用務員ぢょんたが日々勝手なことを書き綴っています。
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2008/06/29

R-20



久しぶりに実家にいる。近所のスーパーの屋内にある自動販売機でタバコを買おうと思ったら、すでに『TASPO』が導入されていて買えなかった。「そうか、こちらではすでに始まっていたのだ」コンビニまで行こうかと思ったが、その前にレジでカートン売りはしているので一応店員に聞いてみた。「これってバラで売ってくれないの?」

すると店員は「あ、お店のタスポがありますから大丈夫ですよ」といって、アクリルケースに入っているカードを自販機にかざしてくれた。「お店のタスポ?」これって・・・先日九州の方でニュースになっていたのと・・・(あれは自動販売機にぶら下げていた訳だが...)・・・なんだ、どこでもおおっぴらにやっているんだ。

ワシはいまのところタスポを申請するつもりはない。理由は簡単で2軒隣が24時間営業のコンビニだからまったく困らないのだ。現在、全国56万台のタバコの自動販売機のうち4分の3はタバコ会社の負担でタスポを設置している。それに伴いタバコの値段があがっている訳で、結局のところタバコを吸う人間がそれを払っていることになる。

「未成年者がタバコを買えないようにするための仕組み」理由はそれだけだ。自販機1台の改造費は数万〜10万円程度といわれるが、そんな大金を使うほど画期的なアイデアだとは思えない。だいたいそんなことで未成年者の喫煙は減らないだろうし、タバコなんてどこのコンビニでもほとんどフリーパスで売ってくれる。そんなこといえば酒だってだって同じだろうし、なにか根本的に間違っているような気がする。(てゆうか無駄)

タバコや酒なんてR-18指定の映画とかと同じで、ガイドラインというか、もっと曖昧なもののような気がする。発育に影響するから子供はダメで、大人はフンベツがあるから、体を壊すまで利用しないだろうという考え方なのだろう。しかしフンベツのない大人だっているし、20歳になった瞬間、害の少ない体に変身する訳でもない。本当に体に悪いのだったらすべて禁止にすべきだし、そうでもないのだったらそこまで細かく縛る必要はないのではないだろうか。

タスポなんてやめて、いっそのこと酒もタバコもいまの十倍くらいの値段にして(そうすれば子供もやすやすと買えないし)、収益は二酸化炭素削減に使うとか、他にもいろいろあるだろう。(ほとんどの人がやめてしまうのかもしれないが、バブリーな人はまだまだいる)

人間の死亡率は100%なんですけど・・・などとつぶやきながら、フンベツがないのでむしろ全面禁止にしてほしいワシ。
マイコミジャーナル「自動販売機以外で買えばいい」タスポ敬遠はアンケート結果でも明らかに
写真は@渋谷moduleのニューパーディ“R20”

2008/06/27

わけワカメな街



晩飯を食べに日高屋(中華食堂)へいった。カウンター席に座り注文を取りにくるのを待っていると、後から来た小柄な老人が隣に座った。ホームレス風のそのおじいさんは、よほど腹が減っているのか、店員が待ちきれない様子で、腰を降ろすやいなや呼び鈴を鳴らして注文していた。「中華そば(大盛り)と半チャーハンのセット」だ。

...大盛り? やはり空腹だったのだ。ここの店は標準でもボリュームがある。しばらくすると料理はほぼ同時に運ばれてきて、そう、ワシが半分くらい食べたころだろうか、その老人は汚れたショルダーバッグやら傘や新聞やらを手に持ち身支度を始めた。(おいおい早いな、もう食ったのかよ)ふと見ると、チャーハンは少し、中華そばにいたってはほとんど手つかず、3分の1も減ってないではないか!

会計を済ませヨタヨタと出て行く老人を横目で見ながら、不景気とはいっても相変わらずの飽食の街なのかもしれないと思いながら、中華そばのスープをほとんどすすってしまったワシだった。(普段は半分くらいしか飲まない)

ちなみにこの店のメーニューもショーウィンドウの蝋細工もだましで、中華そばにはチャーシューが1枚しか入っていない(アメリカなら訴えられるところだ)。もっとも、150メートルほど離れたところに同じのれんの店があり、その日高屋の中華そばは390円、ここは290円と100円も違うので許すことにしよう。

2008/06/25

このネタ何回目?



