用務員ぢょんたが日々勝手なことを書き綴っています。
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2009/02/03

お詫び また引っ越ししました

ご覧いただいているみなさまから時々「おそい」という苦情をいただくので、また自前のサーバに引っ越しました。やはり無料マンモス団地だと無理があるようで、更新していても重かったりエラーしたりもしていました。今回は自分が借りているサーバといっても〈フリーCGI設置〉ではなく、サーバ会社が用意してくれているものなので、以前のように不具合が起ることも少ないのではないかと思います。

みなさまにはご迷惑をおかけいたします。m(_ _)m
新しい「用務員日誌」はこちらです。

2009/02/01

お風呂



さむいこの時期は、やはりお風呂が一番だろう。ところが、そのうれしいお風呂で死亡する人が、年間1万人以上もいるというのだから驚きだ。日本において自殺者数が約3万人、交通事故死者数が5千人と比べてみてもその多さがうかがえる。交通事故で死ぬより風呂に入って死ぬほうが倍も確率が高いのだ。まさに「あー、極楽ごくらく」とはこのことだ。

なぜ風呂で死ぬのか。NHKの「ためしてガッテン」でもやっていたが、ようするに寝てしまうのだ。ワシは風呂で眠ってしまったことはないのでよくわからないが、知り合いにも「お風呂で寝てしまった」という話は聞いたことがある。番組によれば、お湯につかると一瞬血圧が上がり、そのあと徐々に血圧は下がっていくものなのだそうだ。

血管が暖められて膨張するので道が広くなり、そのため圧力が下がるらしい。お湯の温度が高ければ高いほどその落差は顕著で、高温のお風呂に入ると通常ではあり得ないほどの血圧低下を引き起こすのだという。ようは「失神」しているのに近い状態だ。それを気持ちがよくて眠っていると勘違いしている人はいつか死ぬだろう。

眠っているのだから、ズルズルッと体が下がり顔が湯船につかる瞬間「ウワップッ!」と目が覚めるだろうと思ったら甘い。実は意識を失っているので目は覚めない。顔が水に浸かると条件反射が働き呼吸をしなくなるので、窒息してそのまま天国へ逝ってしまうわけだ。事実、お風呂で亡くなった人の肺にはほとんど水が入っていないのだそうだ。

「熱い風呂じゃなきゃヤダ」という人は特に危険なわけだが、番組でも紹介していた方法はいいかもしれない。それは、お風呂に入る数分前に熱くしたシャワーを湯船に向けて放射しておくというものだ。で、温度計を置いておいて湯温が40度以上にならないようにする。これなら急降下の血圧低下はまず起らないらしい。湯温は高くなくても浴室内の温度が高いので体は十分暖まるのだそうだ。

そもそも冬は浴室が寒いので「熱いシャワー作戦」はもともと実践しているひとが多いのではないだろうか。本人は極楽気分かもしれないが、フルチンで溺死なんて、ワシはいやだ。だいたい家族にも迷惑だろう。

とはいえ風呂はいい。書いているうちに無性に温泉とかいきたくなってきたぞー。たまにはの〜んびりとさぁ。

【温泉好きをうならせる"いい湯"はどこ? 情報投稿サイト「温泉データベース」】

2009/01/30

ルパン三世 GREENvsRED

2008年4月発売【ルパン三世生誕40周年記念作品】OVA/★1点


時間軸がバラバラで、物語の主になるものもなく、曖昧で象徴的と、非常に難解なストーリーになっています。これを観て理解できる人がいるのだろうか。観終わって感動する人が何人いるだろう。奇を狙ったつもりだろうが、完全に「奇をてらっている」-1点。自己満足というかマスターベーションというか、こんな作品を作ってしまって、ルパンファンからブーイングの嵐だろう。

ルパン三世の中で、いまだにダントツ一番人気なのは、やはり宮崎駿の「カリオストロの城」だ。そりゃ、一部のマニアからは「あんなのルパンじゃない」という声も聞くが、ワシにいわせれば、むしろあれ以外ルパン三世じゃないと思っている。30年前の作品にもかかわらず何度観ても感動させてくれる。



余談だが、これはカリオストロ城の元ネタになったといわれる、フランス西海岸、サン・マロ湾上に浮かぶ小島に築かれた『モンサンミシェル』という修道院(干満の差が15メートル以上もあり引き潮のときしか陸橋が現れない)

