用務員ぢょんたが日々勝手なことを書き綴っています。
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2008/12/28

七瀬ふたたび

2008年/NHKドラマ/★★★★★★★7点


「時をかける少女」を代表作とする筒井康隆原作のSFテレビドラマ、全10話。1972年に同じNHKで『タイム・トラベラー』というドラマがあり(「時をかける少女」が元)子どものころ夢中になって観ていた覚えがあるが内容はさっぱり思い出せない。

この「七瀬ふたたび」も、マジーメな感じのするNHK臭さプンプンの出来で、たいへん楽しく観させていただきました。主演の蓮佛美沙子さんは清純な感じで好感がもてるし、ヒーロー役の塩谷瞬クンは、イケメンだしカッコいいです。大河ドラマにせよ朝の連続テレビ小説にせよ、さすがNHKはキャスティングにこだわっている印象をうけます。

超能力(未知能力と呼んでいる)で、人の心の声が聞こえてきてしまう火田七瀬(テレパス)を軸に、予知能力、透視能力、念動力、時間移動などの能力を持った人たちの心の葛藤を描いています。自分たちの存在意義を確かめるために謎を追い求める超能力者たちと、その力を利用しようと企んでいる者たちの思惑が複雑に絡み合って次々と事件が起ります。

NHKの青春ものにしては、ラストがかなりシリアスです。くやしいというか、つらいというか、せつないというか、それでもうまくまとめてあります。(ちょっと納得がいかないところもあるけど)

いやー、こういう超能力もの好きなんです。では、現実に「エスパー」はいるのか! 「いない」という懐疑論者は「いままで疑う余地のないそういった人物は誰一人、世に出ていない(自称はいるが)」といい、「いる」という人は「あるとしないと説明がつかない事象が多すぎる。いても危険すぎて世に出るわけがない」という。

どんなことでも、一般的に「ないことを証明するほうが困難」だ。ひとつ見つければ「あることの証明」になるが、ないことを証明するには、そのすべてを調査しなくてはならない。これを「悪魔の証明」というらしい。いずれにせよ、世の中わかってないことがほとんどなのだから「ある(のかも)」としておいたほうが夢があっていいじゃないか。

2008/12/22

転訛



マンガンさんのコメントを受けてつくづく思いました「言葉なんていい加減なもの」だと。『富士』は「不死」あるいは「無事」が転訛したものだとか。たとえば、むかしの人が「あの山には霊験があり、登ると富と地位が得られるから富士ってどうよ」と、思いつきで言ったとします。それを聞いた人は、他の人に「そうなんだって」と伝える。そこですでに「不死山(ふしやま)」が「富士山(ふじやま)」に変化します。(ウソですが)

言葉はそうして別の言葉に、あるいは複数の言葉に変化してきたのだと思います。ですから、言葉のほとんどはむしろ元来の発音が訛った(変化した)ものだと言ってもいいでしょう。漢字が伝わる前から言葉はあったわけですから、のちに近い「音」の漢字が当てられたり、外来語が耳に聞こえたように表記されたり、または形態から、場所から、さまざまな条件の中から誕生し、流行していったのだと思います。

ほとんどの言葉には語源が複数あり、しかもその多くが現在とは「字」も「音」も異なっています。過去の文献などで証明されているものもあるようですが、だいたいは諸説あり、どれが本当か(またはどれもウソか)わからないのが現状のようです。語源由来辞典

そもそも『大和』はなぜヤマトと読むのか、邪馬台国(正式には邪馬壹国)がヤマトコクに変化したという安直な説もありますが、それじゃあなぜ「大和」という字を使ったのか。邪馬台国とか倭国(正式には倭奈)が出てくるのは中国の文献であって、日本の記紀にはそのような言葉は出てこないというのです。

『日本』だって同じで、もともと中国では、北のはてが「孤竹」、南のはてが「北戸」、西のはてが「流砂」、東のはてが「日下」という観念的な地理感覚があって、東方のことを「日下」と言ったのだそうです。それから当時あった扶桑国や倭国を統合してヤマト王権が出来て、八世紀初頭、大宝律令が確立されたときに『日本』という国号も定められたと言われています(「日下」を「日の本」という考え方から)。また、聖徳太子が「日出處天子云云」とかいって、隋の反感を買ったとかいう話もあり、当時から「太陽が昇る国」という概念はあったようです。

しかし、それすら推測でしかなく、どこかに「だから日本とした!」と書いてあるわけでもないので、実際のところはハッキリしていないのです。

そんなわけで、国号の由来すらわかっていない国の、言葉のひとつをとって「この説は間違っているか」と議論しても結論の出ない話だと思うのです。そういった証明は専門分野の言語学者や考古学者に任せておいて、一般人は「へーへーへー」とか「ありえねー」とかネタで盛り上がるのがちょうどいいのかもしれません。

カンボジア→カボチャ、アメリカン→メリケン、イクラ→ikra(ロシア語)など、外国語由来といわれる日本語もたいへん多いです。しかしそれすら、本当かウソか聞いた人が自分で租借するしかないのではないでしょうか。

もうじきにクリスマス。語源は「クリストゥス・ミサ」で、サンタクロースは「セント=ニコラウス」だと当たり前のように書いてありますから、きっとそうなんでしょう。

写真は、以前マンガンさんから聞いた「聖徳太子が持っているのは携帯電話ではないのか?説」(一度に10人との同時通話が可能らしい)
「なんかカッコよくなくなくない?」

2008/12/21

九死に一生スペシャル



道を歩いていたら上から石ころが降ってきた。1センチもない小さなものだ。都会を歩いているとなんとなく怖いのはワシだけだろうか。昨年だったか、池袋のパルコから自殺女性が降ってきて、真下にいた男性が巻き添えをくって意識不明の重体という事件があった。

高いビルの谷間を歩いているわけで、上にはたくさんの人が生活している。なにが降ってきても不思議じゃない。それなのに街を歩いている人で上を気にしている人なんて見たことがない。そんなこといちいち気にしていてもしょうがないと思っているのだろう。

さらに横断歩道での信号待ちや地下鉄のホームで電車が入ってくる時など、とにかく人が多いので、先頭だと後ろが気になってしかたない。後ろから突き飛ばされたら確実に終わりだ。田舎者のワシが、特に人を信用していないということなのかもしれないが、よくまあみなさん平気で突っ立っていられると感心してしまう。

そんなことを考えながら先頭で信号待ちをしていて、ふと横断歩道を見ると、なんと片側3車線の道路をゴキブリが横断しているではないか! 勢いよく数台の車が通過していったが轢かれなかった。止まったり動いたりしながら道路なかほどまで進んでいる。さらに数台通り過ぎて見えなくなり、歩行者用の信号が青に変わったのでワシは渡りはじめ、「さすがに一巻の終わりだろ」と思いながら、遺体があるであろう位置に目をやってみると、彼は生きていた。全然ヘーキで歩いていた。都会の生物はじつにたくましい。

2008/12/18

最近知ったこと



冬といえば「カニ」だ。タラバガニ、ズワイガニ、マツバガニ、ケガニ、といろいろある。ところで「松葉ガニ」とか「毛ガニ」は、その形状から来ている名前だとわかるのだが、「タラバ」ってなんだ?「ズワイ」ってなんだろうと思っていた。