かねてより話題のiPhoneの料金体系が発表になった。残念ながらとても安いとはいえない値段だ。

本体の価格は8GBが6万9120円、16GBは8万640円。ただし、スーパーボーナスで実質負担額2万3040円(8GB)になるとしている。月々の支払いは、なんやかやでぶっちゃけ7,280円らしい(最安で)。携帯電話代金が月々1300円のワシにとっては、まさに高嶺の花というところだ。

もともと携帯電話会社の料金プランはややこしくてわかりにくい。これは各通信会社が「電話機代、通話料金、通信料金」などを合算で請求しているため実際のところ高額になってしまう。しかしそれではユーザーが増えないので、いかに安く見せるかということに知恵を絞り、各社複雑きわまりない仕組みを作り出している。

ソフトバンクのスーパーボーナスもそうだ。簡単にいうと、仮に78000円の電話機があったとしよう。本来ならそれを現金で(あるいはクレジットで)購入して、次の月からは通話料+通信料を払えば何も問題ない。でもそれでは高い機械をなかなか買う人がいないので、まず電話機を26ヶ月払いのローンにさせる(月々3000円)。(たしか24ヶ月じゃなかったような...)

そして「通話料+通信料を6000円払ってくれたら機械代3000円の内2000円はオマケします」という仕組みだ。そうすると電話機の代金は26ヶ月経った時点で26000円だったということになる。やすいものになると丸ごとタダになるものもある。世に言う0円携帯の成れの果てだ。

そんなことしたら携帯電話会社がつぶれてしまうという心配をする人がいるかもしれないが考えてもみてほしい。電波なんて回線さえ確保してしまいばタダ同然なのだ。しかも消費者は26ヶ月確実に月々7000円払ってくれる。18万2000円だ。ユーザーさえ確保してしまえば、数の原理で儲かってしょうがないのだ。だから利用者を増やすためにはホワイトプランなどのように通話料無料までやってのける。

「実質負担額」という言い回しにふらふらっとしてしまう。でも毎月8000円も携帯電話ごときに惜しくて払えない。いや、電話だと思うからいけないんだ。「大人のたしなみ」はどうだろう。。(てゆうかそんなに欲しいんだったらタバコやめろよワシ)。iPhoneの2万3040円というのは、たぶんAppleからの仕入れ値に近いだろう。ようはソフトバンクは月々7280円もらえればいいのだ。

ところで、発表では「月額計7,280円から」といっている。ホワイトプラン980円、パケット定額フル5980円、S!ベーシックパック315円の合計だ。電話機代はどこへいってしまったのだ! そうか、当然プラスされるわけだ。16GBだと1440円かぁ。合計で8720円...はぁ。。。

孫さんさぁ、この格差社会の世の中を打開するためにも、ホワイトプラン980円+iPhone専用スペシャルスーパーウルトラボーナスいきなりサラリー980円っていうのやってくんないかなぁ。

これを書いていたら続報が入った。8GB、16GB共に来月11日発売だそうだ。ちなみにiPhone専用USIMカードなので、自分の携帯のUSIMを差しても使えない。

2008/06/24

大きくて小さな宇宙



以前、太陽と地球の位置関係の話を書いた。太陽をソフトボールだとすると、そこから10メートル離れて1ミリの砂粒が地球というやつだ。その1ミリの砂粒の中にさらにホコリともいえない67億人近い人が生きている。「1ミリの中に67億!」まさにビフィズス菌状態だ。

では、その人間はというと当然、細胞からできているのだが、突き詰めれば元素ということになる。水素とか酸素とかいうあれである。元素は現在公認されているだけで110種類、発見されているものを含めれば118種類と、意外に少ない。

ではでは、さらにその元素はというと原子というものからできている。原子は一定の質量を持ち元素を構成している。その大きさは100億分の1メートル。言い換えると1億分の1センチ、1ミリの1000万分の1といったほうがわかりやすいかもしれない。とにかくとてつもなく小さい(見たんかといわれると困るが)。



で、原子はというと、中心に“原子核”があり、その周りを“電子”が回っている。原子核は陽子と中性子でできていて大きさは1000兆分の1メートルほど。陽子や中性子ともなるとさらに小さく、セロがもう一個ついて1京分の1メートル(自信がないが)といわれている。

