用務員ぢょんたが日々勝手なことを書き綴っています。
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2008/08/31

ハンコック

2008/アメリカ/★★★★★★★7点


超人的な力で悪い奴をこらしめるが、同時に街まで破壊してしまう迷惑な男ハンコック。広告会社のレイが彼のイメージ回復のために立てた作戦とは・・・。ウィル・スミスが迷惑なスーパーヒーローをコミカルに演じています。さらにレイの妻メアリーにシャーリーズ・セロンを起用して物語は意外な展開をみせます。

見所は、やはり最新のVFXを駆使しての迫力ある映像でしょう。空を飛んだり車を持ち上げたり、列車や地面にめり込んだり、観ていて楽しくなってきます。「服がもっとボロボロになるだろう!」とか物理学的におかしなところはありますが、なにせ超人ですから何でもありです。人知を超えているんですから。全編コミカルかとおもいきや、ラストにはちゃんとシリアスに盛り上げてくれるシーンもあり、見応え十分です。

2008/08/28

xxxHOLiC(ホリック)、xxxHOLiC◆継





CLAMP(4人の女性漫画家集団)が原作のアニメでxxxHOLiC(24話)、xxxHOLiC◆継(13話)と劇場版『xxxHOLiC 真夏ノ夜ノ夢』がある。

アヤカシ(物の怪のようなもの)が寄り付いてきてしまう体質の高校生 四月一日 君尋(わたぬき きみひろ)と、願いを叶えてくれるという“ミセ”の女主人 壱原 侑子(いちはら ゆうこ)を中心に毎回、摩訶不思議な物語が展開していく。

一番の見所は、ほぼ毎回説かれる「偶然なんてないのよ、あるのは必然だけ」で始まるユウコの説法というか講釈だろう。「人間とは愚かなもの」「人はいかにあるべきか」みたいなことを説得力あるセリフで語ってくれる。さらに毎回コスチュームが違うなどの、妙にひょろながい作風もこだわりの一つだろう(さすが女性原作者)。もう一つの魅力はワタヌキと同級生ドウメキとの漫才コンビだ。タイプのまるで違う二人のやり取りを見ているとつい(・∀・)ニヤニヤしてしまう。

力の入れ過ぎかネタがつきたのか、第何話かのしりとりネタは、ラーメンズのパクリだとか(公式ホームページにラーメンズと原作者に対してお詫びが載っていた)。でもやはり盗作はいけません(というワシは画像を転載しています)。

2008/08/26

ハムナプトラ3

2008年/アメリカ/★★★★★★6点


あの大人気アクションアドベンチャーシリーズの第3弾です。今回の舞台は中国で、古代の皇帝(秦始皇帝?)が蘇ります。さらにパワーアップしたド迫力の映像がド迫力でド迫力です(なんじゃそりゃ)。ジェット・リーやミシェル・ヨーを迎え、相当おもしろいものに仕上がっていると思いきや、内容が、んー、ストーリーもキャラクターもバラバラな感じでまとまりがないです。監督が代わったせいでしょうか、いまいち散漫な感じがしました。

多分、それぞれのドラマや事情を盛り込み過ぎなんだと思います。特殊撮影は見事ですが、最近は見慣れちゃってきているのかもしれませんね。それと一番残念なのは、ワシが大好きなエヴリン役の『レイチェル・ワイズ』が出ていないのです(事情は知りません)-1点。シリーズ物で役者が代わるとどうしてもちょっと引いてしまいます。ラストで「ペルー」がどうとかいうフリがありましたので、次は南米が舞台で4を作るつもりかもしれません。

物語の中で、不老不死のヒロインが「一緒にはいられない、あなたが死ぬのはみたくない」というのにこたえて、リックの息子アレックスがいいます「人は一瞬で永遠を生きられる」と。シビレました+1点。

2008/08/24

♪作る喜び模型の京商〜



コンピュータやテレビの画像は当然平面だ。それゆえ立体的に見えてはいても物質ではないので触れることはできない。だが人間、好きなキャラクターや乗り物など、たとえミニチュアであってもそばに置いておきたいというのが心情じゃないだろうか。絵に描いた餅はつかむことも食べることもできないが、泥まんじゅうは少なくともこの手に握ることができる。