タラバは「鱈(タラ)」が獲れる場所に生息しているから「鱈場」で、ズワイは「スワエ」が訛ったものらしい。「すわえ」とは、辞書を引くと「木の枝や幹から細く長くのびた若い小枝」とある。なるほど、ズワイも形状からきているわけだ。



他に知ったことは、国歌「君が代」に出てくる「さざれ石」とは、小さな砂利のような石のこと。歌詞の内容からすると、それが石灰石の作用などにより自然に塊になったものだそうだ。小さな小石が集まって国家を形成する。まさにローリングストーンズというわけだ。



さらに、学生服のことを「学ラン」というが、この「ラン」とは何ぞやと疑問に思っていたが、どうやら江戸時代に洋服全般のことを「蘭服」と呼んだことからきたらしい。「学生の蘭服」→「ガクラン」というわけだ。

知らないことが多すぎる。毎日が「ヘーヘーヘー」の連続だ。そんな話でもしながら忘年会でカニ鍋でもつつきたいものだ。
「おまえはもう 食っている」 「た ら ば !」

2008/12/15

景気後退



マンション分譲を手がける「日本綜合地所」が、来年採用予定だった約30人の内定を取り消したというニュースが出ていた。会社は謝罪説明会を開いて「ひとり当たり100万円の慰謝料を支払う」という方針らしい。まだ働いてもいないのに大金がもらえて「ドイー」と思ってしまったが、学生側からは「納得できない」という声が上がっているという。

冷静になって考えてみれば、内定が決まったことで就職活動はしてないだろうし、また来年一年を棒に振るには、たしかに100万円じゃ安すぎるだろう。しかし1円も出ないところだってあるのだから、まあ「無いよりはまし」と思ってあきらめるしかない。

トヨタ自動車の役員のボーナスなしとか、多くの会社で非正規雇用者の解雇など、サブプライムに端を発した不景気風が世界中に吹き荒れている。そんな中、12月7日に「楽天市場」では、1日の売り上げが30億円という過去最高を記録したのだそうだ。寒いし、出歩きたくないこの季節、でも、なにかと必要なものはある。値段が比較しやすいネットショップには「不況」なんてどこ吹く風のようだ。

さらに不景気だからこそ売れるものもある「招き猫」だ。現在では多種多様になり、熱心なコレクターも多いとか。

「苦しい時は 神でもわらにすがる」(なんだそりゃ)

2008/12/13

秘密の趣味



ちょうど師走に入った頃だった。夜、商店街の路地裏を歩いていると、すぐ脇で“ガサゴソ”と音がする。反射的に目をやると、人がゴミ箱に頭を突っ込んで何やら漁っているようだ。一瞬ホームレスだろうと思い、目をそらそうとして気が付いた。「若い」。20代半ばとしか思えないほどの雰囲気で、髪型も普通、ダウンジャケットにデニム姿で、しかも太っている。秋葉原にたくさんいそうな、ごく普通のオタクっぽいデブだ。

適当にチョイスしてどこか落ち着ける場所で食えばいいものを、手づかみで一心にむさぼり食っている。まるでゾンビ映画のワンシーンを観たような衝撃にワシは数歩避けてしまったほどだ。(もし顔がこちらを向いたら走って逃げただろう)

とてもホームレスとは思えなかったので、そのことを後日娘に話したら「ひょっとしてそういう趣味なんじゃないの」といわれた。「するべきではないとわかっていながら、やらずにはいられない」。たとえば切った爪や、脱ぎ捨てた靴下の匂いをなにげに嗅いでしまう。そういう変な癖のパワーアップバージョンなのだろうか。

高級料理店のゴミ箱には、分厚いステーキや車エビの天ぷらとか、それこそ手つかずで捨ててあると聞く。彼もその魅力に取り憑かれた一人なのだろうか。だからあんなに体格もよく太っていたのかもしれない。

そういえば、どこぞの会社が売り出した「男性用ブラジャー」がバカ売れだそうだ。その「メンズブラ」だか「オレブラ」を着けている人は、「落ち着く」とか「やさしくなれる」とかいっているそうだ。冗談であってほしいがどうやら本当らしい。誰に迷惑をかけるわけではないのだからいいけど、自分だけの秘密はそっと胸にしまっておいてほしい。。。

2008/12/10

ディスタービア

2007年アメリカ/★★★★★★6点


学校で暴力事件を起こして自宅謹慎になってしまったケール。足首には監視システムを付けられ、外すことも自宅の敷地から出ることもできない。退屈しのぎに隣近所を双眼鏡でのぞいていたのだが、ある日、不審なものを見てしまう。

冒頭いきなりショッキングなシーンから始まりますが、そのあと中盤まではわりと軽いノリで「ラブコメ?」と思うほどです。が、しかし、後半になるとだんだん危険な香りがしてきて、かなりドキドキします。物語をわかりやすくするために、なにかと「事情」は省いてあるようですが、そのぶん内容が薄っぺらな感じがしないでもありません。

「命より大切な60GB」みたいなセリフでiPodが出てきますし、パソコン、ビデオカメラ、携帯電話等を連動させた現代っ子ならではの「のぞきテク」が見モノです。

2008/12/05

もーいくつねると〜♪



こんどの元旦は1秒長いというのをご存知だろうか。3年ぶりにおこなわれる「うるう秒」というやつだ。

時刻の基準になるものは二つある。ひとつは地球の自転で、一回転すると当然24時間(86400秒)となる。そしてもう一つは原子時間で、セシウム133の原子の放射周期を基準に定められている。とまあ、なんとも小難しいが、早い話、原子時間のほうがより正確で、誤差は数十万年に1秒だというから驚きだ!

一方、天文時のほうは、地球の自転がさまざまな自然の影響により、ほんの少しずつズレるというのだ。ズレるといっても1日平均0.001~0.0015秒というからたいしたことはないのだが、だからといって正確な原子時だけを使っていると、何百年後かには「初日の出がお昼頃」になってしまう。

それではなにかと都合がわるいということで、ちゃんとそのズレを監視する機関があって、誤差が0.9秒を超えそうになると「次、そろそろやりますか!」てなぐあいに予定を立てて1月1日とか7月1日に実行するのだそうだ。

では、2010年1月1日のいつやるかというと、日本では朝の8時59分59秒だ。通常59秒のあとは00秒だが、この日だけは60秒が挿入される。58・・59・・60・・00・・となる。だからといって電話の時報を聞いていても体感できるものでもない、「九時丁度をお知らせします・・プッ・・プッ・・プッ・・プッ・・ポーン」というように「プッ」が一回多いのではなく、どうやら100秒前から1/100秒ずつ長くしてあるらしい(1秒が1.01にしてある)。

そんなわけで、たいへんお得な元旦だが、実感する方法がない。できるとしたら正確な時報の前で(どこにあるかしらないが)ストップウォッチを片手に8時58分ちょうどからスタートさせて、9時1分ちょうどに止めてみる。きっと181秒経っているはずだ。

楽しいことをしているときは時間が経つのが早く感じられる。逆にただぼんやりなにかを待っているときなどは、やたらと長く感じる。それはきっと、天文時でも原子時でもなく、自分時がほんとうに変化しているのかもしれない。寝てばかりいる猫たちの一日は人間と比べるとそうとう長いものなのだろう。

2008/12/03

メトロポリス2035

2007年アメリカ/★★★★4点


でました!アルバトロスです。観たのがちょっと前だったため、いざ評価を書こうと思ったけど内容がよく思い出せませんでした。それくらい印象の薄い話ということです。

2035年の未来都市はよく整備され、犯罪も激減して人々は平和に暮らしていた。しかし身体の中にICチップを埋め込まれシステムによって管理されているその世界は、実は「そう見えているだけ」の虚構の風景だった。さらに悪者は脳を直接コントロールできるシステムを開発して世界の支配者になろうとしていたのだ!