想像がつかないのでわかりやすくいうと、直径100メートルのドーム競技場が原子だとすると、その中心に1ミリの原子核が浮かんでいるという比率だ。ようするにスカスカなのだ。ここまで読んで「なんだ原子の世界も宇宙に似ているなぁ」と思った人はスルドイかもしれない。原子核と電子の間は真空なのだそうだ。そりゃそうだ。原子の大きさに対して原子核や電子の大きさは極端に小さい、しかも飛び回るには空間が必要だが、物質の最小単位が原子自体なのだから、その隙間に他になにが入ることができよう。

単位をそろえて、まとめるとこうだ。(すべて約)

太陽の直径=14億メートル
地球との距離=1500億メートル(太陽100個分)
地球の直径=1300万メートル(太陽の100分の1)

ヒト=1.7メートル(全人類が手をつないでも太陽には全然届かない)

原子=100億分の1メートル
原子核=1000兆分の1メートル(原子の10万分の1)
陽子・中性子=1京分の1メートル(たぶん)



ひょっとするとその原子の中には、われわれが住んでいるのと同じような宇宙が無数に拡がっているのかもしれない。それぞれに銀河のようなものがあり太陽系があり地球があり、人のようなものがいて原子からできている。わたしたちが生きているこの次元もそんな宇宙のひとつなのかもしれない。そもそも時空を考えたとき“大きさ”なんて、何の意味も持たないのだろう。ましてや「きょう彼氏にふられた」だの「夕飯が素うどんのみだった」などの不幸は、とるにたらない出来事だからすぐに忘れたほうがいいでしょう。

2008/06/22

引っ越し

紙幅がなくなってきたので用務員日誌を引っ越しました。ここは昨年の暮れにご紹介したGoogleの『Blogger』です(Googleに買収された)。旧用務員日誌で使っていたのはフリーのCGIで、多機能だし、とても使いやすかったのだが、このところ挙動が不信になってきた。ワシはCGIもCSSも詳しくないので、いったん壊れると修復するのに一苦労なのだ(複雑なタグを打ち込むとそのまま逝ってしまうことがある)。

そこで、そろそろ別の場所に移動しようかと思っていたとき、マンガン氏から「Blogger、機能がアップして使いやすくなった」との情報をうけて、さっそくいじり回してみた。なるほど以前より自由度が高くなっていて、かなりのところまでカスタマイズできる(CSSがわかればなおさら)。もっともフルモデルチェンジしたかったわけではないので、デザインはほとんど変わっていませんが。

ブログやHP、掲示板など、企業が無料で提供してくれているサービスがたくさんある(フリーウェアのアプリも)。そういう人たちには感謝の気持ちでいっぱいだ。まったくいい時代になったものだと思う。そんなわけで今回から「新用務員日誌」になりました。どうぞよろしくお願いします。

テンプレートも豊富です。
自分のサーバではなく団地なので以前より若干重くなっているかもしれませんm(_ _)m

2008/06/20

全米No.1 この夏、全員がだまされる

 
数週間前、TSUTAYAにDVDを借りにいった。どれにしようかいろいろ物色していて目に止まったパッケージ、トランスフォーマー・・?? なんかロゴが変だとおもいよく読めば「トランス“モーファー”」じゃねーか! で、そのすぐ近くには「スターレック」・・・はぁ...なんか脱力感が。

この手のものはアダルトビデオに多い。有名なところだと、『ヌード・オブ・ザ・リング 〜王の股間〜』や『ハメー・ポッターと淫者の乳』、『パイパニック』などなど、あきれるほどバカバカしい。しかしながら、これらはあきらかにパロディとわかるパッケージだ。

『ターミネーター・コップ』ならまだいい。『トランスモーファー』はヤリ過ぎだ。Yahoo!映画のレビューでもみなさん“やられた、間違えた”とコメントしている(気の毒に)。パロディとバッタものは違うのだ。ワシも借りる際はせいぜい地雷を踏まないよう気をつけることにしよう。

ちなみに「スターレック」はパロディだそうなので許す。
左:『トランスモーファー』--人類最終戦争--
右:『スターレック』--皇帝の侵略--

2008/06/18

ダガーだがぁ(三河弁)


