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2008/07/30

魍魎の匣(もうりょうのはこ)


2007年日本 ★★★★★★★7点
京極夏彦のベストセラー小説の映画化。前作『姑獲鳥(うぶめ)の夏』がイマイチだったので、過度の期待はせずに観たのですが、なかなかどうして今回はかなりの大作だと思いました。

戦後間もない東京で起こった「美少女連続バラバラ殺人事件」の謎を“京極堂”の中禅寺秋彦をはじめその仲間たちが追います。事件に秘められた恐るべき真実とは。カメラワークやセリフなど、独特の演出が随所にみられ飽きずに楽しめます。ただ時間が戻ったり、話が複雑だったりで、一度見ただけでは理解できないところがあるかもしれません。

終戦直後の東京の風景や、山の上の巨大な施設など特殊撮影も見事でした。

事件が事件だけにグロいシーンが相当ありますので、そういうのが苦手な人は観ないほうがいいかもしれません。

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