ブルース・ウィリス似のハゲのおっさんが下級警察官で、地下組織のキュートなおねいちゃんと知り合い悪い奴をぶっつぶすというお決まりのパターンですね、はい。

アルバトロスにしては、VFXはかなり立派なものでした。話はそれなりにあって、まあまあ観れるんじゃないかと。ちなみに、さすがというかポスターに写っている人たちは出てきません(たぶん)。しかもこんなSWAT部隊みたいなカッコいいシーンもありません。(背景はまあそれっぽいです)

2008/12/01

タバコ値上



「1箱千円にしろ」とかいわれているが、具体的には09年度税制改正で「1本当たり3円程度引き上げる」という増税案が出ているらしい。実現すると来年あたりタバコは1箱360円ぐらいになりそうだ。

禁煙(自分で決めた)の部屋に住んでいるワシは最近吸う本数が減ったので、その程度の値上げではやめる気にならないが、ヘビースモーカーの人たちはかなり痛いだろう。

写真は「素数」という会社から発売している「ニコレスタイルmismo(ミスモ)」。充電式で、吸うと先端のLEDライトが点灯して、吸い口から霧状化された水蒸気が出てくる仕組み。各種の香りを楽しみながらリラックスできる。水蒸気の煙にはコエンザイムQ10やビタミンCが配合されていて、気休めではあろうが体にもいいということだ。
それこそ実際、1000円になってもなかなかやめられない人は、こういうものでも買って本数を極端に減らすしかないだろう。

2008/11/28

アイアンマン

2008年アメリカ/★★★★★★★7点


同名マーベルヒーローの実写映画版。天才発明家が平和を守るため、自ら開発したパワードスーツを装着して活躍します。

「ジュラシック・プラネット」を観たあとだからではないですが、最新のVFXをふんだんに使ったド迫力の映像です。「中に入っている肉体が衝撃に絶えられないだろう!」などと野暮はいってはいけません。いろいろと秘密があるんです、きっと。

お話もわかりやすくしっかりしていて、アメコミ好きの方にはおすすめのたいへん楽しめる作品です。主人公役のロバート・ダウニーJr.がカッコいいし、秘書役のグウィネス・パルトローは魅力的です。エンドロールのあとワンシーンありますので、流れ出しても帰らないで最後まで観ましょう。なんと!そのシーンにだけサミュエル・L・ジャクソンが登場して意味深なことをいいます。これは次回作へのフリですね。楽しみです。

2008/11/26

国籍法改正案 その2



いままでの国籍法は、外国人女性と日本人男性の間に生まれた子供は、両親が結婚していないと日本国籍が与えられなかった。それがこの度の改正案で「父親が認知さえ」すればいいということになりそうだ。

どういうことが起るかというと、日本人男性なら誰でもいいから「30万でよろしく」と頼む(バレる要素がないけど一応罰金が20万円だから)。そいつが「そうそう、俺の子だよ」といえば、その子は日本人。(何人でもオッケー)

極端な例をいくつか挙げると、
日本に住みたい中国人の親子(母40歳位、子20歳位)がいたとする(他人でも可)。斡旋業者に頼み認知してくれる日本人男性を用意する。その日本人が「そう18年くらい前に中国にいったとき出来ちゃったのよ、認知します」といって書類を書けばその子は日本国籍がもらえる。(子が日本人なら親は外国人でも「在留特別許可」というものがもらえて長期滞在可能)

日本に憧れる韓国人女性(20歳)がいたとする。「わたし日本に住みたいの、仕送りするから」と母親に頼む(他人でも可)、(あるいは孤児院から適当な子供を借りてきて)以下同。

売春宿で働いていて観光客との間に子供が出来てしまったフィリピン女性(20歳)がいたとする。以下同。

自国で犯罪を犯したブラジル人がいたとする。以下同。

逆もアリで、外国人の愛人を日本に呼んで囲いたい場合にも使える。

ようするに【19歳までの子(見えればよし)】+【母親と名乗る外国人女性(他人でもよし)】+【認知する日本人男性】が揃えば、なんでもありだ。認知偽装シンジケートというビジネスができて、外国人が大量に民族移動してくるだろう。

いいだろうか、日本人としての教育も受けていないし、日本人としての誇りもプライドもない人々が大量に流入してくるのだ。「悪いことをしてもバレなければいい」「気を許して盗まれるやつがマヌケ」という考え方を持った外国人は多いので、当然、治安が悪くなるだろう。犯罪は増え、おちおち夜中に出歩けない社会になるかもしれない。

さらに、日本国籍を得た人から生まれた子供は当然日本人なので、何十年か経つと、日本文化の中でも特徴的な「相手をうやまう心」「へりくだったものの考え方」「謙虚な姿勢」など、日本特有の道徳観というものが失われてしまうのだ。六十数年前、自国を守るため特攻機で散っていった人たちは、そんな日本を夢見ていただろうか?(ちょっと飛躍したが)

どんなものだって同じ状態を永久に保つ事はない。100年後、日本人はネイティブ・アメリカンのようになっているのかもしれない。

とにかく様々なことが懸念される「国籍法改正案」は、18日に衆院本会議で、全会一致で可決、参院に送付された。これからどんな時代になっても、せめて「自分の中の日本人」だけは失わないようにしたいと思っているワシだった。

2008/11/25

ジュラシック・プラネット

2006年アメリカ/★★★★4点


冒頭、いかにも作り物っぽい宇宙船が惑星を背景に通過していきます(思えばこの時点で気づくべきだったのです)。SOS信号を受信してスタートレックのような転送で謎の惑星に降り立った一団。なぜか中世ヨーロッパのような町並みだ。兵士、科学者、医者らはこれからこの星の調査に入るらしい...と、いきなり恐竜が登場して、おいおい隊員の一人が食われてるよ。



恐竜のアップは作り物で、全身のシーンはCGなのだが、これが45年前の『アルゴ探検隊の大冒険』並のちゃっちい動き。「いまどきテレビゲームだってもう少しよく出来てるぞ」と突っ込ませるのが狙いとしか思えないほどの軽い恐竜は、リアル時と色まで違う。+1点。



そうこうしているうちに、謎の神殿にたどり着き、この星の本来の住人「カマキルゲ」登場! しかし星の過去を語ったのち、さっさと死んでしまう。どうやら隊員たちは実験のため(なんの?)、母船の艦長だか提督だかにハメられたらしい。爆薬数発で火山が噴火して地下の恐竜たちも壊滅させたが、生き残りが襲ってくる。隊員たちははたして無事帰還できるのか!