先日のアキバの事件の翌日、2ちゃんねるに「今から池袋に行って100人ぶっ殺す もうすべてが嫌になった 俺もやる」などと書き込みをして、すぐさま御用になった男がいる。浜松市の29歳無職だ。静岡県民は世の中に不満を持っているヤツが多いのか。それにしてもIPアドレスだけで簡単に個人が特定できてしまうものなのですね〜。コワイわ。書いたヤツもあほでんなぁ、なにも自宅のパソコンから書かなくったっていいと思うぞ。

一方では、同じ秋葉原の事件を受けて、ヤフオクで「ダガーナイフ」の出品・販売を禁止したそうだ。他にも武器にあたるようなものの扱いも禁止だ。しかしちょっと待ってほしい、「それがあるから殺りたくなる」のだろうか? それとも「殺りたくなったから手に入れた」のか。

そもそもダガーナイフより刃渡りの長い、切れ味のよさそうな包丁がその辺の金物屋や100均にだって売っている。おそらくYahooは“厄介ごとはごめんだ”というのと「しっかり対応してますよ」という点数稼ぎなのだろう。

だいたい包丁を使用した殺傷事件や、バットで人を殴ったりする事件はときどき起こる。しかしそれらの凶器が販売禁止になんてならない。なぜか! それは、そもそもそれが“武器”ではないからだ。人を傷つけるための道具ではないのだ。だからそういう事件を耳にしても、台所に包丁があっても、まともな人は自分もやってみようとは思わない。(そういうことをする人間はそもそもまともじゃないけど)

ところが“武器”は違う。軍用のナイフや拳銃などを手にすると、人(一部の)は心が揺れたり燃えたりするのだ。「これで何かを刺してみたい」「この銃で撃ちまくったらさぞスッキリするだろう」などと、心の奥で悪魔がささやくのだ。普段の生活に不満を持っている人はなおさらだろう。

現代社会で生きる我々には要らないものだ。探検家や登山家でもない限り「ダガーナイフ」なんて必要ないだろう(アウトドアのレジャー用には果物ナイフがあればいい)。だから、そういった武器は、せいぜい規制すべきだとワシも思う。銃が持てない国だからこそ凶悪犯罪が少ないのだ。そういうのは映画の中だけで十分満足だ。

てゆうか、カッコいいなーおい、コンバットタイプ。

2008/06/17

不携帯な携帯

 
ワシは会社で支給されている携帯と個人用の携帯を1台ずつ持っている。どちらもソフトバンクのホワイトプランだ。個人用のほうはEメールを利用するために+315円払っているが、それでも月1300円くらいですんでいる。緊急の場合以外は他のメーカーの電話にかけることもないし、そもそもワシの周りはソフトバンクの人が多いので、特に困ることはない。

よくコメントをくださるマンガン師匠と「ホワイトコール24とはなんぞや」という話になった。BBフォンとソフトバンク携帯の通話料が24時間無料になるというやつだ。ホワイトコール24 しかしながら、申し込みが必要だとか、家族でないとダメとか、Webサイトをみてもいまいちよくわからない。

ちまたではトランシーバーがわりに、2台目の携帯としてホワイトプランを持つ人が増えていると聞く。ワシとしても「もっと増えて、みんなソフトバンクになるといいな」などと思ってしまう。(身勝手ではあるが...)

もしほとんどの人がホワイトプランの携帯を持っているようになると、とっても安上がりな世の中になると思う。会社や店舗の固定電話もヤメてホワイト携帯、おじいちゃんちも固定電話はヤメてホワイト携帯。フリーダイヤルもなくなって、NTTもドコモもつぶれてしまう。

そりゃそうだろう。メールも通話もタダなんだし、用事のあるその人を直接呼び出せる。毎月高いお金払っている固定電話なんて当然みんなヤメてしまうだろう。まあ、有料の時間は(21時〜1時)別の事して過ごすか、メールですませばよろしい。

とりあえず今でもかなりの恩恵にあずかっているワシは孫さんに感謝の気持ちで一杯だ。しかし、これでもし大半がホワイトプランにでもなったりしたら、「採算があいません、来月から値上げします」なんていうんだろうな。でもすでにライフラインなので誰も解約できない、そしてジワジワと...真綿を首でしめるように・・・(ぎゃくだろ!想像してみろよ変だから、ろくろ首じゃないんだよ...)