そんなわけで(どんなわけだ)昔から人形や造形物は人類の文化の一つといってもいいだろう。ただし売っているものなら買えば済むが、オリジナルのものだと作るための知識やガレージキットなどの材料、それとそもそも手先の器用さが必要になってくる。そこで紹介するのがツクルス
「DCGからフルカラーの立体フィギュアを作成するサービス開始」だ。
なに?お金がかかるからやだ?
そういう人には多摩ソフトウェアの「ぺパクラデザイナー3+六角大王SuperLE」だ。
もちろんソフトウェア代はかかるが、一度買ってしまえば後は自分の発想一つで好きなだけ作れる。ただしペーパークラフトなので、あまり複雑なものを作ると組み立てるときにおもいっきり苦労しそうだ。
夏も終わり、これから秋の夜長にラジオでも聞きながら工作なんてのもオツなものかもしれない。(Mac版がないのが残念)

2008/08/23

運じゃない



きのうのオリンピック陸上の男子400メートルリレーは叫びました(まるで大リーグボール1号を打った花形をテレビで観ていた一徹のように)。トラック競技では80年ぶり、男子だと初めてのメダルだとか。

北島のように危なげなく実力で取ったというよりも(もちろん北島は凄いが)努力と執念で勝ち取ったという感じでした。そりゃバトンのミスで強豪が減って運がよかったという考え方もあるけど、それも競技の内ですからね。いくら走るのが速くてもハードルを飛び越えるのが下手な選手は遅いだろうし、新体操だってフープを落とせば減点なのです。それも含めた競技なのですから。

2年前のトリノ冬期オリンピックの女子フィギアスケート決勝でサーシャ・コーエン、イリーナ・スルツカヤは共に転倒しました。結果、完璧な演技を魅せた荒川静香がアジア初の金メダルを獲得したのは記憶に新しいところですが、これを「相手が転んだから勝てた」「運がよかった」という人がいるかもしれません。しかし、そもそも荒川は転ばなかったのです。大会中一度も。

スポーツというのは常に自分との戦いなのだと感じました。努力して練習してきた力をその瞬間出し切れるか、その生き様を見れるから素晴らしいのです。自分の能力以上の成績を出した人全員に金メダルをあげたいです。

2008/08/22

行列



関東を中心に店舗展開しているラーメン屋で「ラーメン二郎」というのがある。ワシの部屋のすぐ近くにもお店があり、とにかくいつも、ホントにいっつも、20、30人の行列ができている。聞いた話によると味は濃厚で、分厚いチャーシューや野菜など具がてんこもりなのだそうだ。たしかにそばを通るといい匂いがしてきて、思わず食べたくなるのだが、決まって行列ができていて断念してしまう。

おいしい食べ物屋は遅くまでやっていないという法則通り、灯りが点いているのに順番待ちの人がいないときは、すでに「本日は終了しました」の札が掛かっている。チャーシューといえばワシの大好物の一つなので、いつかは食ってやろうと思ってはいるのだが、そもそもワシは並ぶのが嫌いなのでおそらく一生食べられないかもしれない。

先日のiPhoneもそうだが、とにかく都会の人はよく並ぶ。人気ゲームソフトやコンサート、話題の商品やテーマパーク、とにかく何でも並ぶ。そもそも人が多すぎるのか、それとも東京が一番!自分が最初に手にしないと気が済まないのか知らないが、後でも買えるものや、欲しくもないものまで並んでしまう。行列ができているととにかく後ろについてしまうらしい。まるで土間に転がっている煎餅のカケラに集まってくるアリンチョのように。

きっとテレビで紹介されれば“イワシの頭”にだって行列を作るだろう。よくいう都会は刺激的で毎日が楽しくてしょうがないとか、時間がいくらあっても足りない、なーんていうのは全然ウソで、みんな話題性に乏しく暇を持て余しているのかもしれない。先日、東京の若者を対象としたアンケートに「休日は何をして過ごすか」というのがあったが、ダントツで「家でゴロゴロしている」だった。意外な結果に妙に納得してしまうワシだった。

2008/08/20

オマケ



ジュースやお菓子を買うとオマケが付いてくるようになって久しい。ここ数年はさらに激化してどちらがオマケなのかわからない商品まである。人件費の安い中国などで作っていると聞くが、それにしてもかなり立派なものが付いていたりして、ついつい手を伸ばしてしまう。