最初に転送してきた際、いなくなったという科学者たちの話はいっさい出てこないし、転送できるほど科学が進んでいるわりには武器はいまと変わらない自動小銃だし、なにかと突っ込みどころ満載の超B級映画でしょう。(エンドロールにNG集まであったので受け狙いで作っていると思われます)

アルバトロス系と違い、パッケージと内容がちゃんと一致していますので安心してご覧ください。

2008/11/24

漢字って感じ



友人とレッド・クリフ(三国志)の話をしていて恥をかいた。ワシは関羽のことを「せきは」と読んでいたのだ。「せきはが一番カッコいい!」「せきはの槍はスゴい!」などと褒めまくっていたら、友人が「かんうだろ、おまえ漢字よめねぇな」といわれた。たしかにワシは漢字が苦手だが、誰だって間違いはある。そもそも羽生善治のことを「はにゅう」と読んでいたお前に言われたくねーよと言いたい。

ちょうど麻生総理の漢字の読み間違いが話題になっている。頻繁(はんざつ)、未曾有(みぞうゆう)、踏襲(ふしゅう)、 前場(まえば)、有無(ゆうむ)、詳細(ようさい)など、けっこう多い。一国の元首にしては漢字が苦手なようだ。しかしながら普通の人だってわりと読めない漢字はあると思う。上の「未曾有」だって、かなりの人が「みぞおう」あるいは「みぞうう」と思っているのではないだろうか。

だだでさえ読み間違えることのある漢字。書くとなればなおさら厄介だ。ほとんど書けない。パソコンを使うようになって書くことが減ったので、知っていたはずの文字まで忘れてしまった。特に普段使わない画数の多いものが、雰囲気だけしか出てこない。これを読んでいるみなさんはどうだろうか。

多くの人は間違えて覚えている事柄が多かれ少なかれある。あまり総理のことをバカだバカだというもんじゃない。国語の教師じゃないんだから、政治の事がしっかりわかっていればそれでよろしい。

むかし中国で戦争があって(三国志かどうかはしらないが)、負け戦で五十歩逃げた者が、百歩逃げた者を臆病者と笑ったそうな。オレのが判断力と脚が速いと、自慢するべきだろう。

ところで「右」と「左」の書き順は一筆目から違うのだが、どちらが「一」でどちらが「ノ」かご存知だろうか。ワシは知らない、というか聞いても忘れる。(右のひだりー、だ)

2008/11/22

インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国

2008年アメリカ/★★★★★★★7点


いわずとしれたインディ・ジョーンズシリーズの4作目。(前作『最後の聖戦』から現実も物語内も19年経っている)

今回は、歴史上その時代にナチスがいないので敵方はソ連(ボスはケイト・ブランシェット)。有名なロズウェル事件をからめ南米古代文明マヤやインカの秘宝「クリスタル・スカル」をめぐって激しい争奪戦を繰り広げる。

相変わらずのドキドキ、ハラハラ、ゲラゲラ、ビックリで終止楽しませてくれます。かなり老けたハリソン・フォードですが、激しいアクションで健在ぶりを見せつけてくれます。『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』のヒロイン「マリオン」役のカレン・アレンも再び登場。27年ぶりにもかかわらず、おてんばでとってもキュートな女性を見事に演じています。その息子役のシャイア・ラブーフもいい味を出しています。

本編は過去の作品と比べても遜色のない出来です。観ているうちに「これはもしやシリーズを息子に譲るのでは?」という気さえしてきます。そして、ラストの教会のシーンで、どこからともなくジョーンズのトレードマークの帽子が風に舞って息子マットの足もとへ(ヤッパリ)。それを手に取ったマットがかぶってバトンタッチと思いきや、ジョーンズ博士がさりげなく奪い取り、自分がかぶって去っていきます。

このラストは「もうシリーズは作らない」ということを示唆しているように感じました。それと「俺が主役だ、お前には譲らない」という、年功序列のハリウッドのよくない体質を垣間みたような気がしました。結婚式で自分の自慢ばかりの長い祝辞を述べるお年寄りのような、意固地なものを感じてちょっと後味が悪かったです。

だれか言えよ「自然じゃない」と「老兵は死なず、ただ消え去るのみ」と。

2008/11/20

国籍法改正



ここ数日ネットなどで物議を呼んでいる『国籍法改正』というのをご存知だろうか。(以下を見れば大体のことはわかります)

【ニコ&YouTube炎上】国籍法改正クーデターで日本国籍大バーゲン?!
http://www.nicovideo.jp/watch/sm5243363
(コメントがうるさいと思うかたは画面右下のひよこをクリック)

【ニコ&YouTube 炎上】国籍法改正の衆院通過・日本をあきらめますか?2
http://www.nicovideo.jp/watch/sm5276513
(YouTubeにもあります。)

国籍法改正案の採決、自民議員10人退席
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20081118AT3S1800918112008.html

国籍法改正案まとめサイト
http://www19.atwiki.jp/kokuseki/

この法案が上でいっているような内容で、しかも「まんま」施行されると確かに大変なことになる。日本国籍(あるいは在留特別許可)が誰でも簡単に取得できてしまうのだ。偽装も楽々で、しかも月に20万円ももらえて、極端に安い家賃の住宅に住むことができるとなれば、日本より生活水準が低い国の人々がやらない手はないだろう。

長期的に見れば少子化どころではなく、外国人がどんどん流入して来て人口はふくれあがる。日本文化や天皇尊重もへったくれもない人々が大半になり、日本は人種のるつぼになるだろう。道徳の違いから凶悪犯罪が増えて治安も悪くなり、言語もごちゃ混ぜになって意思の疎通もうまくいかなくなるかもしれない。

不思議なのは、大騒ぎしているのはネット(特に若者)がほとんどで、あまりテレビや新聞などのマスコミでは大きく取り上げていない。それと、たとえば、猫がいる部屋でサンマの蒲焼きをテーブルの上に置いてトイレに行くような、結果が容易に予測できる法律を、かくも簡単に改正しようという議員もどうかとおもう。

たしかに、国籍の違う両親から生まれて、生まれた時から日本に住んでいる人は、ある意味日本人といってもいいだろう。しかし現在の法律だと日本国籍を取ることは難しい。だからといって「なんでもオッケー」は安直すぎやしないだろうか。

いずれにせよ「無気力、無関心」といわれているいまの若者たちの多くが「日本がよくない方向へ進んでいる」という現状を目の当たりにして、これほどまでに騒ぎ立てるのは、やはりみな心のどこかに「愛国心」は持っているということなのだろう。将来、内乱が起こりえる可能性まで秘めながら「いまの若者も捨てたもんじゃない」などとも思いーの、とっても複雑な心境です。

仮にこの法律が施行されてパニックになれば、慌てて追加の条例を作って対策を講じるでしょう。いままでもそうしてやってきたつぎはぎの憲法なのだから。。。などと思っているワシは楽観的すぎるだろうか。

2008/11/19

神霊狩/GHOST HOUND



Production I.G20周年記念として制作されたアニメーション作品。全22話。
九州のとある町を舞台に3人の少年と1人の少女の周りで起る不可解な出来事を、現世や幽世などの霊的世界と、それを脳科学やシャーマニズムなどの精神医療的検知からも説明している、とにかくやたら小難しく、それでいて素朴な感じのする「オカルトサイコホラー都市伝説」とでもいいましょうか。

