用務員ぢょんたが日々勝手なことを書き綴っています。
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2009/01/07

理 超常現象



年末のテレビ番組を録画しておくように妻から頼まれたワシ。しかし、その日、久しぶりに友人Mさんと会って、話し込んでいるうちにそんなことはすっかり忘れてしまっていた。

さらに、自分の母親が「超常現象大好き女」だということをよく知っている娘からも「おもしろいのやってるよ」とメールが入ったにもかかわらず「まあいいや」と軽くながしてしまったワシ。

仕事から帰ってきた妻にそのことを伝えると、まるで釣り上げられたばかりのフグのようにほっぺを膨らませて、不満をアピールしていた。or2

その番組とは、12月30日に放送していたテレビ朝日の「ビートたけし緊急報告禁断の衝撃スクープ!! 超常現象(秘)Xファイル」だ!

数日後、別の友人Uさんが遊びにきて「こういうの好きだったよね」と持ってきてくれたのは、なんと!その番組じゃあーりませんか!(ありがてぇ〜)。そのときの彼は、まるで無人島に漂流したワシに、ヘリから救援物資を落としていってくれたレスキュー隊員に見えた。

翌日、さっそくひとりで観てしまったワシ(どこまでも勝手な奴)。UFO、宇宙人、UMA、超能力、心霊現象、空飛ぶペンギンまで、なんでもアリの内容に狂喜乱舞。しかもインチキ臭いネタがまたたまらない。おもしろいわー、こういうの。

ちなみに妻はまだ観ていない。

2008/12/05

理 もーいくつねると〜♪



こんどの元旦は1秒長いというのをご存知だろうか。3年ぶりにおこなわれる「うるう秒」というやつだ。

時刻の基準になるものは二つある。ひとつは地球の自転で、一回転すると当然24時間(86400秒)となる。そしてもう一つは原子時間で、セシウム133の原子の放射周期を基準に定められている。とまあ、なんとも小難しいが、早い話、原子時間のほうがより正確で、誤差は数十万年に1秒だというから驚きだ!

一方、天文時のほうは、地球の自転がさまざまな自然の影響により、ほんの少しずつズレるというのだ。ズレるといっても1日平均0.001~0.0015秒というからたいしたことはないのだが、だからといって正確な原子時だけを使っていると、何百年後かには「初日の出がお昼頃」になってしまう。

それではなにかと都合がわるいということで、ちゃんとそのズレを監視する機関があって、誤差が0.9秒を超えそうになると「次、そろそろやりますか!」てなぐあいに予定を立てて1月1日とか7月1日に実行するのだそうだ。

では、2010年1月1日のいつやるかというと、日本では朝の8時59分59秒だ。通常59秒のあとは00秒だが、この日だけは60秒が挿入される。58・・59・・60・・00・・となる。だからといって電話の時報を聞いていても体感できるものでもない、「九時丁度をお知らせします・・プッ・・プッ・・プッ・・プッ・・ポーン」というように「プッ」が一回多いのではなく、どうやら100秒前から1/100秒ずつ長くしてあるらしい(1秒が1.01にしてある)。

そんなわけで、たいへんお得な元旦だが、実感する方法がない。できるとしたら正確な時報の前で(どこにあるかしらないが)ストップウォッチを片手に8時58分ちょうどからスタートさせて、9時1分ちょうどに止めてみる。きっと181秒経っているはずだ。

楽しいことをしているときは時間が経つのが早く感じられる。逆にただぼんやりなにかを待っているときなどは、やたらと長く感じる。それはきっと、天文時でも原子時でもなく、自分時がほんとうに変化しているのかもしれない。寝てばかりいる猫たちの一日は人間と比べるとそうとう長いものなのだろう。

2008/10/09

理 ノーベル



偉大な俳優、緒形拳さんが亡くなり、NASAの探査船メッセンジャーが水星の鮮明画像を送って来た。日経平均は戦後3番目の下げ率で1万円を割り込んでしまったし、嫌煙家はタバコを千円にしないと気が済まないようだ。