「味に大差ないし、どうせ買うんだから」などと理由をつけて、他に安売りがあるのに、気づけば定価で買っている。そんなノリできのう買ってしまったのが写真のミニ扇風機。コカコーラ500ml3本に一個付いていて378円だ。スーパーなら1本98円で買えるのでビミョーといえばビミョーな値段だが、まあネタとしては安いんじゃないだろうか。

それにしてもオリンピックの経済効果といい原油の高騰といい、中国の成長は著しい。近所のコンビニや吉野家みたいなチェーン店のアルバイトもかなりの割合で中国人だ。中国は間違いなく世界征服を企んでいる。いまにきっとマンションを買うともれなく中国人女性がオマケに付いてくるかもしれない。

2008/08/19

高所


向かいのビルで何やら作業をしている。高い高い、観ているだけで尻がもぞもぞしてくる。ワシが高いところが怖い原因の一つがわかった。きゃしゃな身体のわりにハチ(頭)がデカいのである。重心が上にある。手すりから顔を突き出すとそのまま頭の重さで落ちてしまいそうな気がするのだ。もう少しメタボればバランスがとれるかもしれない。

2008/08/17

ドラゴン・ウォーズ

2007年(韓国、アメリカ)★★★★★5点


韓国映画史上最高額の制作費を投じたSFアクション・ファンタジー大作。。。だそうです。朝鮮に伝わる竜伝説、それは500年後の現代に、世界を滅ぼす邪悪な竜が甦るというもの。絶大なパワーを得ることができる宝玉を宿した女性が生まれ変わり、その女を守るために青年もまた生まれ変わっていた。

かなりレベルの高いB級作品だといっても過言ではないでしょう。とにかくストーリーがテキトーです。ちゃんと観ていると揚げ足がとり放題だし、役者も知らない人でわりとダイコンです。物語の展開がかなり早いわりには無意味な戦闘シーンがしつこいので、ちょっと飽きます。とはいえVFXの映像はかなり迫力があり、特にラストシーンの『東洋の龍』は見事でした。+1点。

せっかくお金をかけてあれ程までの映像を作るのだから、もうちょっと設定というかシナリオをしっかり煮詰めれば、きっといい作品になったと思うと残念です。

2008/08/12

あくび



退屈な話を聞いているとあくびが出る。あくびはどうして出るのか? 諸説あるが、いまだにハッキリしたことはわかっていないらしい。さらによくある、他の人のあくびを見て(あるいは聞いて)「あくびが移る」という現象も「共鳴的」あるいは「伝染性」と呼ばれているが、この原因もよくわかっていない。ただし実験では、自閉症の子供は他の人のあくびを見てもあくびが移らないそうで、これは他人に感情移入して発動する「共鳴的」という説を裏付けている。

これまで、あくびが移るのは人間とチンパンジーだけだと思われていたが、最近の調査で犬にも人間のあくびが移ることが確認された。実験では72%の犬にあくびが移ったというのだからかなりの割合だ。人のあくびが犬にも移るとなると、犬の知性(相手に共鳴する)がかなり高度なものだといえよう。

ほとんどの動物があくびをする。もちろん我が家の猫たちもしょっちゅうしているが、ワシに移ったことはない(もちろんワシのあくびが猫に移ったこともない)。ワシは他の者への共鳴度が猫並みで犬以下ということなのか。

ちなみに「おくびにも出さない」の“おくび”とはゲップのことらしい。「あくびにも出さない」のほうがワシは的確だと思うのだが。

動物のあくびを集めたサイト→コチラ

2008/08/11

日の丸



オリンピックで日の丸が揚がるのは結構なことだが、きょうは午前中から大通りで街頭演説がうるさい。「ぼがぎがげごガー、はんたーい! げぼべぎぐあー、やめろー!」って延々数時間、何を言っているのかほとんど聞こえない。日の丸を振り回しながら靖国がどうとか、竹島を返せとか、朝鮮人は出てけだの、隣国に対しての抗議の演説のようだけど、こんなところでやってなにか意味があるんだろうか。そりゃワシも韓国は好きじゃないけど、あれじゃ逆効果のような気がする。

一旦は静かになったが、夕方また始まったので、プリンターのインクを買いに秋葉原へ出かけてしまった。日曜の夕方とはいえさすがアキバで、凄い人だ。中にはメイドやらヒーローまでいて、先ほどの休日のオフィス街とは打って変わって全然空気が違う。そうだ!あの街頭集会はここでするべきなのだ。若者は多いし、より多くの人に訴えることができる。大ひんしゅくを買うことうけあいである。