最近は「もう一度観たい」と思える作品が少なくなった。大変さみしいことだ。

個人的アニメベスト10を思いつくままにざっと上げてみるとこんな感じ
(年代順)
1977年『家なき子(TV)』チーフD:出崎統、作画監督:杉野昭夫
1978年『未来少年コナン(TV)』宮崎駿
1979年『ルパン三世(カリオストロの城)』宮崎駿
1979年『銀河鉄道999(劇場版)』りんたろう
1986年『天空の城ラピュタ』宮崎駿
1998年『カウボーイビバップ(TV)』渡辺信一郎
2003年『東京ゴッドファーザーズ』今敏
2004年『雲のむこう、約束の場所』新海誠
2006年『涼宮ハルヒの憂鬱(TV)』石原立也
2007年『ストレンヂア 無皇刃譚』安藤真裕

2009/01/27

Xファイル2

2008年/アメリカ/★★★★★★★7点


超常現象ブームの火付け役的番組「Xファイル」のモルダーとスカリーが帰ってきた。すでにFBIを退職していた二人だったが、ある誘拐事件をきっかけに呼び出されることになってしまう。

ことのあらましがビジョンとして見える神父の証言をもとに捜索をすると、雪原の下から男性の腕が発見された。そしてさらなる誘拐事件が起り、氷の下からバラバラの遺体まで見つかる。はたして老人は本当に霊視が出来るのか! 犯人は何の目的で殺害を繰り返すのか! 危険をはらみながら徐々に謎が解けてゆき、衝撃の事実が明らかになる!

怖いですねー。ショッキングですねー。かなり引き込まれます。二人とも歳こそとっていますが、相変わらずの名コンビです。ただ、UFOだの心霊だのという超常現象的な部分は抑えられていますので、そのつもりで観ると肩すかしを食らうかもしれません。

きょうの映画の一言「あきらめるな」

2009/01/23

ちくわぶ



晩飯を作るのがめんどくさかったので、ご飯を炊いてコンビニのおでんで済ますことにした。時間的に遅かったせいか、ちくわもはんぺんも、なんとか巻きもない。やっぱ「おでんは練り物だろ、とふとみると「ちくわぶ」があるではないか。(この時点でワシはちくわぶとは、ちくわの仲間で製造方法や形が若干異なるだけのものだと思っていた)

生まれてこのかた「ちくわぶ」というものを一度も食べたことがなかったワシ。「なんじゃこりゃー」である。ちくわやはんぺんというよりも、これはすいとんに近い。ただ小麦粉を練り合わせただけの粉っぽい餅のようなものだ。あまりうまいものじゃない。名前にだまされた気がした。

【ちくわぶ(竹輪麩)】関東(江戸・特に下町域)独特のこの食べ物は、小麦の中に水と少量のグルテンを加え、竹輪型にはめ、ゆであげた麩(ふ)もどきです。そこからついた名が『竹輪麩』です。

ようするに魚肉が希少だったので考案された代用品ジャマイカ! かまぼこやちくわを名産品とする土地で美味いちくわを食べて育ったワシの口には合わん。おでんの具としても認めたくないぞ。ぜひ「竹輪型すいとん」と改名してもらいたい。

2009/01/20

遂に翻訳コンニャクか!



NECが、携帯で動作する省リソースな組み込み日英/英日通訳ソフトを開発したそうだ。プログラムを携帯電話などに組み込み同時通訳を可能にするという。動作は「英語で発話→テキストで画面に表示→翻訳を実行→結果を日本語で表示」という手順になる。もちろん「日本語発音→英語を表示」という逆もできるが、最後の「○○語で表示」というところに「→○○語を再生」がつけば、まさにドラえもんの「翻訳コンニャク」だ。

まだ、具体的な商品化はこれからだそうだが、近い将来、海外旅行をする際にも携帯電話さえ持っていれば言葉の国境も越えられそうだ。

2009/01/17

マタンゴ

1963年/東宝(カラー作品)/★★★★★★6点


嵐によって遭難した豪華ヨットは霧に包まれた無人島に漂着した。食べ物はほとんどなく、あるのは不気味なキノコばかり。やがて食料不足などからお互いがいがみ合い、ひとり、またひとりと禁断のキノコを食してしまう。極限状態の人間のエゴイズムを鋭くえぐり出した特撮怪奇ホラー。

怖いですねぇ、醜いですねぇ〜、美味そうですねぇキノコ。いま観ると突っ込みどころがかなりあります。幼稚なカメラワーク、ちゃちな特撮、怖さを一生懸命演出していることも伝わってきます。いまでは使わないセリフや当時の社会背景が相まって、なんとも不思議な魅力を醸し出しています。

マタンゴは、設定では吸血怪人ゆえ人を襲うのだそうだが、鳥さえ近づかない無人島なので、やがて共食いが始まりいつか絶滅してしまうのかもしれない。そしたらキノコだけが生息し続けるわけだ。そしてまた誰かが流れ着いて・・・マタンゴは永久に不滅です!

