用務員ぢょんたが日々勝手なことを書き綴っています。
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2008/12/28

七瀬ふたたび

2008年/NHKドラマ/★★★★★★★7点


「時をかける少女」を代表作とする筒井康隆原作のSFテレビドラマ、全10話。1972年に同じNHKで『タイム・トラベラー』というドラマがあり(「時をかける少女」が元)子どものころ夢中になって観ていた覚えがあるが内容はさっぱり思い出せない。

この「七瀬ふたたび」も、マジーメな感じのするNHK臭さプンプンの出来で、たいへん楽しく観させていただきました。主演の蓮佛美沙子さんは清純な感じで好感がもてるし、ヒーロー役の塩谷瞬クンは、イケメンだしカッコいいです。大河ドラマにせよ朝の連続テレビ小説にせよ、さすがNHKはキャスティングにこだわっている印象をうけます。

超能力(未知能力と呼んでいる)で、人の心の声が聞こえてきてしまう火田七瀬(テレパス)を軸に、予知能力、透視能力、念動力、時間移動などの能力を持った人たちの心の葛藤を描いています。自分たちの存在意義を確かめるために謎を追い求める超能力者たちと、その力を利用しようと企んでいる者たちの思惑が複雑に絡み合って次々と事件が起ります。

NHKの青春ものにしては、ラストがかなりシリアスです。くやしいというか、つらいというか、せつないというか、それでもうまくまとめてあります。(ちょっと納得がいかないところもあるけど)

いやー、こういう超能力もの好きなんです。では、現実に「エスパー」はいるのか! 「いない」という懐疑論者は「いままで疑う余地のないそういった人物は誰一人、世に出ていない(自称はいるが)」といい、「いる」という人は「あるとしないと説明がつかない事象が多すぎる。いても危険すぎて世に出るわけがない」という。

どんなことでも、一般的に「ないことを証明するほうが困難」だ。ひとつ見つければ「あることの証明」になるが、ないことを証明するには、そのすべてを調査しなくてはならない。これを「悪魔の証明」というらしい。いずれにせよ、世の中わかってないことがほとんどなのだから「ある(のかも)」としておいたほうが夢があっていいじゃないか。

2008/12/22

転訛



マンガンさんのコメントを受けてつくづく思いました「言葉なんていい加減なもの」だと。『富士』は「不死」あるいは「無事」が転訛したものだとか。たとえば、むかしの人が「あの山には霊験があり、登ると富と地位が得られるから富士ってどうよ」と、思いつきで言ったとします。それを聞いた人は、他の人に「そうなんだって」と伝える。そこですでに「不死山(ふしやま)」が「富士山(ふじやま)」に変化します。(ウソですが)

言葉はそうして別の言葉に、あるいは複数の言葉に変化してきたのだと思います。ですから、言葉のほとんどはむしろ元来の発音が訛った(変化した)ものだと言ってもいいでしょう。漢字が伝わる前から言葉はあったわけですから、のちに近い「音」の漢字が当てられたり、外来語が耳に聞こえたように表記されたり、または形態から、場所から、さまざまな条件の中から誕生し、流行していったのだと思います。

ほとんどの言葉には語源が複数あり、しかもその多くが現在とは「字」も「音」も異なっています。過去の文献などで証明されているものもあるようですが、だいたいは諸説あり、どれが本当か(またはどれもウソか)わからないのが現状のようです。語源由来辞典

そもそも『大和』はなぜヤマトと読むのか、邪馬台国(正式には邪馬壹国)がヤマトコクに変化したという安直な説もありますが、それじゃあなぜ「大和」という字を使ったのか。邪馬台国とか倭国(正式には倭奈)が出てくるのは中国の文献であって、日本の記紀にはそのような言葉は出てこないというのです。

『日本』だって同じで、もともと中国では、北のはてが「孤竹」、南のはてが「北戸」、西のはてが「流砂」、東のはてが「日下」という観念的な地理感覚があって、東方のことを「日下」と言ったのだそうです。それから当時あった扶桑国や倭国を統合してヤマト王権が出来て、八世紀初頭、大宝律令が確立されたときに『日本』という国号も定められたと言われています(「日下」を「日の本」という考え方から)。また、聖徳太子が「日出處天子云云」とかいって、隋の反感を買ったとかいう話もあり、当時から「太陽が昇る国」という概念はあったようです。