2008/06/16

父の日

昼過ぎにクロネコが荷物を持ってきた。娘からのワシへ、父の日のプレゼントだった。さっそく開いてみると、なんと「ハムソーセージの詰め合わせ」。東京の一人暮らしで一番助かるんだよね、こういうのが。煮てよし焼いてよし、そのまま食べて手間いらず。
「これで我が軍は、あと10年は戦える」こんなによく気のつく、しっかりした娘に誰が育てたんだ。ワシか!(親バカでした...)

2008/06/14

お父さんがお母さんに



心と体の性が一致しない“性同一性障害者”に関する法律がこのほど改正された。今までは子供がいると戸籍を変更することができなかったが、改正後は「未成年の子供がいない」に緩和されたのだ。これにより現在子供がいても、その子が成人してからなら戸籍を変更することができる。

そうなると、ある日「お母さんが男性に」または「お父さんが女性に」なったりするわけだ。「わたしの両親はどちらも女性です」ならまだいいが「ぼくの両親は二人とも男性です」は、正常な子供からすると相当複雑な心境なのではないだろうか。

このところ環境ホルモンの影響なのか、あるいは進化しているのか、どうも中性的な人が増えてきたように思う。その昔は社会的に認められていなかったので、そういう人たちはさぞかし肩身のせまい思いをしたことだろうと同情してしまう。現在はかなり認識も広がり、芸能人などは、むしろその“あたりのやわらかさ”から人気者だったりもする。

ひょっとしたら、あと何百年もすると、もっと変化が進み「本人に聞かないと」外見だけでは性別が判断できないようになるかもしれない。そうなるといろいろと不便だよなぁ、公衆トイレとか銭湯とかさ、オリンピック選手だってそうだ。すでに女子陸上みてると“ナニ”がついていそうな人が出てるもん。

左:上川 あや(現東京都世田谷区区議会議員/性同一性障害者)
右:石坂わたる(東京都中野区議会議員選挙立候補[落選]/男性同性愛者)
ニューハーフは当選で、ゲイは落選ですか。あーそうですか。ホモさんには世間の風当たりが強いんですねぇ。

今日の誤変換:口臭トイレ

2008/06/13

閃輝暗点



閃輝暗点(せんきあんてん)という症状をご存知だろうか。

深夜、会社の人と打ち合わせをしていたら、なんか左目が変になってきた。見えてはいるのだが、全体に水滴の付いたガラスのコップを通しているようにところどころ歪んでみえる。そのうちに焦点が合っている部分の左下(左目の左下)が三日月のようにキラキラ光りだし、その部分だけ物が見えない。ティッシュで左目をおさえていたら20分くらいでおさまった。

とりあえず治ったのでさらに会話を続けていると今度は右目に同じ現象が! なんなんだこれは? と、今度は10分ぐらいで治まった。その後、頭痛がしてきたのでとっとと寝たわけだが、網膜剥離とか飛蚊症など、目の病気も怖いので気になって調べてみた。

するとどうやら昨夜の現象は『閃輝暗点』というものらしい。(←でググるとトップにウィキが出ます)まれに脳梗塞、脳動静脈奇形、脳腫瘍や、血栓による一過性の脳循環障害が原因である可能性がある。とな!ちょーヤバくない?

2008/06/12

百円玉不足?



午前中、マクドナルドへ行った。マックポークとアイスコーヒーで200円也。500円玉を出したら店員のおねえさん「300円のお返しです」と笑顔でお釣りをくれた。手を開いて見てみると50円玉が6枚。え?...ちょっとあっけにとられて、おねえさんの顔を見たけどニコニコしてるだけ。

で夕方、近所の自動販売機で缶コーヒーを買おうと思ったら、あいにくと小銭をもっていなかった。しかたないので千円札を入れてボタンを押し、コーヒーを取り出そうとおもったら。。。ジャヤラン!ジャヤラン!ジャヤラン!お釣りの音が続いている。な、ながい。いつまで続くのかと思っていると、ようやく終わり取り出し口に手をいれると、中は硬貨でぎっしり。かき出して数えたら、50円玉が10枚と10円玉が38枚。なんじゃこりゃ、こんなこと初めてだ。