世の中に意義を唱えたい人の気持ちはわかるが、靖国や竹島よりも、もっと早急に解決していかなくてはならない大切なことがあると思うのだが。

2008/08/08

見えすぎちゃって困るのぉ〜♪



Googleのストリートビューが話題になっている。これはGoogle Mapsに追加された機能で、全国12の主要都市の街路をパノラマ画像で見ることができる。3Dゲームのように360度見渡せるので、あたかもその場にいるかのような臨場感だ。もちろんパノラマ撮影されているのは「写真」なので、動画のように動いているわけではないが、それでも知っている場所へ行ってみると、その不思議さには驚くばかりだ。

「身内が写っていた」とか「マズイシーン」など続々発見されていて、掲示板、ブログ、まとめサイトなどで早くも公開されている。プライバシーの問題がありそうだが、興味がある人は“探偵気分”でのぞいてみるといいだろう。かなりの暇つぶしになることうけあいだ。

まとめサイト
http://google-streetview.seesaa.net/
http://googlesv.dreamhosters.com/
http://googlemap-streetview.seesaa.net/category/5508715-1.html
http://morita.afstyle.net/2008/08/061810.html
「ストリートビューまとめ」でググるとたくさん出てきます。

2008/08/05

騒々しい夏の夜



関東地方は夕方から大雨洪水警報が発令されていた。夜10時ぐらいだったろうか、にわかに大粒の雨が降り出し、瞬く間に街はバケツの水をひっくり返したような有様になった。空のいたるところでカミナリが鳴り響き、目の前でも巨大な血管のような青白い稲光が何度も激しく光って、その度に爆撃音とも思える轟音でビルごと振動していた。

騒々しいなぁ。それでなくとも先ほど4、5軒隣りのビルでボヤがあったらしく、消防車が10台くらい来ていて近所はお祭り騒ぎだったのに、やっと治まったと思ったら今度はカミナリだ。

仕事にも詰まってしまったので気分転換にシャワーを浴びて、風呂場から出てきたらなぜか部屋が涼しくない。リモコンで設定温度を下げて、パソコンの前に座って待っていても一向に涼しい風が出てこない。おかしいなぁと思っていると、ついに吹き出し口が閉じてしまい停止してしまった(おいおい、マジかよ)。しょうがないので一旦コンセントも抜いてしばらく休ませて、再び電源を入れたら動き出した、が、やはり風は涼しくならない。室外機を点検してみると回っていない。(カミナリでやられてしまったのかあああぁぁぁ!?)

風呂上がりなので、ことさら暑く汗が噴き出してくる。さらに今夜はエアコンなしで寝るのかと思うと冷や汗まで出てきた。室外機を蹴飛ばそうかとも思ったが(電化製品は殴れば直ると思っている原人のワシ)、私物ではないのでそこはぐっとこらえて、仕方がないので窓もドアも全開にして、汗を拭きながらしばらくネットをしていた。

その間に思ったのは、現代文明のもろさと、軟弱になった自分のことだった。以前はエアコンなんてなかったけど、それでもなんとかなっていたのに、いまのこの不快感はなんだ。隣のローソンに涼みにいこうか。それとも、もう一度冷たいシャワーでも浴びてこようか。そう考えながらためしにもう一度、エアコンのスイッチを入れてみた。ブワ〜ン(お!もしや!)、吹き出し口に手をかざしてみると明らかに冷たい。急いで外に出てみると室外機が動いている!(な、なおった!みたい・・・)

いつまた壊れるかわからないので、リモコンはしばらくいじらないことにした。設定温度28度だ。いや〜涼しい〜♪快適カイテキ♪ ノド元過ぎればナントやら、ゴキゲンにネットサーフィンだ(仕事はどうした)。いい加減なものである。

「壊れたエアコンのスイッチを入れたら涼しい風は出てきますか?」
「いやー来んでしょうなー、エアーコンディショナー」お後がよろしいようで。

2008/08/04

ワタシのタワシ



『てのひら怪談』という本を読んでいる。これはネット上で誕生したもので、オンライン書店ビーケーワンが800字以内というルールで開催した「ビーケーワン怪談大賞」というのが母体になっている。一般の人が投稿した作品の中から優れたものをポプラ社がまとめたもので、百篇収録されている。800字という制限の中で、なかなかおもしろい作品もあるにはあるのだが、そもそもほとんどが素人が書いた文章なのだ。しかもいちいち文体が違うので大変読みづらい。