しかし、それすら推測でしかなく、どこかに「だから日本とした!」と書いてあるわけでもないので、実際のところはハッキリしていないのです。

そんなわけで、国号の由来すらわかっていない国の、言葉のひとつをとって「この説は間違っているか」と議論しても結論の出ない話だと思うのです。そういった証明は専門分野の言語学者や考古学者に任せておいて、一般人は「へーへーへー」とか「ありえねー」とかネタで盛り上がるのがちょうどいいのかもしれません。

カンボジア→カボチャ、アメリカン→メリケン、イクラ→ikra(ロシア語)など、外国語由来といわれる日本語もたいへん多いです。しかしそれすら、本当かウソか聞いた人が自分で租借するしかないのではないでしょうか。

もうじきにクリスマス。語源は「クリストゥス・ミサ」で、サンタクロースは「セント=ニコラウス」だと当たり前のように書いてありますから、きっとそうなんでしょう。

写真は、以前マンガンさんから聞いた「聖徳太子が持っているのは携帯電話ではないのか?説」(一度に10人との同時通話が可能らしい)
「なんかカッコよくなくなくない?」

2008/12/21

九死に一生スペシャル



道を歩いていたら上から石ころが降ってきた。1センチもない小さなものだ。都会を歩いているとなんとなく怖いのはワシだけだろうか。昨年だったか、池袋のパルコから自殺女性が降ってきて、真下にいた男性が巻き添えをくって意識不明の重体という事件があった。

高いビルの谷間を歩いているわけで、上にはたくさんの人が生活している。なにが降ってきても不思議じゃない。それなのに街を歩いている人で上を気にしている人なんて見たことがない。そんなこといちいち気にしていてもしょうがないと思っているのだろう。

さらに横断歩道での信号待ちや地下鉄のホームで電車が入ってくる時など、とにかく人が多いので、先頭だと後ろが気になってしかたない。後ろから突き飛ばされたら確実に終わりだ。田舎者のワシが、特に人を信用していないということなのかもしれないが、よくまあみなさん平気で突っ立っていられると感心してしまう。

そんなことを考えながら先頭で信号待ちをしていて、ふと横断歩道を見ると、なんと片側3車線の道路をゴキブリが横断しているではないか! 勢いよく数台の車が通過していったが轢かれなかった。止まったり動いたりしながら道路なかほどまで進んでいる。さらに数台通り過ぎて見えなくなり、歩行者用の信号が青に変わったのでワシは渡りはじめ、「さすがに一巻の終わりだろ」と思いながら、遺体があるであろう位置に目をやってみると、彼は生きていた。全然ヘーキで歩いていた。都会の生物はじつにたくましい。

2008/12/18

最近知ったこと



冬といえば「カニ」だ。タラバガニ、ズワイガニ、マツバガニ、ケガニ、といろいろある。ところで「松葉ガニ」とか「毛ガニ」は、その形状から来ている名前だとわかるのだが、「タラバ」ってなんだ?「ズワイ」ってなんだろうと思っていた。

タラバは「鱈(タラ)」が獲れる場所に生息しているから「鱈場」で、ズワイは「スワエ」が訛ったものらしい。「すわえ」とは、辞書を引くと「木の枝や幹から細く長くのびた若い小枝」とある。なるほど、ズワイも形状からきているわけだ。



他に知ったことは、国歌「君が代」に出てくる「さざれ石」とは、小さな砂利のような石のこと。歌詞の内容からすると、それが石灰石の作用などにより自然に塊になったものだそうだ。小さな小石が集まって国家を形成する。まさにローリングストーンズというわけだ。



さらに、学生服のことを「学ラン」というが、この「ラン」とは何ぞやと疑問に思っていたが、どうやら江戸時代に洋服全般のことを「蘭服」と呼んだことからきたらしい。「学生の蘭服」→「ガクラン」というわけだ。

知らないことが多すぎる。毎日が「ヘーヘーヘー」の連続だ。そんな話でもしながら忘年会でカニ鍋でもつつきたいものだ。
「おまえはもう 食っている」 「た ら ば !」