べつにいいけどさ、千代田区には100円玉はないのかぁ!
写真は昔の100円玉。

2008/06/10

パンズ・ラビリンス

(2006米/スペイン/メキシコ)★★★★★★★7点


1944年、内戦終結直後のスペインでは、まだゲリラとフランス軍が戦っていた。その駐屯地に身重の母とともにやってきた少女が体験する摩訶不思議な物語。ラビリンスというくらいなのでファンタジーかと思いきやとんでもない。戦争ものといっても過言ではないほど、軍事色の濃い映画です。

とにかく目を背けたくなるほど“痛い”場面が多いです。迷宮や登場するキャラもおどろおどろしい雰囲気があり「これはホラーか」と思うほどシュールなので、小さいお子供さんには観せないほうがいいかと思います。第79回アカデミー賞 撮影賞 美術賞 メイクアップ賞も納得の映像です。

過酷な現実と幻想的な世界の狭間、薄れゆく意識の中で少女が見たものは・・・

2008/06/09

オタクの聖地で通り魔!



きょう昼過ぎ、会社の人から電話があった「大丈夫?出かけてないよね?」。そうなのだ。お昼のニュースで「秋葉原通り魔事件」をみて、まさかアキバへ出かけて巻き込まれたりしていないか、心配して電話をくれたのだ。

Yahooニュース(転載)--------------------------
8日午後0時35分ごろ、東京都千代田区外神田4の秋葉原電気街の交差点で、2トントラックが歩行者数人をはねた。運転していた男が車を降り、持っていたサバイバルナイフで歩行者らを次々に刺した。警視庁や東京消防庁によると、7人が死亡し、10人がけがをした。男は駆け付けた警察官に現場近くで取り押さえられ、殺人未遂容疑で現行犯逮捕された。
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ワシは部屋にいたが、やけに救急車が騒がしいとは思っていた。電話をもらいテレビを点けて初めて知ったしだいだ。事件があった交差点はアキバの玄関口で最もにぎやかなところ。ヨドバシカメラにいくときいつもワシが通る横断歩道とそこから30メートルくらいのところに警察署がある。

犯人(容疑者とはいわない)は、静岡県裾野市の男(25)で、「人を殺すため今日、静岡から来た。誰でもよかった。世の中が嫌になった。生活に疲れた」などと供述しているらしい。

男は奇声を発し、笑いながらながら被害者らを追い回していたらしい。そのくせ、追いつめられて警察官が拳銃を取り出すと、ナイフを路上に置いたというからなんとも情けないやつだ。

亡くなった7人は若い女性が多いんじゃないかと思ったが、男性6人(19、20、29、33、47、74歳)と女性1人(21歳)、ケガをした人も男性8人、女性2人と、意外に男性が多い。

犯人の写真も見たが、メガネをかけたふつうのにいちゃんだ。よくもまあ17人も刺せたものだ。被害者も含め通行人は誰も止められなかったのだろうか。実際は恐怖で身体がすくんでしまい逃げるのが精一杯なのかもしれない。映画のようにはいかないものだ。

被害者の人たちは運が悪いとしかいえません。これでまた“心身喪失状態”とかなんとかいって裁判が長引くんだよね。まったくやるせないです。でもこれがアメリカのように“銃”が自由に持てる国じゃなくてよかったかもしれません(よくはないが)。あんな賑わったところで自動小銃ぶっ放せば、被害者の数が一桁違ってると思うとぞっとします。

亡くなった被害者の人たちのご冥福をお祈りいたします。

2008/06/08

ALONE【Fadd/フェート】

(2007タイ)★★★★★5点


シャム双生児だった姉妹。一方は死に、切り離して生き残ったほうは、婚約者もできて現在は幸せだった。母の危篤の知らせをうけ、数年ぶりに帰った実家で次々と起こる恐怖の出来事。そしてラストに衝撃の事実が明らかになる! 

くるぞ、くるぞ、くるぞ、バーン! ぎゃ〜!!! てなぐあいにまるでお化け屋敷にいるようなビックリするシーンの連続です。話が単調なので、だんだん飽きてきますが、でもドキドキします。最後にひねりがあったのでよかったですが、あのまま終わってたら2点は減っていたでしょう。

洋画のように物が飛んできたり、部屋が破壊されたりという事はなく、幽霊に驚いて暴れているのは人です。最後まで“幽霊”は突然あらわれるだけで、何もしていません。観ている人も含めて「そう見えていただけかもしれない」という表現が一貫していて感心しました。韓国もそうですが、あちらの映画はとにかく“写真”と“血”をふんだんに使います。

2008/06/07

iPhoneがSoftBankから!