そんななか、4人の日本人がノーベル賞を受賞した(内一人は米国籍)。物理学賞は南部陽一郎氏、小林誠氏、益川敏英氏の3人で、素粒子の「自発的対称性の破れの発見(南部氏)」と、「CP対称性の破れの起源発見(小林氏、益川氏)」だという。どうやら、この世界は『破れ』ているらしい。一方、化学賞の下村脩氏は、生命科学分野で不可欠な“道具”となっている『緑色蛍光タンパク質(イカやクラゲなど)』を発見したというから、こちらは『光』っている。

コーヒーに角砂糖を入れたとき、その吃水が上がるのかそのままなのか知らない凡人のワシには到底理解できる事柄ではないせよ、ノーベル賞が与えられたのだからきっとスゴいことなのだろう。同じ日本人として誇らしいし、反面、自分がしていることを思うと頭が下がる。

『破れ』ていないとこの世界は“光”だけになってしまうそうだし、破れていても光っているものもある。ニュートリノで「ゆらぎ」が観測されて、宇宙は膨張しながらも相対であって相対でないらしい。ようするに世界は『破れていて揺らいでいて膨張しながら光っているのだ!』(わけわからん)。神は言われた。「光 あれ。」こうして、光があった。(旧約聖書 創世記 第1章)

ところでノーベル賞といえばいまや「スゴい」ことの代名詞にもなっている言葉だが、あのオリンピックスポーツクラブがそうであったように、ノーベル製菓ってノーベル財団からなにかいわれないのだろうか。(いきなり話がちいさい)

2008/09/07

猫とベランダと統計



「猫はビルの何階から落ちでも大丈夫」なんてことを自信をもっていっている人がいたが、んなことはない。猫だって3階以上から落ちればほとんどの場合ただでは済まない。そりゃ人間よりは怪我や死亡する割合が低いのは確かだが、猫がベランダから落ちて怪我をした話は検索すればいくらでも出てくる。猫はタンスや塀の上から普通に飛び降りたりするし、アリやクモのような小さいものが平気なんだから猫も大丈夫という間違った解釈をしている人も少なくない。

ではなぜ、アリやクモは大丈夫で猫や人はダメなのか。これは質量と粘性摩擦の関係で物理学になってくる。質量が小さく軽いものは空気との粘性摩擦の割合が大きいのだ。そのため、どれほど高いところから落下しても死ぬほどの速度にならない。ためしに捕獲したゴキブリをコンクリートの上におもいっきり叩き付ければ、そりゃもうゴキブリだって瀕死だ(そもそも素手で触れないが)。

もう一つの理由として、引力によって下に向いた運動エネルギーは質量に比例するということも重要だ。たとえば、ビー玉をビルの5階から落としてもほとんど割れないだろう、しかしビー玉の直径と同じ厚さを持ったガラスの花瓶を落とせば粉々になる。これは地面に着いた瞬間、花瓶の一点に落下のエネルギーが集中するためで、大きければ大きいほど結果は見えている────────あぁ、もっとわかりやすいたとえを思いついた(くどい)。コンニャクだ! 1センチ角のコンニャクと1メートル角のコンニャクをビルの10階から落として見てくれたまえ。どうだ、想像しやすいだろう。

とまあ、統計の話をするつもりだったが、長くなってしまったので次回にします。

2008/08/12

理 あくび



退屈な話を聞いているとあくびが出る。あくびはどうして出るのか? 諸説あるが、いまだにハッキリしたことはわかっていないらしい。さらによくある、他の人のあくびを見て(あるいは聞いて)「あくびが移る」という現象も「共鳴的」あるいは「伝染性」と呼ばれているが、この原因もよくわかっていない。ただし実験では、自閉症の子供は他の人のあくびを見てもあくびが移らないそうで、これは他人に感情移入して発動する「共鳴的」という説を裏付けている。

これまで、あくびが移るのは人間とチンパンジーだけだと思われていたが、最近の調査で犬にも人間のあくびが移ることが確認された。実験では72%の犬にあくびが移ったというのだからかなりの割合だ。人のあくびが犬にも移るとなると、犬の知性(相手に共鳴する)がかなり高度なものだといえよう。

ほとんどの動物があくびをする。もちろん我が家の猫たちもしょっちゅうしているが、ワシに移ったことはない(もちろんワシのあくびが猫に移ったこともない)。ワシは他の者への共鳴度が猫並みで犬以下ということなのか。

ちなみに「おくびにも出さない」の“おくび”とはゲップのことらしい。「あくびにも出さない」のほうがワシは的確だと思うのだが。

動物のあくびを集めたサイト→コチラ

2008/07/31

理 これいいっしょ!