2008/12/15

景気後退



マンション分譲を手がける「日本綜合地所」が、来年採用予定だった約30人の内定を取り消したというニュースが出ていた。会社は謝罪説明会を開いて「ひとり当たり100万円の慰謝料を支払う」という方針らしい。まだ働いてもいないのに大金がもらえて「ドイー」と思ってしまったが、学生側からは「納得できない」という声が上がっているという。

冷静になって考えてみれば、内定が決まったことで就職活動はしてないだろうし、また来年一年を棒に振るには、たしかに100万円じゃ安すぎるだろう。しかし1円も出ないところだってあるのだから、まあ「無いよりはまし」と思ってあきらめるしかない。

トヨタ自動車の役員のボーナスなしとか、多くの会社で非正規雇用者の解雇など、サブプライムに端を発した不景気風が世界中に吹き荒れている。そんな中、12月7日に「楽天市場」では、1日の売り上げが30億円という過去最高を記録したのだそうだ。寒いし、出歩きたくないこの季節、でも、なにかと必要なものはある。値段が比較しやすいネットショップには「不況」なんてどこ吹く風のようだ。

さらに不景気だからこそ売れるものもある「招き猫」だ。現在では多種多様になり、熱心なコレクターも多いとか。

「苦しい時は 神でもわらにすがる」(なんだそりゃ)

2008/12/13

秘密の趣味



ちょうど師走に入った頃だった。夜、商店街の路地裏を歩いていると、すぐ脇で“ガサゴソ”と音がする。反射的に目をやると、人がゴミ箱に頭を突っ込んで何やら漁っているようだ。一瞬ホームレスだろうと思い、目をそらそうとして気が付いた。「若い」。20代半ばとしか思えないほどの雰囲気で、髪型も普通、ダウンジャケットにデニム姿で、しかも太っている。秋葉原にたくさんいそうな、ごく普通のオタクっぽいデブだ。

適当にチョイスしてどこか落ち着ける場所で食えばいいものを、手づかみで一心にむさぼり食っている。まるでゾンビ映画のワンシーンを観たような衝撃にワシは数歩避けてしまったほどだ。(もし顔がこちらを向いたら走って逃げただろう)

とてもホームレスとは思えなかったので、そのことを後日娘に話したら「ひょっとしてそういう趣味なんじゃないの」といわれた。「するべきではないとわかっていながら、やらずにはいられない」。たとえば切った爪や、脱ぎ捨てた靴下の匂いをなにげに嗅いでしまう。そういう変な癖のパワーアップバージョンなのだろうか。

高級料理店のゴミ箱には、分厚いステーキや車エビの天ぷらとか、それこそ手つかずで捨ててあると聞く。彼もその魅力に取り憑かれた一人なのだろうか。だからあんなに体格もよく太っていたのかもしれない。

そういえば、どこぞの会社が売り出した「男性用ブラジャー」がバカ売れだそうだ。その「メンズブラ」だか「オレブラ」を着けている人は、「落ち着く」とか「やさしくなれる」とかいっているそうだ。冗談であってほしいがどうやら本当らしい。誰に迷惑をかけるわけではないのだからいいけど、自分だけの秘密はそっと胸にしまっておいてほしい。。。

2008/12/10

ディスタービア

2007年アメリカ/★★★★★★6点


学校で暴力事件を起こして自宅謹慎になってしまったケール。足首には監視システムを付けられ、外すことも自宅の敷地から出ることもできない。退屈しのぎに隣近所を双眼鏡でのぞいていたのだが、ある日、不審なものを見てしまう。

冒頭いきなりショッキングなシーンから始まりますが、そのあと中盤まではわりと軽いノリで「ラブコメ?」と思うほどです。が、しかし、後半になるとだんだん危険な香りがしてきて、かなりドキドキします。物語をわかりやすくするために、なにかと「事情」は省いてあるようですが、そのぶん内容が薄っぺらな感じがしないでもありません。

「命より大切な60GB」みたいなセリフでiPodが出てきますし、パソコン、ビデオカメラ、携帯電話等を連動させた現代っ子ならではの「のぞきテク」が見モノです。

2008/12/05

もーいくつねると〜♪



こんどの元旦は1秒長いというのをご存知だろうか。3年ぶりにおこなわれる「うるう秒」というやつだ。

時刻の基準になるものは二つある。ひとつは地球の自転で、一回転すると当然24時間(86400秒)となる。そしてもう一つは原子時間で、セシウム133の原子の放射周期を基準に定められている。とまあ、なんとも小難しいが、早い話、原子時間のほうがより正確で、誤差は数十万年に1秒だというから驚きだ!