かねてより話題のiPhoneは、今年中にSoftBankから発売されるというニュースが流れた。やったね孫さん! ワシは運よくソフトバンクなのだ。。。運よく?、、、買うのか? 出たら。。。そうなのか?、、、よく考えてみよう。

そもそもiPhoneの魅力とはなんだ。
公衆無線LANでネットができることか?
それはtouchでもできるぞ(もってないけど)。
動画を観たり音楽を聴いたりか?
それもtouchでできる。
パケットフルに入ってどこでもネットやメールをするつもりか?
それは携帯電話でできるけど、月々お金がたくさんかかるからしないだろ。

iPhoneで出来てtouchで出来ないことは、すべて携帯でできるわけだ。

そうかそうか、出かけるとき携帯とiPodを持たなくても1台ですむわけだ。
うん、たいへんスマートだ。(それだけか!)

しかもワシはMac使いだ。
マカーの電話は大昔からiPhoneと決まっている。

まあ発売まで時間があるわけだから、じっくり考えればいいさ。

2008/06/05

ローグアサシン

(2007米)★★★★★5点


アメリカで暗躍するアジア系裏社会の抗争を背景に、伝説の殺し屋(ジェット・リー)と、FBI捜査官(ジェイソン・ステイサム)が過激に衝突するサスペンスアクション。

話は単純とおもいきや、終わりに近づくにつれて徐々に謎が明らかになってきたと思ったら、大どんでん返しにビックリさせられているのもつかの間、「え?終わりなの?」。。。スタッフロールが流れて、ハイ終わりです。




みどころは、ヤクザをはじめ日本っぽいところがたくさん出てくるわけですが、とにかくこれがおかしい。変。笑える。気がついただけでも、日本人のはずの人々の日本語が変(聞き取れない)。クラブ「零」でサイコロ賭博や女体盛りしてて違和感タップリ。料亭らしき店の名は「ティーハウス白湯(さゆ)」(座敷には鎧兜や刀がたくさん飾ってある)。それらクラブ、料亭、ヤクザの事務所(モータース)などにやたら垂れ幕や看板、掛け軸などが掛かっていて、ことごとく変な日本語。




「主人」「馬鹿ほど怖いものはない」「柳雪折れなし」...意味不明
「弱肉強食」「下手の横好き」「掃き溜めに鶴」「疑心暗鬼を生ず」
「俯仰天地 に愧じず」(なぜか“に”の前が空いている)
「治に居て 乱を忘れず」などなど、書体がことごとく明朝体で細いのも変。
ヤクザの娘のテーブルの前にはちょっと場違いな「張り子の招き猫」

他にもおかしなところがいっぱいで、本編そっちのけで観ていてもきっと飽きないはず。そんな中、日本刀がぶつかりあう音がたいへんリアルでした。+0点。

二大アクションスターを起用したのにちょっともったいない出来でしたね。

2008/06/04

Intelはイッテる?



仕事で MacBook pro を使うことになった。OSは当然レオパルドだ(戦車じゃないんだから)。しばらく使ってみた感想は・・・んー、Tigerとたいして変わりはないなー(そういえばタイガーという戦車もあった)。そりゃいろいろと新しくなっている部分はあるし、それなりに安定もしているし速いから、ちょうどいい程度のバージョンアップなのではないだろうか。(あえてTigerから移行するほどのものでもなさそう)

一方、鳴り物入りで登場したVistaだがまことに評判が悪い。既存のソフトが動かなかったり、動作が遅い、価格が高い(グレートがある)、操作性が悪い等々、ちょっと前のマシンにインストールするのはかなり荷が重いそうだ。「XPに戻してくれ」という人が多いので、せめて見た目だけでもと“Vistaを擬似的にXPに”するソフトまで登場している始末だ。

そういえばMacがOSXになった時もよく似たはなしを聞いたけど、今回のMicrosoftの方がユーザーが多い分、騒ぎになっている。さらにアップグレードして改善していくのかとおもいきや、すでにまったく新しいOSを開発中だとか。