そういった内容だけあって大変興味深かったですが、ただし、5話以上観ないと話が見えてきません(ワシは10話までよくわからなかった)。それゆえ、バラバラの話がつながってくると、ついのめり込んで観てしまいました。ラストも上手に締めくくっていて、なかなかの作品だと思いました。

なにが一番おもしろかったって、それは毎回最後の予告っぽい部分に入るナレーションです。

----訓練すれば、人は自由に夢の中で行動できるのだという。しかしフランシス・クリックは夢の解釈について、大脳新皮質に記録された無意味な記憶を消去するためのもので、意味などないと断じている。クリックにとって人の意識は脳内に起っている40ヘルツの共鳴現象でしかない。夢、夢のかたち、夢の世界、幽世(かくりよ)----

フランシス・クリック(1916年-2004年)イギリスの生物学者。DNAの二重螺旋構造の発見者。

2008/11/13

うるさ〜い



午前10時ごろ、仕事で徹夜明けだった。このところ不眠症ですぐ眠りにつけないため、病院へいってちょっとした安定剤を処方してもらったワシだが、さすがにきょうは必要ないだろうと思い、薬は飲まずに布団に潜り込んだ。しばらく本を読んでいたら意識がなくなりかけたので、そのまま眠ってしまった・・・はずだった。

キーガーッ、ガチャガチャ「千代田区のみなさま、おはようございます!日本共産党の○○かずこでございます!」けたたましい拡声器の声で、一瞬にして現実に引き戻された。ゲッ、街頭演説だ。頭まで布団をかぶり無視して寝ようとしたが、スピーカーの音はいつになく響いてまったく寝られない。「自民党のばらまきを許すな! そんなお金は欲しくない(欲しいし)、消費税アップ反対!」自動車の騒音やビル工事の音ならガマンできる。なまじ日本語で意味があるので頭に入って来てしまって眠るどころか、どんどん目が覚めてしまう。

怒りでベランダからものを投げつけたくなる衝動にかられながら起き出し、トイレにいって冷たい水を飲んで、タバコを1本吸った。頭がボーッとして体がだるい。それから薬を飲み、再び横になった。30分くらいだっただろうか「みなさまお騒がせいたしました、ご清聴ありがとうございました」の声で街頭演説は終わり、ワシもいつしか眠りについた。

人は殺意をおぼえるときがあるという。もちろんこの程度のことで暴れだしたりしないが、これが毎日だったら、さすがに文句のひとつもいいたくなる。度重なるストレスや虐待から、衝動的あるいは心神喪失によって事件を起こす人の気持ちがほんの少し分かったような気がした。

ひとつ確かなことは、ワシはどんなことがあっても日本共産党に入れることはないだろう。

2008/11/11

変身

2005年日本/★★★★★5点


映画「手紙」の原作者であり、現在、福山雅治主演の「ガリレオシリーズ」で大人気の作家・東野圭吾が原作のメディカル・サイコ・ミステリ。脳の移植手術を受けた青年の愛と苦悩をサスペンスタッチで描いています。主演は玉木宏と蒼井優。

絵を描くのが好きな若者・純一は、画材屋の店員・恵に憧れていた。思い切って声をかけ、モデルになってくれるよう頼み、二人は美しい湖のほとりへ・・・二人に恋が芽生え楽しく過ごすのもつかの間、純一はある事件に巻き込まれ頭に銃弾をあびてしまう。右脳の移植手術により一命を取りとめた純一だったが、いつしか自分でも制御できない別の人格に心が支配されていく・・・

監督が悪いのか演出なのか、とにかくダメダメです。作品のテーマである「心を乗っ取られる苦悩」というものが全然伝わってきません。カメラワークや構成が幼稚でせっかくの名作が台無しといった感じです。前半(回想シーン)は、甘酸っぱい感じでいいのですが、途中から部品を適当に並べたような雑な作りです。

とはいえ蒼井優さんの献身的な演技には好感が持てましたし、ラストのガラス越しのシーンは胸にくるものがありました。+1点。

2008/11/09

レッドクリフ Part I

2008年アメリカ・中国・日本・台湾・韓国/★★★★★★★★8点


三国志の中でも有名な「赤壁の戦い」を中心に描かれた超スペクタクルアクション巨編。周瑜(トニー・レオン)、孔明(金城武)をはじめ、曹操、孫権、趙雲、甘興、劉備、魯粛、関羽、張飛とみんなで出てきます。監督はあのジョン・ウーで、制作費ひゃくおくえーんをかけたビッグスケールです。

実はワシは、三国志を読んだことがなく、物語や登場人物も断片的にしか知識がなかったのでやや不安でした。しかし、そんな人でも大丈夫、ストーリーは大変わかりやすくしてあります。

時は奇しくも西暦208年三国時代。蜀(しょく)国が反逆と見なされ魏(ぎ)の曹操軍に攻め込まれます。敗退した蜀は、孔明の計らいで、呉(ご)と同盟を結びます。呉に対しても「反逆」という大義名分ができた魏(ぎ)の曹操は、世界征服、いや国家統一を果たすため蜀、呉の連合国に侵攻。目指すは「赤壁の砦」その数、戦艦2000隻、総勢80万。迎え撃つは連合軍のたった5万。圧倒的な兵力の差がある中ではたして勝算はあるのか! 実は曹操が侵攻する理由は、思いを寄せる一人の女性を我がものにするためでもあった。

と、ここまで盛り上がっておいて、思いっきりいいところでスタッフロールが・・・えええぇぇぇ!二部作なの?これ! しらなかった...or2

トニー・レオンをはじめ豪傑どもが、とてつもなくカッコいいです(特に関羽)。まさに血がたぎるといった感じでしょうか。まあ物語ですからどこまで史実に基づいているかはわかりませんが、とにかく男だったらぜひ観るべきです。

金城武の孔明は、イメージが違っていましたが、演技力のせいでしょうか観ているうちにすぐなれました。この人、日本国籍なんですね。日本人の父と台湾人の母をもつハーフで、日本語、台湾語、北京語、広東語、英語を流暢に話せるなんて、いったいどういう頭の構造をしているんでしょう。演技力もさることながら語学力がゆえに、いまや国際的に引っ張りだこの大スターです。

2008/11/07

著作権



著作権譲渡をめぐり詐欺容疑で世間を賑わしているK室さん、ある意味すっごーい! 中途半端じゃない、ぶっ飛んだというか麻痺した価値観が、わざわざ路地裏の100円自動販売機で缶コーヒーを買っているワシのような凡人から見ると、生きている時空の違いと神経の太さにただただ感心するばかりだ。

そもそも著作権を譲渡できる仕組みがあるからいけないんだ。その人の著作なんだからまるごと売れること自体がおかしい。著作権は一生著作者のものであって、使用権だけを売るべきだ。キティちゃんのTシャツを作りたければ、サンリオにお金を払えば使わせてもらえる。お菓子メーカーがキティちゃんチョコを作りたければ、やはりサンリオにお金を払って作るだろう。

サンリオは、あくまでも使用権を売るだけで、何人に売ってもかまわないし、決して著作権を丸ごと売ったりはしない。知的所有権や著作権のような形のないものは、考えだした人のものであって、そもそも売ったりはできないようにすれば、今回のようなややこしいことにはならないと思うのだが。

