1963年/東宝(カラー作品)/★★★★★★6点
嵐によって遭難した豪華ヨットは霧に包まれた無人島に漂着した。食べ物はほとんどなく、あるのは不気味なキノコばかり。やがて食料不足などからお互いがいがみ合い、ひとり、またひとりと禁断のキノコを食してしまう。極限状態の人間のエゴイズムを鋭くえぐり出した特撮怪奇ホラー。
怖いですねぇ、醜いですねぇ〜、美味そうですねぇキノコ。いま観ると突っ込みどころがかなりあります。幼稚なカメラワーク、ちゃちな特撮、怖さを一生懸命演出していることも伝わってきます。いまでは使わないセリフや当時の社会背景が相まって、なんとも不思議な魅力を醸し出しています。
マタンゴは、設定では吸血怪人ゆえ人を襲うのだそうだが、鳥さえ近づかない無人島なので、やがて共食いが始まりいつか絶滅してしまうのかもしれない。そしたらキノコだけが生息し続けるわけだ。そしてまた誰かが流れ着いて・・・マタンゴは永久に不滅です!
ロケは伊豆大島と八丈島で行われたそうですが、いたるところにマムシやムカデ、害虫がいて、スタッフや俳優は苦労したとか。
3 件のコメント:
(修正のために記事削除したら、その足跡が残っちゃったようで…すみません)
この映画をなぜに今頃?
リアルタイムで観た幼少の私は、それはそれは怖かった記憶があります。たぶんいま観たら笑っちゃうのでしょうが、その時は生涯で2番目の怖いホラー作品だったと思います。
当時はタイトルが覚えにくく「マンタゴ」と言う者もいれば、「ママンゴ」と言ったり、「ゴンタマ」だったり、果ては「タマゴン」だったりで、結局みんな何が正解かわからないまま終焉を迎えたような気がします。
「この映画をなぜに今頃?」と言われるのが嫌で、「タイタニック」「冬のソナタ」が借りられません…観たいのになぁ。
あ、ちなみに私のHMマンガンは「マタンゴ」から由来してます。 ウソ^^
観てくださいよ「タイタニック」。名作だと思いますよ。ママンゴさん。
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