しかもゲイツ氏はこの7月以降、第一線から引退するということなので、なんとなくWinの将来には暗い陰りがあるように感じてならない。マカーとしては、今のバランスがちょうどいいと思っているので、心境はちょっと複雑だ。

余談だが、今でも『Macって高いじゃん』という言葉をよく耳にするが、そんなことはないと思う。ショップに行くとPCの値札には「本体○○○○円、Vistaプリインストール版○○○○円」などと書いてある。そうシステムは別売なのだ。さらに“Office”も付けてもらえば相当高くなる。それにひきかえMacはOSもついているし、iLifeも付いてくる。特殊なことをしない限り、他に買い足すものはないのだ。そう考えれば、Macはむしろお値打ちなんじゃないだろうか。

2008/06/03

東京ミッドタウン


仕事の関係で六本木にある『東京ミッドタウン』というところへいってきた。高級ホテル、美術館、商業店舗、オフィス、住居、病院、公園などが集まった複合施設だ。いかにも“勝ち組”という感じのスーツ姿の人々が闊歩するなか、薄汚い格好のワシはかなり浮いていたかもしれない。(だれも気にもしていないって...)

それでもザ・リッツ・カールトン(ホテル)の42階からの夜景は、それはそれは美しかった。喫茶コーナーもわざと照明が薄暗くしてあり、テーブルにはキャンドルが灯っていてムード満点の演出なのだ。ブルジョアはああいうシチュエーションでご婦人を口説くのかぁ・・・ちなみにツインルーム1泊お一人様3〜5万円くらいだとか(2名だと倍)。

2008/06/01

自殺3(その心理と行動)




「生きていてもつまらないから死ぬ」という人がいる。まるで「テレビがつまらないから寝る」というのと同じように。その人が悪いのか社会が悪いのか、おそらく両方なのだろう。そういう人が死んでも同情はできないが、せめてせっかく生まれてきたんだから、ドナーバンクに登録してから部品が使えるように死ぬとか、あるいはWHOのボランティアに1年ぐらい参加してから、気が変わらなかったら死ぬとか、ほんの少しでも何か世の中の役にたちたいとは思わないのだろうか。

一方、同情というか感銘を受ける出来事もある。ご存知かと思うが「福井火葬場心中事件」などは記憶に新しいところだ。いい記事だったのでウィキから丸ごと引用させてもらった。人の生き死には、考えれば考えるほど哲学の領域になってしまう。ワシなんかが手に負える代物ではないので、とりあえずいつ死んでもいいようにデスクトップにあるエッチ画像は消去しておこうと心に誓った次第だ(まだ消してなかったのか)。

福井火葬場心中事件(2005年11月)
福井県大野市の旧火葬場で焼かれて白骨化した二人の遺体が見つかった。歯の治療痕などから近くに住む80歳の男性と82歳のその妻であることが分かった。

付近には乗用車がエンジンがかけられたまま放置され、クラシック音楽が大音量で流されていた。不審に思った近所の住民が警察に通報。使用されなくなって30年たつという火葬場の火葬炉から二人の遺体が発見された。

二人は近所でも仲がいいと評判の夫婦だったが子供はなかった。妻は糖尿病を患い、ほとんど歩けなくなっていた上に数年前から認知症の症状が出始めていた。夫が車を運転して近くの病院に通っていたほか、掃除や洗濯など妻の介護を夫がすべて引き受けていた。そのため将来を悲観しての心中と見られた。

その翌日、市役所に夫からの遺言状と見られる手紙が届いた。手紙には住居や田畑などの不動産が細かく書き記され、「遺産は全て市に寄付します。」と添えられていた。書類の作成は約一年前と見られ、心中が周到に準備されていたことが窺えた。

使用された乗用車の中からはガソリンスタンドの伝票の裏にその日自宅を出てからの行動が事細かにメモされていた。

「午後4時半、車の中に妻を待たせている。」
「午後8時、妻とともに家を出る。」
「車で兄弟宅や思い出の場所を回って焼却炉にたどり着いた。」
「妻は一言も言わず待っている。」
「炭、薪で荼毘(だび)の準備をする」
「午前0時45分をもって点火する。さようなら。」

車から流れるクラシック音楽の中、二人はいっしょに火葬炉に入りロープを使って扉を閉めた。二人は寄り添ったまま骨になった。永遠を誓い合う結婚式のようであったという。