ちなみに、音楽著作権は「著作者人格権」「著作財産権」に分かれていて、財産権のほうは複製権、演奏権、公衆送信権などがあって、しかも、その権利を「音楽出版社」に預けて、さらに日本音楽著作権協会などに信託しているのだそうだ。とにかくややこしく複雑だ。

アメリカにプール付きの豪邸を持ち、東京の1等地に月210万円の高級マンションを借りていた氏は、逮捕時、ユニクロ製(990円)のズゴックがプリントされたTシャツを着ていたという。「やるようになったなK室」

2008/11/06

シャッター

2008年アメリカ/★★★★4点


タイのホラー映画「心霊写真」を落合正幸監督がハリウッドでリメイク。以前日本で仕事をしていたことのあるプロカメラマンのベンは、新妻ジェーンとアメリカで結婚式を挙げたあと、ハネムーンと仕事を兼ねて再び日本へ。深夜、ジェーンが運転する車が、突然目の前に現れた女性を轢いてしまった・・・はずだったが、遺体はなく事故の形跡もない。それをきっかけに二人の周りで次々と起る不気味な出来事。

正直いってあまり怖くないです。なんか、昔の恐怖ドラマのような雰囲気があります。内容が無いよーというか、演出がチープというか、椅子に座った人の肩をつかむと、ミイラの首がガクッとなってってぇ、いまどきインディーズ作品でも使わないでしょ。(ミイラ化するまでほったらかしの家の玄関開きっぱなしだし)

奥菜恵という女優さんが幽霊役で熱演しています。また、山本圭が霊能者役でほんのちょっと出演しています。さらに宮崎美子が出演しているはずなのですがどうやらカットされたようです。舞台は最初と最後だけがアメリカで、あとはほとんど日本です。その点は親近感が持てておもしろかったです。+1点。英語がやけに流暢で、日本語が片言の日本人にバンザーイ!

2008/11/04

チーム・バチスタの栄光

2008年/日本/★★★★★★6点


現役の医師、海堂尊の同名小説の映画化。バチスタ手術とは、延びてデカくなってしまい、うまく機能しない心臓の一部を切り取り、その分つめて小さくするというもの。一度心臓を止めるため危険がともない非常に難しい手術とされる。その難しい手術を26回連続で成功させて来た「チームバチスタ」。しかしその後、連続で3回失敗してしまう。手術は成功例と同じように完璧だったのに、術後なぜか患者の心臓は再び鼓動することはなかった。

医療ミスなのか偶然か、あるいは故意によるものなのか。その調査を依頼された神経内科講師の女性医師(竹内結子)は、厚生省から派遣された役人(阿部寛)と共に術死の謎に迫る。大病院を舞台にした医療ミステリー。手術中、むき出しの心臓が何度も出てきます。あれはいったいどうやって撮影しているのでしょう。グロいといえばそうですし、神秘的といえばそんな気もしますが、それにしてもリアルです。

全体的なイメージとしては「出来のいい火曜サスペンス」といった感じでしょうか。劇中、阿部寛の食事を見て竹内結子が「うどんとそばを一緒に食べておいしいんですか?」という問いに阿部が「うどんをおかずにそばを食べてるんです」と答えるセリフには笑いました。

2008/11/03

自虐の詩

2007年/日本/★★★★★★6点


業田良家原作の4コマ漫画を中谷美紀、阿部寛らが熱演。薄幸なヒロインと元ヤクザが織りなすコミカルでハートウォーミングな物語。一番のみどころの「ちゃぶ台返し」が笑えます。

2008/11/02

ツンデレ




ワシはアニメが好きだ。映画とアニメが手元にあるとついアニメのほうを観てしまう。何よりも気楽に観れる気がするのだ。おそらくアニメで育った最年長世代ということも理由のひとつかもしれない。だからといってオヤジオタクでは、決してない(キッパリ)。同年代のオヤジたちよりちょっとだけ理解があるに過ぎない。

少し前から「ツンデレ」という言葉が流行っている。これは極端に気温が低く植物などが育ちにくい地域の・・・すいません。ツンツン、デレデレの略で、普段は勝ち気な性格だが、ある条件下ではしおらしくなってしまう性格で、いわゆるオタク用語を起源とする。

その代表格は、ワシが知っているかぎり『ゼロの使い魔』の(ルイズ)であり、『灼眼のシャナ』の(シャナ)である。『涼宮ハルヒの憂鬱』の(ハルヒ)もそうかもしれない。しかもこの3キャラクターは、性格ばかりか顔までよく似ているのだ。若者が見れば「ぜんぜん違う!」というだろうが、普通のおじさんおばさんには見分けがつかないだろう。

「ちっちゃくて強くて元気、ときどきしおらしくなる」そんな女の子がいまの若者の理想の女性像なのかもしれない。

2008/11/01

名探偵コナン ─戦慄の楽譜(フルスコア)─

2008年日本/★★★★★★6点


今回は音楽家絡みのお話。いつもは出向いた先で事件が起るという、偶然とは思えないほどの都合の良い展開を見せるわけですが、今回は事件が起ってからコナンが首を突っ込んでいますから自然といえば自然です。音楽アカデミーでピアノが爆発して練習中の2人が死亡、1人が大けがをします。そしてさらに次々と、そのアカデミーの生徒が・・・

単行本の1話をおもーいっきり引き延ばしたような若干盛り上がりに欠ける内容でした。驚くべきトリックがあるわけでもなく、激しいアクションがあるわけでもなく、新一の名推理が冴え渡るわけでもなく、まあ比較的おとなしい部類ではなかったかと思います。(人が4人も死んで建物が23回も爆発してかああああぁぁぁ!)

しかしなんですな、こうなってくるともうほとんど水戸黄門状態で、毎回安心して楽しんで観ていられます。キャラクターが歳をとらない設定は連続ものだからしょうがないとしても、そろそろ蘭と新一は、時々は逢えるようにしてやったらいかがでしょうか(以前、灰原が解毒剤の試作品を作ったようですし、あれを少し発展させればよろしいかと)。でないと、蘭がちょっとかわいそうです(てゆうか、いい加減気づくだろ)。

ちなみに主題歌は、ZARDの「翼を広げて」です。

2008/10/31

古本まつり



すぐ近くの靖国通りで毎年恒例の「神田古本まつり」が開かれている。第49回だ。神田神保町は世界一の古本街だそうで、平日でも掘り出し物を求めて本の虫が集まり、かなりのにぎわいを見せている。専門書、学術書はもちろんのこと、浮世絵本や洋書、古い映画のパンフレットやグラビア雑誌と、マニアにはたまらない多種多様な本が、店舗の前の歩道に本棚を並べた露店をつらねている。

やはり年配の方が多いが、外人さんもけっこういる。みな思い思いに品定めをしているので、ワシも少し立ち止まってのぞいてみたが、いっぱいありすぎてキリがない。自分のお目当てのものを探すというよりも、何となく背表紙を眺めながら興味をひいたタイトルを手に取って開いてみる。そんな買い方がよさそうだ。

秋の夜長、古い推理小説でも一冊買ってみますか。

2008/10/30

異物混入

↓異物混入防止服


メタミドホス入り中国製餃子から始まり、メラミン入り粉ミルク・ピザ、トルエン入りあんこ、シアン化合物入りハム、パラジクロロベンゼン入りカップ麺と、このところ色々と盛りだくさんだ。神経質な人はそんなニュースを聞いているだけで食欲がなくなり吐き気をもよおすのではないだろうか。