これは香港の会社が発売した太陽電池で動く小型扇風機。写真のように帽子のツバに付けて使うものらしい。とにかく一番暑いのはヤッパリ顔だ。今年の夏も猛暑なので重宝するかもしれない。



こちらはMacBook用の太陽光充電器。出先でノートのバッテリーがなくなったときほど情けないものはない(ただの重い箱だもの)。たいしたパワーはないのだろうが、あれば助かるかもしれない。

環境問題やエネルギー問題がさけばれるいま、こういったクリーンなエネルギーで動く製品をどんどん開発してほしいものです。

2008/07/13

理 007顔負けビックリドッキリメカ



写真は英国で開発中の水陸両用スポーツカー。陸上を走行している姿は一見小型のオープンカーだが、これがそのまま水面に突入して、瞬時にモーターボートに早変わりするのだ。水上を時速50kmの速度で疾走する様は想像しただけでもカッコいい。



いくらで販売されるのかは不明だが、日本でもぜひ売り出してほしい(たぶん高いだろうな)。湖などの近くに住んでいる人にはうってつけじゃないだろうか。「ヘイ、カノジョ! ゴキゲンな曲を聴きながら、ワシと一緒に夕日にきらめく湖面をドライブしないかい」てなノリだ。ところで、走りながら水に入れる場所がない場合、岸壁などからダイブするのだろうか。

2008/06/24

理 大きくて小さな宇宙



以前、太陽と地球の位置関係の話を書いた。太陽をソフトボールだとすると、そこから10メートル離れて1ミリの砂粒が地球というやつだ。その1ミリの砂粒の中にさらにホコリともいえない67億人近い人が生きている。「1ミリの中に67億!」まさにビフィズス菌状態だ。

では、その人間はというと当然、細胞からできているのだが、突き詰めれば元素ということになる。水素とか酸素とかいうあれである。元素は現在公認されているだけで110種類、発見されているものを含めれば118種類と、意外に少ない。

ではでは、さらにその元素はというと原子というものからできている。原子は一定の質量を持ち元素を構成している。その大きさは100億分の1メートル。言い換えると1億分の1センチ、1ミリの1000万分の1といったほうがわかりやすいかもしれない。とにかくとてつもなく小さい(見たんかといわれると困るが)。



で、原子はというと、中心に“原子核”があり、その周りを“電子”が回っている。原子核は陽子と中性子でできていて大きさは1000兆分の1メートルほど。陽子や中性子ともなるとさらに小さく、セロがもう一個ついて1京分の1メートル(自信がないが)といわれている。

想像がつかないのでわかりやすくいうと、直径100メートルのドーム競技場が原子だとすると、その中心に1ミリの原子核が浮かんでいるという比率だ。ようするにスカスカなのだ。ここまで読んで「なんだ原子の世界も宇宙に似ているなぁ」と思った人はスルドイかもしれない。原子核と電子の間は真空なのだそうだ。そりゃそうだ。原子の大きさに対して原子核や電子の大きさは極端に小さい、しかも飛び回るには空間が必要だが、物質の最小単位が原子自体なのだから、その隙間に他になにが入ることができよう。

単位をそろえて、まとめるとこうだ。(すべて約)

太陽の直径=14億メートル
地球との距離=1500億メートル(太陽100個分)
地球の直径=1300万メートル(太陽の100分の1)

ヒト=1.7メートル(全人類が手をつないでも太陽には全然届かない)

原子=100億分の1メートル
原子核=1000兆分の1メートル(原子の10万分の1)
陽子・中性子=1京分の1メートル(たぶん)