ロケは伊豆大島と八丈島で行われたそうですが、いたるところにマムシやムカデ、害虫がいて、スタッフや俳優は苦労したとか。

2009/01/16

平均顔



ひとつのジャンル、たとえば職業別であったり、趣味のグループや、年齢別などの顔写真を平均化すると、いかにもそれっぽい顔になるというのが「平均顔」。写真は現代の美人といわれる人を集めて平均化したものだそうだ。たしかに美人だ。テレビとかで見たことがあるような気までする。だがしかし、どうもマネキン人形のようで心を感じない。

よく「美人は三日で飽きる。ブスは三日で慣れる」といわれるが、まさにそんな感じだ。人間、内面が顔に出てくる。はじめ「ん〜」だと思ってもその人の中身を知るといつしか愛らしく見えてくるというものだ。ようは人間顔じゃない。個性が大切なのだと最近つくづく思う。

2009/01/15

下を見ていたら



近所の路地裏を歩いていたら段ボールが数個置かれていて張り紙がしてある。『差し上げます。ご自由にお持ちください』。箱の中には食器だとか電球だとかごちゃごちゃ入っている。あたりに人がいないのをいいことに、すかさず物色してしまった。

収穫は「サントリーのアイスペール(未使用品)」「小振りのお盆」「100wの電球3個(未使用品)」「たち吉の小皿3枚(未使用品)」ってぇ、ワシぁ、こんじーか!
『キシリア様に伝えてくれ あの小皿は良いものだ』

2009/01/14

マンホールのフタ



田舎者は都会で上ばかり見ているわけではない。なにか落ちてないか下だって見ているのだ。すると時々目にするのがマンホールのフタ。ズレていると気になって仕方がない。ちゃんとハメとけよな。作業した人の性格がうかがわれる。



やはり、こうあるべきだろう。

2009/01/13

ヘルボーイ2

2008年/アメリカ/★★★★★★6点


アメコミ人気シリーズの映画化の続編。あの赤鬼をイメージしたヒーロー「レッド」が帰ってきた。全身真っ赤で、根元だけの切り株状の角、関取を思わせるちょんまげ、長い尻尾、そして最大の外見的特徴は、溶岩が固まって出来たような巨大な右腕だ。

VFXを駆使した特殊映像は見事です。ストーリーはコミカルな部分も多く、なかなか楽しめる作品に仕上がっています。ただ前作と比べると主人公のロン・パールマンが年取ったせいか、かなりやつれて見えます。巨漢が売りなんだから、着ぐるみでも特殊メイクでも使ってもっとハツラツとして欲しかったです。

発火少女や半魚人をはじめ個性豊かなキャラクターが多数登場して、オドロオドロしくも摩訶不思議な世界を堪能できます。監督は『パンズ・ラビリンス』のギレルモ・デル・トロです。このひと名前からしてもホラーっぽいわけで、切れるも出るトロトロ・・『血がぁ』って感じです。

2009/01/12

倒置法?



テレビで「菊池寛」の言葉を紹介していた。それ自体は向田邦子が自分のエッセイの中に記したもので、向田が小学生のとき学校でおこなわれた講演に招かれた際の菊池の言葉だそうだ。

『人を批評したり判断する時には欠点を先に言いなさい。「あの人は、人は好いが、だらしがない」というとだらしがない人ということになってしまう。しかし「だらしがないが、好い人だ」と考えれば世の中は楽しくなります』

ちょうど前日、妻と話をしていて同じようなことを言っていたので、偶然の妙を感じてしまった。妻が言っていたのは、魔夜峰央の漫画に書いてあった言葉だそうで、「隣のオヤジは働き者だけど、大酒飲みだ」というと単なる大酒飲みだけど、「隣のオヤジは大酒飲みだけど、働き者だ」というと難はあるが良い人物だということになる。

いわゆる「倒置法」とは異なるが、同じ形容詞や形容動詞の連続でも、うしろにきたほうの印象が強くなる。これは先の形容詞を「が」や「だけど」で打ち消しているためで、順番を変えるだけでずいぶん印象が違う。

いっぽう幼児教育だと、なにかを達成したときには「とにかくいっぱい褒めてやりなさい」そして、問題のあった箇所を「でも、こんどは○○できるともっといいね!」と、先におだてておいて、最後にそれとなく指摘をするという教えかたが一般的なようなので、上の方法がなんでも当てはまるというわけでもなさそうだ。

