率や干ばつのデータを収集解析したほうがよほど良いとおもうのだが(それはそれでやっているのでしょうが)。

仏教の経典には、「230単位、10の38桁乗」の数があるという。そこまでいかないと人は悟れないのだろうか。

これがその46番目のメルセンヌ素数(重いので回線に自信のある方限定です)

2008/10/06

狗神(いぬがみ)

2001年日本/R-15指定/★★★★★★6点


坂東眞砂子の同名小説の映画化。四国の山奥にある村を舞台に、「狗神」の血筋を受け継いだ坊之宮家とそれを忌み嫌う村人たちの閉鎖的で陰湿な関係。先祖祭りが近づいたある日、小学校に赴任して来た若い教師を巻き込んで、物語はますます暗く異常な淫靡(いんび)さを増していく。

暗いですねぇ、いやらしいですねぇ、怖いですねぇ、狂っていますねぇ。べつに妖怪変化が出て来て暴れ回るという話ではありません。全体を通して演出やカメラワークが見事です。さらに天海祐希を始めとする役者さんたちの演技が真に迫っていてありえない現実味があります。特に天海祐希さんが、始め老いた姿で出てくるのですが、だんだんと若返っていくあたり美しくも妖艶です。

一度ではちょっとわからないところもあるかもしれませんが、それはそれで観た人と話し合うか、どこぞの映画サイトで質問すればいいんじゃないでしょうか。横溝正史のシリーズを現代版に置き換えたような印象をうけました。ラストにももう少し厚みを持たせてほしかった。

2008/10/05

マカーって



exciteニュースにこんなのが載っていた。
Macユーザーは「人と違ったことが好き」、Windowsは「普通が好き」――アスキー調査
なにを今さらという気がしないでもないが、納得できる結果に「釣り?」と感じてしまうのはワシだけだろうか。血液型性格診断に置き換えると、さしずめMac使いは『B型』という感じがする。

なにを隠そうワシはB型だ。人畜無害、協調性に欠けるB型ですよー。だからMacが好きなのか、Macを使っていたからB型になったのか(んなこたないか)。

写真はマカーのための次世代トイレ「The Air Poo」

2008/10/04

あなたな〜らどうする〜♪

な〜くの あるくの しんじゃうの〜♪(しらんわな)


ベルリンで無職のドイツ人男性(56)が道端で現金1万6000ユーロ(約240万円)や金製の宝飾品が入った包みを見つけて当局に届け出たそうだ。男性は身体が不自由な息子と2人暮らしで、月額600ユーロ(約9万円)の失業手当で生活しているという。

「天から自分への贈り物のような気がした、暖房代にも役立てることができただろう。だが私の良心が自制した」と語ったそうだ。自分が同じ境遇で「どうする?」と問われれば即答できない。拾った額にもよるし、その時の経済状態や、精神状態にもよるからだ。

事実ワシは数年前、ローソンの入り口を出たところで財布を拾い(50万円くらい入っていた)、レジに届けたことがある。迷わなかったといえば嘘になる。ヘビ革の財布を拾い、なにげに中をのぞくと万札がギッシリ入っていたのだ。防犯カメラに拾うところが映っているかもしれないし、こんな財布の所有者はヤクザかもしれないし、警察に届ければお礼がもらえるかもとか、いろいろな思いが頭をよぎった。しかしそのときワシ自身、裕福ではないにしろ極端にお金に困ってはいなかったし、なによりましてそのローソンの店長がとても気さくでいい人だったのだ。

後日その店長が話してくれたところによると、落とし主は、自動車を現金で買った帰りで、中のお金はその余りというわけだ。カード類もたくさん入っており、その人は大変感謝していたそうだ。「感謝? それだけかーい!」と思ったが、その時ローソンのおやじは、「これはわたしからのお礼です」といって、ジャンボフランクフルトをごちそうしてくれた。

人生、試される場面が何度もある。善行をしたという満足感に浸りながら、涙目で食ったフランクフルトの美味かったこと。

2008/10/02

朝から射撃?



バンダイが、的を撃ってアラームを止める目覚まし時計『Gun O’clock(ガン オクロック)』を11月15日に発売するそうだ。音とともに起き上がったターゲットの中心を専用のガンで撃ち、命中しないかぎりアラームは止まらないという、バカバカしくも素敵な目覚まし時計だ。しかも一度命中しておとなしくなってもスヌーズ機能が働き、本体のスイッチを3秒間押さないとまた鳴りだすという二度寝防止にもなっている。

しかし、だ。はじめは楽しいかもしれないが、一週間も経つとめんどくさくなってきて枕元に本体を置いてしまい(すぐ止められるように)意味のないものになってしまいそうな気がする。しかも写真を見ると実にダサイ。せめてもう少し雰囲気を盛り上げるような(リボルバーとかガバメントのようなオートにするとか)シャレたデザインにしてほしかった。

いっそのこと、早く仕留めないと水鉄砲で攻撃してくるとか、あるいは「腰抜け野郎!」など100種類の悪態をついてくるとかふざけた機能をつけたらどうだろう。

2008/10/01

似てる?





我が家では、
クライヴ・オーウェンのことを「加山雄三」
ジャック・ブラックのことを「西田敏行」
フォレスト・ウィテカーのことを「鶴瓶(笑福亭)」
と呼んでいます。