ひょっとするとその原子の中には、われわれが住んでいるのと同じような宇宙が無数に拡がっているのかもしれない。それぞれに銀河のようなものがあり太陽系があり地球があり、人のようなものがいて原子からできている。わたしたちが生きているこの次元もそんな宇宙のひとつなのかもしれない。そもそも時空を考えたとき“大きさ”なんて、何の意味も持たないのだろう。ましてや「きょう彼氏にふられた」だの「夕飯が素うどんのみだった」などの不幸は、とるにたらない出来事だからすぐに忘れたほうがいいでしょう。

2008/04/25

理 大麻の種



大麻の栽培は法律で禁止されている。だが種の売買には特に規制がない。それを利用して業者が公然とネット販売しているという。事実、大麻取締法違反で逮捕されたものの多くは種をネットで購入したといっている。

“大麻 種”などのキーワードでググるとたしかにたくさん出てくる。なんとマリファナの種を売っている店まである。「オランダの種会社の種をあなたのもとに送り届けます!!(日本国内での発芽は違法行為となります。 あくまでも観賞用としての販売です。)」なんて書いてある(種を鑑賞してどうする)。

2008/04/19

理 カミナリめー



カミサンから電話でネットがつながらないという。TAとルータをリセットしてもダメらしい。そこにいないワシに電話しても何もできないだろと思いながらも症状を聞くと「ルータの普段点滅しているランプがついていない」ということなので、とりあえずTAから直接パソコンにつないでみるよう指示したら正常に接続できたらしい。

どうやら今朝のカミナリでルータが逝ってしまったようだ。現在は1台しかパソコンを使っていないので、当分のあいだこのままでもいいのだがやはりショックだ。妻曰く「カミナリ鳴ってたからパソコンやテレビのコンセント抜いたんだ。壊れたのがこんなものでよかった」だって。よかーないよ。

写真のような雷ガードのコンセントを使ったほうがいいのかもしれない(効果あるのだろうか?)。

2008/03/31

理 マングース?【続報】




昨日の謎の生物はどうやら『ハクビシン』らしい。日本に生息する唯一のジャコウネコ科の動物で、もともと日本にいたのか外来種なのかはっきりしないということだ。植物食中心の雑食性で果実が好物とか。そのため果樹園など農作物の被害も絶えないそうで、要は害獣ということだ。

繁殖力もかなり強く、農家では年間かなりの数を駆除しているらしい。夜行性だがそれほど人を怖がらず、特に子どもの頃は人なつっこく愛らしいそうだ。屋根裏に住み着いてしまって困っている人もいるということだし、可愛いからと餌をあたえて飼っている人もいるというから、なんとも微妙な問題だ。

そういえば先日、近くの公園で昼飯を食べていたら、ハトがいたのでパン屑をやってみた。すると、どこからともなくどんどんあらわれて「餌をよこせ」と手の上にまでのってくる始末。面白がってしばらくやっていて、ふと見ると「ハトに餌をやらないでださい」という看板が。。。野生と人類の共存は難しい。

轢かれてしまったハクビシンくんの遺体がまだ放置されていたそうで、写真を送ってくれた。※グロいので注意 こちら

2008/03/30

理 マングース?!



『娘夫婦が実家のそばで謎の生物を目撃!』 深夜帰る途中、車の前を横切ったという。ライトに照らされても気にする様子もなく、2匹でじゃれあうように反対側の民家の庭先に入っていったのだそうだ。

大型の猫くらいの胴体で尻尾まで入れると全長1メートルくらい。薄茶色の体毛で顔は獰猛そうで可愛くないらしい。近い動物をネットで調べてみるとどうやら『マングース』ではないかということだ。フェレットやイタチ、カワウソなども写真をみてみたが、あきらかにちがうそうで、どうやら本物のマングースという線が濃い。

さらにその2日後、わが家から少し離れた道路で車にひかれた、その“マングースっぽい”動物の死体まで目撃したという。よく見るために車から降りて、すぐそばまで寄って確認したというからまちがいないだろう。(先の2匹より小型だったそうだ)

それにしても日本では動物園以外には沖縄にしか生息していないといわれるマングース。町なかで繁殖しているとなると大変な問題だ。そうとう獰猛で雑食性らしいから生態系を崩しかねないし、特有の病気を持っていないとも限らない。事実確認が急がれる。