一方、天文時のほうは、地球の自転がさまざまな自然の影響により、ほんの少しずつズレるというのだ。ズレるといっても1日平均0.001~0.0015秒というからたいしたことはないのだが、だからといって正確な原子時だけを使っていると、何百年後かには「初日の出がお昼頃」になってしまう。

それではなにかと都合がわるいということで、ちゃんとそのズレを監視する機関があって、誤差が0.9秒を超えそうになると「次、そろそろやりますか!」てなぐあいに予定を立てて1月1日とか7月1日に実行するのだそうだ。

では、2010年1月1日のいつやるかというと、日本では朝の8時59分59秒だ。通常59秒のあとは00秒だが、この日だけは60秒が挿入される。58・・59・・60・・00・・となる。だからといって電話の時報を聞いていても体感できるものでもない、「九時丁度をお知らせします・・プッ・・プッ・・プッ・・プッ・・ポーン」というように「プッ」が一回多いのではなく、どうやら100秒前から1/100秒ずつ長くしてあるらしい(1秒が1.01にしてある)。

そんなわけで、たいへんお得な元旦だが、実感する方法がない。できるとしたら正確な時報の前で(どこにあるかしらないが)ストップウォッチを片手に8時58分ちょうどからスタートさせて、9時1分ちょうどに止めてみる。きっと181秒経っているはずだ。

楽しいことをしているときは時間が経つのが早く感じられる。逆にただぼんやりなにかを待っているときなどは、やたらと長く感じる。それはきっと、天文時でも原子時でもなく、自分時がほんとうに変化しているのかもしれない。寝てばかりいる猫たちの一日は人間と比べるとそうとう長いものなのだろう。

2008/12/03

メトロポリス2035

2007年アメリカ/★★★★4点


でました!アルバトロスです。観たのがちょっと前だったため、いざ評価を書こうと思ったけど内容がよく思い出せませんでした。それくらい印象の薄い話ということです。

2035年の未来都市はよく整備され、犯罪も激減して人々は平和に暮らしていた。しかし身体の中にICチップを埋め込まれシステムによって管理されているその世界は、実は「そう見えているだけ」の虚構の風景だった。さらに悪者は脳を直接コントロールできるシステムを開発して世界の支配者になろうとしていたのだ!

ブルース・ウィリス似のハゲのおっさんが下級警察官で、地下組織のキュートなおねいちゃんと知り合い悪い奴をぶっつぶすというお決まりのパターンですね、はい。

アルバトロスにしては、VFXはかなり立派なものでした。話はそれなりにあって、まあまあ観れるんじゃないかと。ちなみに、さすがというかポスターに写っている人たちは出てきません(たぶん)。しかもこんなSWAT部隊みたいなカッコいいシーンもありません。(背景はまあそれっぽいです)

2008/12/01

タバコ値上



「1箱千円にしろ」とかいわれているが、具体的には09年度税制改正で「1本当たり3円程度引き上げる」という増税案が出ているらしい。実現すると来年あたりタバコは1箱360円ぐらいになりそうだ。

禁煙(自分で決めた)の部屋に住んでいるワシは最近吸う本数が減ったので、その程度の値上げではやめる気にならないが、ヘビースモーカーの人たちはかなり痛いだろう。

写真は「素数」という会社から発売している「ニコレスタイルmismo(ミスモ)」。充電式で、吸うと先端のLEDライトが点灯して、吸い口から霧状化された水蒸気が出てくる仕組み。各種の香りを楽しみながらリラックスできる。水蒸気の煙にはコエンザイムQ10やビタミンCが配合されていて、気休めではあろうが体にもいいということだ。
それこそ実際、1000円になってもなかなかやめられない人は、こういうものでも買って本数を極端に減らすしかないだろう。