しかしながらこういった現象は、なにも最近増えたわけではなく以前から頻繁にあった事柄なのだろう。ただ、このところニュース性が高いのでマスコミもこぞって取り上げているだけなのだ(毒入りウーロン茶なんてものあったっけ)。

実際は多かれ少なかれ食品や身の回りのものには『体に良くないもの』は入っている。水道水だってかなり危ないものが入っているし、塩や砂糖だって摂りすぎれば害になる。もちろん「毒物」が致死量入っている場合は大問題だが、ブームにのって、さほど体に影響のないものまで、鬼の首でもとったように報道するのはどうかと思う。

体にやさしい代名詞に「植物性」という言葉が使われるが、麻薬のほとんどは植物性だし、食品、あるいはシャンプーや洗浄剤に当たり前のように大量に入っている「エデト酸塩(エチレンジアミン四酢酸)」や、「界面活性剤」、その他香料や着色料だって相当毒性の強いものが多い。

ワシみたいにおおざっぱな人間はいいが、こうなってくるとマトモな人はもう生活ができない。何も信用できないし考えただけでも気分が悪くなってくる。いっそのこと汚染されていない山奥にこもり自給自足で生きていくしかないだろう。でも、ウォシュレットじゃなきゃ不衛生だし、キレイキレイで手を洗わなきゃスッキリしないし、いも虫のついていた野菜は食べられないだろう。うんうん。

先日、コンビニでおでんを買ったとき(セルフ)、具を入れておつゆをすくおうと思ったらデッカイ虫が溺死していた。それはそのまま店員にもいわず、一番離れた反対側からおつゆを入れて、おいしく食べたワシは無神経だろうか。(ダシが出てるって!虫の!)虫だけにムシンケイなワシ・・・おあとがよろしいようでm(_ _)m

おあとよろしく書き込もうと思ったら、なんと今度はボルビックが異臭。そしてオーストラリアでは、あろうことか「人糞入りチョコ味ジェラート事件」が起っていた。やるなオーストラリア人。食べたくはないけどいったいどんな味がするのだろう。食べた人に聞いてみたい。

2008/10/29

片腕マシンガール

2007年/日本・アメリカ/★★★3点


女子高生が弟の仇を討つため失った左腕にマシンガンを装着して大暴れ。超B級スプラッターアクションギャグコメディ。グロテスクでチープな残虐殺戮シーン満載です。海外および国内でカルト的な人気を博したそうですが・・・

テンプラ、スシ、ニンジャ、ヤクザなど偏った日本のイメージが盛りだくさんです。いまやこういう映画もアリということでしょう。キルビルとかが好きな人にはいいかもしれません。主人公の腕が油に突っ込まれて天ぷらになってしまうシーンについ笑ってしまったので罰として+1点。

2008/10/28

あータイム 青い風せいさ




偶然なのかパクリなのかはわからないが、よく似た曲というのはたくさんある。
TUBEの「ビーチタイム」と松田聖子の「青い珊瑚礁」
トムキャットの「ふられ気分でRock`n Roll」と中村あゆみの「翼の折れたエンジェル」
冬のソナタのテーマ「最初から今まで」と、雅夢の「愛はかげろう」
ビーズの「憂いのジプシー」とエアロスミスの「ワット・イット・テイクス」
台湾の王心凌「Honey」と西城秀樹がカバーした「ヤングマン」等々
あげればきりがない。(YOUtubeで検索すればほとんど出てきます)
参考動画
http://jp.youtube.com/watch?v=8q8fUkZgO20

こんなことをいっている人もいます。
「JPOPサウンドの核心部分が、実は1つのコード進行で出来ていた」というタイトルで、ヒット曲が似ているのは、日本人にウケるコード進行【Fmaj7,G7,Em7,Am】を多用するが故に形骸化してしまったのだと。

そんなこといえば演歌だっておんなじだ。5つぐらいの音しか使ってないのだから、どれもこれも同じに聞こえる。人が聴いて心地よく感じるメロディーラインやコードは、ほぼ出尽くしているので、それをベースに作曲すればどうしてもなにかに似てしまう。まったく新しく、みなに受け入れられるメロディーを作ることは至難のワザなのだ。

多くの有名アーチストは「自分節」というエッセンスを持っているので、それを加えればそれなりにまとまるのでいいとしても、現在売り出し中の人たちは大変だ。オリジナリティを出すために、曲の途中にとんちんかんな音を持って来たりしてずいぶん苦労しているようだ。いまに発売される新譜は、半分くらいカバー曲になってしまうんじゃなかろうか。

♪わたしのなまえは カルメンです
もちろんあだなに きまってます♪
(狩人のあずさ2号の節で)
どちらも作曲は都倉俊一なのでいいのですが。

2008/10/26

ストレンヂア 無皇刃譚

2007年日本/★★★★★★★★8点


アニメーター・演出家の安藤真裕氏が初監督を務めた時代劇アクションアニメ映画。皇帝の命を受けて明国から渡来している手練の一軍とそれに協力している城の領主。ある事情でその両方から追われるはめになった一人の少年と愛犬。そしてひょんなことからその少年に雇われることになった主人公「名無し」。様々な思惑の中、少年を軸として激しい死闘が繰り広げられる。

物語の流れ、シナリオの巧みさ、布石の貼りかた、キャラクターの個性、どれをとってもバランスがいいです。特にチャンバラシーンの演出は、凄まじいほどの迫力で一瞬たりとも目が離せません。実写では到底真似のできないアニメならではのアクションと緊迫感が観る人の息の根を止めます。

ともすると駄作になってしまいそうな、ありがちな世界観やストーリーを題材に、これほどまでに見事な作品に仕上げた監督の感性に脱帽です。今後が楽しみです。

2008/10/24

崖の上のポニョ

2008年日本/★★★★★5点


いわずとしれたジブリの最新作です。「ハウルの動く城」から実に4年ぶりの宮崎作品なのですが、ワシにはあまりピンとくるものがありませんでした。

少年と魚の子・ポニョの心温まる交流を描いた作品ですが、ストーリーに起承転結がなく、いまいちそれぞれのシーンを適当にくっつけたような印象をうけます。宮崎氏自身も「あえてそうした」と語っていますが、観て楽しむ人たちの気持ちを忘れてしまっているようです。

手書きのイメージを盛り込み「絵本のような」印象を与えるように作られています。また、ディズニーを意識したような作風も随所に見られました。絵的には進化しているようですが、物語の理由付けやキャラクターの個性が薄く、作品を通して訴えたいことも弱いものになっています。

毒舌で有名な押井守氏が「老人の妄想でしょ」と語っていたそうですが、少なからず当たっている発言だと思いました。宮崎駿の得意とするところの「人の優しさ」「独特の世界観」をたっぷり盛り込んだ作品はもう観ることはできないのかもしれません。

2008/10/22

長生きの秘訣



風邪をひいてしまった。大げさに聞こえるかもしれないが、病むと必ず考えることは「人はいつか必ず死ぬんだ」ということだ。

先日、英国人の女性が105歳の誕生日を迎えて、インタビューで、長寿の秘訣は「性行為しないこと」と答えたそうだ。そういえば昨年だったか、世界最高齢のウクライナの男性(当時116歳)も長生きの秘訣は「生涯独身をとおしたこと(もちろん童貞)」だと語っていた。さらに中国などで有名な宦官(かんがん)の人たちもみな比較的長寿だったとか。