2008/03/29

理 タカネルリクワガタ



昨年11月に日本で発見された『タカネルリクワガタ』。ルリクワガタ属の新種として新たに登録されるほど珍しい種類のクワガタだ。すでにネットオークションで11万から12万円という値段がついていて、乱獲を懸念した環境省は急きょ『種の保存法』に指定して保護していくということだ。

「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律」というのが正式名称で、違反すれば1年以下の懲役か100万円以下の罰金だ。

マニアの気持ちはワシにはわからないが、希少だからこそ価値を見いだすのであろう。それにしても「ある山系の非常に限られた地点でしか分布が確認されていない」というほど珍しい虫。そっとしておいてやれよと思ってしまうのはワシだけではないはずだ。

珍しければ“イワシの頭”でも売買されてしまうネットオークション。一度履いた靴下まで売っているという。買う人がいるから驚きだが、ある意味社会問題なのかもしれない。

12万円とはさすが“タカネ”の花ですな。

2008/03/22

理 ウロコフネタマガイ



漢字で書くと「鱗船玉貝?」なのだろうか。見たこともない貝が紹介されていた。巻貝の一種で全身が文字どおり“鉄の鱗”で覆われている。事実、その体の成分は「硫化鉄」でできていて、世界に一種しかいないたいへん珍しい生物なのだそうだ。

2001年にアフリカ大陸の右のほう、モーリシャスの東南東の深海で発見された。この海域は、アフリカプレート・オーストラリアプレート・南極プレートが接する“ロドリゲス海嶺三重点”という特殊な環境の場所で、他にも希少な生物の宝庫だという。

2006年に日本の『しんかい6500』による探査がおこなわれ、掃除機のような機械で184個も採取して船上で飼育を試みたらしいが3週間くらいで皆死んでしまったそうだ。よくわかっていない生体なのだから調べるにせよ“少しにしておけよ”といいたくなる。

体に金属を合成する生物がいるんだから、ひょっとすると体が金でできているカニとか、イボイボがダイヤモンドでできたナマコとかいても不思議じゃない。(おらんて)

2008/03/08

理 大気圏再突入



以前から疑問に思っていたのが「大気圏突入」。なぜ、すさまじい速度で落ちてくるのか?それゆえ空気との摩擦熱が生じてほとんどの材質が燃え尽きてしまう。だんだんと高度を下げながら、もっとゆっくりと降りてくれば、そういう状態にはならないんじゃないだろうか。

じつはそうはいかないらしい。ご存知のように空気にも重さがある。1立方メートル1.225kgぐらいだ。だから重力にひかれて地球表面に溜まっている。ただし気体なので池の水のようにタプタプになっているわけではなく、地表から離れれば離れるほど希薄になっていって最後にはなくなってしまう。だから大気壁ではなく“大気圏”なのだ。

たとえばハンカチを大気圏で放り出すと、ゆっくりと落ちてゆく。これは重力が少ししかおよんでいないためで、ハンカチにかかる重力が増してきて、落ちるスピードが速くなってもまだ空気が薄く、空気抵抗が少ないので、どんどん速度が上がってしまう。やがて空気の密度が急に濃くなったときには、相当なスピードになっていて大気の圧力と摩擦熱によって燃え尽きてしまうというわけだ。

だから、空気の密度が濃くなる地点まで重力に逆らって上に向かって飛ぶ力があるものならゆっくり降りてこれるが、そんなものはロケット噴射くらいしかない。酸素が少ないところではジェットエンジンもスカスカなのだ。スペースシャトルだって飛んでいく時はロケット噴射の助けを借りて宇宙に出るし、大気圏に突入する時の速度はマッハ20、機体表面温度は1,500度以上だそうだ。

それでも大気圏に対して斜めに(ゆるい角度で)侵入すると多少軽減されるというのはなんとなくわかるような気がする。じっさい使用済みの人工衛星はあえて突入角度を深く取り、地表に落下する前に燃え尽きるように落とすらしい。

ちなみに旅客機などの飛行機の高度はだいたい1万メートル。なぜそんなに高いところを飛ぶのかというと、燃料効率の関係らしい。高度が低いと空気抵抗が大きく、高すぎると酸素が薄くてエンジン出力が必要になる。ちょうどいいのが1万メートルとのこと。