「あんたなんて バカでマヌケで 顔はわるいしスタイルもよくない 才能もないしお金もない 性格悪いし気が利かないし優しいところなんてこれっぽっちもないけど でも好きよ」(ってぇ、好きなのかよ)

2009/01/10

音故知新



よく『演歌』と聞くと「古くさい」とか「どこがいいの」とか「みんな一緒に聴こえる」という人がいる。先日、知り合いの女性が友達に自分のiPodを見せたら「入れてある曲が古い」と笑われたそうだ(演歌ではないが)。

しかし、よく考えてみてほしい。曲は古くなったりしない。錆び付いたのは自分の感性だということを。誰だって自分に合った好きな曲や音楽のジャンルがある。それは思い出とリンクしている場合もあるし、メロディーラインが自分好みだということもあるだろう。

歌詞の内容が好きだったり、そのアーチストのものだったらなんでもよかったり、果ては音さえしていれば、波の音でも線路の音でも、街の雑踏でも心地よかったりする。それを、50年前の白黒テレビと、いまの大画面薄型テレビの性能を比べるように笑ったその人こそ、希薄な価値観しか持っていないとあわれに思ってしまう。

最近の音楽がダメだといっているわけではない。今の曲だって心を打つ良いものはたくさんある。しかし、それをただ追いかけるだけで「古いものは悪しきもの」「過去のものはダサイもの」と感じてしまう人たちがたくさんいることも現実だ。

流行っているものがあれば、みんなが認めているものなのだから、それが一番良いものだという安直な気持ちで求める。時が経てばルーズソックスや、かかとが20センチもある靴のように下駄箱にも入らず消えてゆく。その行動の中に自分というものはどこにもいない。

もし、そのiPodの中にモーツアルトやシューベルトなどクラシック曲がギッシリ入っていたとすればどうだろう。その友達も笑うどころか「スゴいね」と尊敬のため息を漏らしたに違いない。とっても古い曲にもかかわらず。

最近、Jポップにラップ系のものが多くなった。言葉遊びというか、あれはあれでなかなかシャレていてノリもいい。しかし聴いていると、どうも「トニー谷」がかぶってきてしまって、カッコいいというよりも、むしろ滑稽な感じがしてしまうのは歳のせいざーんす。

2009/01/07

超常現象



年末のテレビ番組を録画しておくように妻から頼まれたワシ。しかし、その日、久しぶりに友人Mさんと会って、話し込んでいるうちにそんなことはすっかり忘れてしまっていた。

さらに、自分の母親が「超常現象大好き女」だということをよく知っている娘からも「おもしろいのやってるよ」とメールが入ったにもかかわらず「まあいいや」と軽くながしてしまったワシ。

仕事から帰ってきた妻にそのことを伝えると、まるで釣り上げられたばかりのフグのようにほっぺを膨らませて、不満をアピールしていた。or2

その番組とは、12月30日に放送していたテレビ朝日の「ビートたけし緊急報告禁断の衝撃スクープ!! 超常現象(秘)Xファイル」だ!

数日後、別の友人Uさんが遊びにきて「こういうの好きだったよね」と持ってきてくれたのは、なんと!その番組じゃあーりませんか!(ありがてぇ〜)。そのときの彼は、まるで無人島に漂流したワシに、ヘリから救援物資を落としていってくれたレスキュー隊員に見えた。

翌日、さっそくひとりで観てしまったワシ(どこまでも勝手な奴)。UFO、宇宙人、UMA、超能力、心霊現象、空飛ぶペンギンまで、なんでもアリの内容に狂喜乱舞。しかもインチキ臭いネタがまたたまらない。おもしろいわー、こういうの。

ちなみに妻はまだ観ていない。

2009/01/02

正月



不景気だろうが、異常気象だろうが、とりあえず新年はやってくる。実はワシは、今年「年男」なのだ。何周目になるかは謎だ。忘れた。

というわけで(どういうわけだ)、ついにiPhoneを手に入れた。これは実にイイ! 想像していた以上に素晴らしい! ふだんパソコンでしていることがほとんどこれひとつで出来てしまうのだ。

すべてのメール(パソコンのメールも)が受けられる。インターネットもフルブラウジングできる。オーディオプレーヤーやポータブルムービープレーヤーにもなる。GPSでナビもオッケー。携帯電話だから、もちろん音声通話は出来るし、デジタルカメラもついている。

さらに10000種を超える豊富なアプリを、使う人の好みに合わせてワンタッチで購入することができる。値段は無料から数百円と安く、しかも毎日増え続けている。

これだけ便利なので、つい依存してしまうのはたいへん危険と感じつつも、どっぷりハマっているワシだった。