一般的には、「粗食で過ごす」「まめに身体を動かす」「ストレスをためない」など当たり前っぽいことがよくいわれるが、現代社会の中では、しかも長期に渡ってそれを実行することはなかなか難しい。

長生きした人を統計学的に見ると、血液型がB型の人、星座だと射手座、好き嫌いのない人、頑固な人、マイペースの人、酒タバコは無理してやめないで適度にたしなむ人、自分の趣味を楽しむ人、おしゃれや色気を忘れない人、などという結果が出ているそうだ。職業としてはお坊さんと教師が比較的長寿らしい。

生物学的には、人はそもそも120年以上生きられるようにできていない。老化があるかぎりいつかは死ぬのだ。20歳ぐらいをマックスにそこからは死に向かって生きているわけだ。病気や怪我をしなくてもやがて老衰で死ぬ。それが120歳という研究結果が出ているらしい。

言い換えれば、誰でも本来は120歳まで生きられるということにもなる。だけど実際は、日本人の平均寿命は約83歳で、本来の2/3しか生きていない。これでも世界一なのだ。上に書いたような長寿の秘訣を守れば、あるいはもっと長生きできる人が増えるのだろうが、しかし、人は長生きするために生きているわけではない。

自分なりに充実した人生を送った人は、たとえ60でも満足して死ねるだろうし、欲に溺れて生きている人は100歳になっても満たされないだろう。無限に生きることができないかぎり、ようは中身なのだと思う。時間にはあまり意味がないのだ。

写真の泉重千代さんがギネスに載ることになった時のインタビューでは、長寿の秘訣は?「酒と女かのぉ」どういうタイプの女性がお好きですか?「年上の女かのぉ」と答えている。金さん銀さんの名言では、長生きの秘訣は「死なんこと」というのがある。ボケではなく、そういう視野でものが考えられる人が長生きするのかもしれない。

2008/10/16

新しいMacBook



新しいMacBookとMacBookProが出ました。2006年から2年以上ほとんど外観の変わっていなかったMacBookがついにモデルチェンジというわけです。半年前にMacBookPro(当時最新)を手にしたワシにとってはちょっと複雑な心境でした。一番気になるのはスペックだったのですが、これがそれほど変わっていないので、ちょっと安心したというかガッカリしたというか、まあそりゃそうでしょうけど微妙です。

以前より少し丸みを帯びた外観に、フタを開けると液晶周りの黒とキーボードの黒が、見た目に一番変わったところでしょうか。印象としてはiMacと同一の“ツラ”になったという感じで、どうということはありません。他にもトラックパッドとかコネクタ類、ドライブの位置とかいろいろ変わっていますが、中でもLEDバックライトディスプレイとその全面がガラスで覆われているというところは、ちょっとくやしい部分です。

半年サイクルで進化していくコンピューター。「必要なときが買い時」であって、次のが出るまで待っていられないのが現状ですが、おととい旧型を購入した人は、やっぱ「チクチョー!」と嘆いているんでしょうね。思えばひとつ前に買ったG4も、G5にフルモデルチェンジする前のいわゆる「最終機種」でした。そうやって見るとワシはかなり運がいいのかもしれません。

MacBookとのデュアルディスプレイ用に、なにげに、それとなく「新型LEDシネマディスプレイ」を発表しているところなど、やはりAppleはニクイです。
↓下の写真はまことしやかに噂されていた「新型MacBookPro」(トラックパッドがタッチスクリーンになっている!)

2008/10/15

四?五?十肩



肩が痛い。正確に言うと右腕の付け根、肩の外側で、すでに4ヶ月ぐらいになるだろうか。腕を上にあげたり、背中に回したりすると激痛が走る。シャツを脱いだり、ものを投げようとしたり、ノビをしたり、不意に手を伸ばしたりすると、神経がつったようになり、寝ていても痛みで起きてしまうこともある。

始めはなるべく動かさないようにしていたが一向によくならないので、最近はストレッチをしたりしているのだが、さほど効果がない。よくも悪くもならずに時が経っていくと「一生この状態なのか」と、不安にすらなってくる。

そこで、ネットで調べてみたら症状がマッチするのは「肩関節周囲炎」。いわゆる四十肩というやつだ。どこを読んでも同じようなことが書いてあり、原因は、肩の老化により関節の周囲に炎症が生じるとある。その場しのぎの薬や注射はあるが劇的に効果があるわけではなく、ようするに日々無理のないストレッチが回復への道だということだ。治るまでに数年もかかることがあるそうだから、読んでいて気持ちがブルーになってくる。年はとりたくないものだ。

ただし、放っておくともっと怖いことになり、動かさない筋肉がどんどん衰えてそのままくっついてしまうのだ。そうなったらもう二度と自由の効かない状態になってしまうというのだからオソロシイ。痛いのをガマンしながらストレッチに励むワシなのだった。

2008/10/13

アイスランド



以前は「タイムマシン」やら「ザク」やらありえないものが、まじめに出品されていたネットオークションだが、今度は「国」が出品されている。ヨーロッパの北西、グリーンランドのすぐそば「アイスランド」だ。

ニュース記事によると、アイスランドが出品されたのは「イーベイ」で、99ペンス(約170円)からスタートして、10日午前の時点で最高1000万ポンド(約17億円)だという。商品説明には「アイスランドの有名歌手ビョークさんは含まれない」と書いてあったり、入札者からは「火山・地震保険は付いてくるか」、「支払いは代金引換でいいか」などの質問が寄せられているのだそうだ。

アイスランドは、面積が北海道と四国を合わせたくらいで、人口31万人弱、1944年に共和国となった独立国家だ。かなり北に位置するのでさぞかし寒い所だと思いきや、暖流と火山の関係で、一番寒い時期の平均気温が氷点下3度という、比較的過ごしやすそうな環境だ。火山性の土壌なので森林面積はたったの0.3%しかないが、温泉が多く、空気がきれいで、オーロラまで見ることができるそうだ。

そもそも何の権利で誰が出品しているのか知らないが、国ごとオークションで売るなんてことができるのだろうか。たぶん“釣り”なのだろうが、この程度の金額だったらバカな日本企業がヘーキで買いそうである。もし実現すれば、日本国アイスランド県か。素敵なリゾート地になるかもしれない。(溶岩と温泉しかないけど)

ちなみにアイスランドは、金融危機への対応策としてロシアから40億ユーロ(約5400億円)の緊急融資を受けることになっている。(ロシアが買うということか)

2008/10/12

ロス疑惑



三浦和義さんが死んじゃったよ。本事件もそうだけど、最近も万引きしたり、ロス市警に再逮捕されたりと話題の絶えない人でした。自殺ということは、とうとう観念したのかそれともそれすら裏があるのか、いずれにせよ「ロス疑惑」の真相自体はこれで永久に闇の中ということでしょうね。

「三浦元社長」という俗称で報道されることが多いが、現在も社長であり、なぜ「元」なのかわからない。と、本人のホームページに書いてあった。あと、アメリカでは「殺人に時効がない」ということも初めて知りました。あれから27年も経つのかぁ。嫁が迎えに来たんだな、きっと。