「地球での自由落下というやつは、言葉でいうほど自由ではないのでな」

【レポート】宇宙から紙飛行機を飛ばしたい - マッハ7への挑戦
http://journal.mycom.co.jp/articles/2008/01/30/aircraft/

2008/03/03

理 季節



3月になりずいぶんと暖かくなってきた。街を歩く人もコートを着ている人はほとんどいない。あと3週間もすると桜前線が北上してくるだろう。日本の四季はとりわけ美しい。その季節に飽きたころ次ぎの季節がやってきて、懐かしいというか新鮮というかとにかく具合がいい感じだ。

ところで、なぜ北半球と南半球では季節が逆なのかご存知だろうか。誰でも知っているように地球は太陽の周りを1年かけて一周している(若干ずれるが)。ただし正確には真円ではなく少し楕円だ。太陽との距離がもっとも近くなる日を“近日点”といい、その距離1億4710万km。逆にもっとも遠いところが“遠日点”で、1億5210万km。その差、500kmというわけだ。

だから太陽との距離が近いとき夏だとおもいがちだが、それでは北半球と南半球の季節が逆なのを説明できない。一般的に太陽エネルギーの放射量は距離の二乗に反比例するといわれる。当然遠くなればなるほどエネルギーは少なくなり寒くなるのだが、実は地球自体が傾いたまま太陽を周っているので、それで太陽からの距離に差が出て、季節が逆になってしまうのだ。傾きは23.5度。そうとう斜に構えていると言っていいだろう。(図参照)

ただし、近日点と遠日点の距離の差500kmも無関係ではない。じっさい、このところの近日点は1月の初めで、遠日点は7月の初め。すこしではあるが夏の暑さ、冬の寒さを緩和してはいるのだ。

ちなみに地球の直径は12,756kmで、太陽は1,392,000km。100分の一以下だ。平均距離は149,597,870kmというから太陽100個分以上も離れている。イメージで例えると、太陽がソフトボールだとすると、そこから10m離れて1mmの砂粒が地球というわけだ。さらにもし砂粒一個分内側を公転していたら、おそらく海の水は蒸発して生物が棲める環境ではないのかもしれない。なんともまぁ微妙な関係だ。

とはいえ、オゾン層を破壊したり、二酸化炭素をバンバン排出してその微妙なバランスを崩そうとしているのは、とうのわれわれ人類だったりするわけだからあきれてしまう。しかも「自分が生きている間くらいは桜は見れるだろう」などとタカをくくって、こんなことを書いているワシは相当な人でなしで、地球に寄生しているアメーバみたいなものだ。

2008/03/01

理 惑星X




一昨年前、冥王星が惑星から降格されて太陽系の惑星は8つになってしまった。それが先きごろ神戸大などの研究で、かねてから噂のあった『惑星X』は、本当に存在するという計算結果を導き出して話題をよんでいる。

ワシの愛読書(睡眠薬?)、飛鳥昭雄/三神たける/著の「ネオ・パラダイムシリーズ」では、以前から写真まで公開して紹介されていた惑星X(コードネームNOX)。驚くことにNASAが打ち上げた「ボイジャー1号」がすでに到達しているという話だ。

冥王星より遠くにある太陽系の天体としては2003年に発見されたセドナ(小惑星)や、2005年に発見されたエリス(準惑星)がある。【写真左からセドナ、エリスの想像図】

セドナは直径約1,180〜1,800km、近日点距離約76AU、遠日点距離約893AU、公転周期10,667年と、地球の10分の1ぐらいの大きさで、超楕円軌道で太陽の周りを回っている。

エリスは直径約2400km、近日点距離約38AU、近日点距離約98AU、公転周期557年で、セドナの倍ほど大きくこちらもかなり楕円軌道だ。

※AU=天文単位(太陽から地球までの平均距離=1AU)

一方、惑星Xは地球と同じくらいの大きさといわれており、公転周期は1000年。発見されれば文句なく「太陽系第9番惑星」だ。(写真右が惑星Xの想像図)