なかでも一番厄介だと思ったのは『私』という表現だ。“私”は女なのか男なのか、若いのか年寄りなのかいつまでたってもわからないのである。もちろんそんなことは必要ない場合もあるのだが、それでも読み手にイメージをわかせるのは大切なことだと思う。たとえばこんな文章があったとしよう。「そのとき私はかなり焦った。早くしないと娘をピアノへ送っていった妻がもうじき帰ってくる」・・・これなら私は男で既婚者、しかも子持ちということがすぐにわかる。

そこへいくとやはり漱石はすごい。冒頭で「我が輩は猫である。名前はまだない。どこで生まれたかとんと見当がつかぬ。」なのだから。

話は変わって、このところ単語を片仮名で表記するのをよく目にする。キモチ、ココロ、ヒコーキ、カワイイ、トモダチ、ビョーキ、キレイなどなど他にもたくさんある。たしかにこう書くと乙女チックやロマンチックだったり、レトロっぽかったりと何となく単語自体が、書いた本人のキモチをアピールしている。とうぜん「ワタシ」も含まれる。ふつうワタシ(アタシ)と書く男は少ないだろう。

だから自分の呼び方にはもっとバリエーションを持ってもいいんじゃないだろうか。おいらとかあたい、俺、僕、うち、拙者、それがし、我、自分、わらわ、他にもたくさんあるだろう。佐知子は自分のこと“さっちゃん”っていうし、ワシは、自分のことをワシという(ワシのふるさとではある程度の年齢になると皆、自分のことをワシという)。

そこで提案だが、一言でおおよその年齢、性別を表現できる「私」に代わる言葉は作れないものだろうか。いやいや、私のままでもいいから、せめて性別を含めない場合「私」で、男性は「わたし(わたくし)」、女性は「ワタシ(ワタクシ)」というのはどうだろう。。。やっぱダメ? タワシみたいだから? タワシってカワイイと思うよ。

【ニコニコ動画】たわしねこ2 荒ぶるたわしのポーズ

2008/08/03

マジかん?マジコン



マジコンというのをご存知だろうか。これは任天堂DSなどに装着して使用するSDカードのようなツールだ。早い話、違法ゲームデータがDSなどでできてしまう変換用カードといったところか。ゲームデータを入手したらSDカードにコピーする。それをマジコンに刺し、そのマジコンをゲーム機に装着すればメーカー違いでもプレイすることができてしまうという、スゴいというか、ヤバい代物だ。

そんなものが出回っていては困るということで、29日、コーエーが任天堂及びその他のソフトメーカー53社とともに、輸入・販売の差止を求める訴訟を東京地裁に起こした。各社そうとうおかんむりのようだが、そりゃそうだろう高い開発費をかけて作ったゲームをタダでやられちゃかなわない・・・だがまてよ、ひょっとすると任天堂だけはビミョーなんじゃないだろうか。任天堂はハードも作っている。タダゲーやられるのは困るが、DSが売れるのは歓迎だろう。他のソフトメーカーとは若干立場が違って、痛し痒しというところなのかもしれない。

しかしだ。マジコン自体は変換機というかアダプターみたいなもので、ゲーム機でもゲームソフトでもない。いってみれば、テレビがあっても放送されているものしか観れないので、DVDを観るためにプレーヤを買って観るようなものだ。海賊版DVDは違法だが、プレーヤ自体に違法性はない。だから、故意にコピーされた違法データをバラ撒いている者は罰せられるが、マジコン側は「うちはアダプタを売ってるんですが・・」と、しらを切るだろう。

とはいえ、そんな言い分は通るはずもなく近いうち販売禁止になることは必至だろう。それでも危険を冒して高値で売るやつもいる。ソフトメーカーは海賊版同様、コピープロテクトをかけなくてはならなくなるだろうし、またそれを解析してコピーする者も当然出てくる。ここでもイタチごっこだ。デジタル時代はなにかと難しい。いまに何をするにも、そう、PC起動するにも、ATM利用するにも、電車に乗るにも、TVやDVD観るのも、果てはガスのスイッチひねるのもトイレで水を流すにも、本人認証が必要になるかもしれません。

2008/08/02

『日本のこわい夜』

2004年日本/TBS 怪談ドラマ短編集 ★★★★★★★7点


夜のバスの中で、語り部のおばさん(白石加代子)がエスコートして短編5編を紹介するという構成。『クモ女』『すきま』『大生首』『金髪怪談』『予感』と順にやっていき、最後に再び夜のバスで終わる。

これがどれもたいして怖くない。いやむしろおもしろい。次から次へと楽しく観させてもらいました。でも、おもいっきり怖かったことがあります。それはもちろん白石さんです。あの人が「こわいはなし、ききたいですか?」という度に「あんたが一番怖いんだよ!」と突っ込んでいました。すばらしい演技力です。あの人がひとりで、全話語ったほうが低予算で済むだろうし、よほど怖かったと思います。白石加代子に+2点!

この白石加代子さん『百物語』という舞台公演を25回もやっているそうで、ぜひ行きたい!というかDVDだして欲しいです。(舞台じゃ演技がよく見えないじゃないですか)



こちらは九州佐賀県で見つかった『お尻スイカ』。動物の結合双生児は悲惨な感じがするが、植物だとなかなかカワイイ。

2008/08/01

「俺もやる、やってやる」



ネットで殺人予告などをして逮捕されたという事件が連日起こっている。この間などは、小学校教師が自身のブログで「教頭抹殺したい」などと書き込んで免職処分になっている。しかしネットやブログにそんな事を書けばすぐ御用になるということは想像に難くない。にもかかわらずなぜ書くか。これはおそらく頭のどこかでモニターの中をバーチャルな世界と混同してしまっているからじゃなかろうか。

通りすがりのネットカフェで匿名性の高い掲示板へ書き込んで、すぐに立ち去ればたぶん特定できないだろうし、いくつもクシをさして巧妙にやれば大丈夫だろうけど、そもそもそこまで危険を冒してするほどの行為とはとても思えない。ようするに「軽く考えている」ということなのか。そんなに不満があるなら自分の部屋で独り言をわめき散らせばいいし、日記やテキストエディタに百万回でも書けばいいのに、それでは「対象者」がいないので満足できないのだろう。

で、きのうはネットじゃないけど、向かいの「専修大学」で、学生にセクハラ行為をした非常勤講師が解雇されたというニュースが出ていた。まったく、つまらないことで将来が台無しだ。しかし、いきなりクビにすることもないだろうに、十分反省しているのであれば謹慎処分ぐらいでいいんじゃないかと思ってしまうワシは甘いのか。

教師といえば2003年に起きた「教師によるいじめ」、いわゆる『殺人教師』の事件は“でっちあげ”だったらしい。いわゆる冤罪だ(なにをいまごろ古いことをといわれそうだが)。火のないところに煙はたたない、その先生も多少厳しいところはあったのかもしれない。だがそのために人生を棒に振ったわけだからまったく気の毒な話だ。

30年ほど前まで教師の体罰は当たり前だった。しかもそれが出来る先生には「正当!」といわしめんばかりのオーラというか威厳があったし、世間からも一目置かれる人格者だった(それがいやで教師を退職した人も知っている)。子供も「悪いことをしたのだから罰を受けるのが当たり前」と思っていたし、家に帰って報告しようものなら、親からもう一度殴られるのでもちろん黙っていた。

別に体罰を推奨しているわけではない。大人だって盗みをすれば罰を受けるし凶悪犯罪を犯せば極刑だ。『道徳は法律の上位にあるもの』だそうだし、大人になるまでに最低の善悪の判断がつくようにするのが教育というものだろう。「殴られもしないで一人前になったヤツがどこにいる!」っていうことわざもあるし。(ことわざなのか!)

とにかく「教師」という職業も地に落ちたものです。これもすべて、なにかと無意味に細かい規則と、無責任な世論によるものかもしれませんよ。

孔子も言っています。
「これを導くに政をもってし、これを斎(ととのう)るに刑をもってすれば、民免れて恥なし。これを導くに徳をもってし、これを斎るに礼をもってすれば、恥ありて且つ格(いた)る」
(人を導くのに規則や命令でいうことをきかせようとし、従わないときは罰を与えようとすれば、人はその罰から免れられさえすればよいと思い、悪いことをしても少しも恥ずかしいとは思わない。ところが徳をもって導き、礼をもって接すれば、恥ずかしいと思って心から悔い改める)というような意味です。

「厳しく締め付けられた管理社会は、かえって人や社会を悪くする」ということでしょうか。