

関東を中心に店舗展開しているラーメン屋で「ラーメン二郎」というのがある。ワシの部屋のすぐ近くにもお店があり、とにかくいつも、ホントにいっつも、20、30人の行列ができている。聞いた話によると味は濃厚で、分厚いチャーシューや野菜など具がてんこもりなのだそうだ。たしかにそばを通るといい匂いがしてきて、思わず食べたくなるのだが、決まって行列ができていて断念してしまう。
おいしい食べ物屋は遅くまでやっていないという法則通り、灯りが点いているのに順番待ちの人がいないときは、すでに「本日は終了しました」の札が掛かっている。チャーシューといえばワシの大好物の一つなので、いつかは食ってやろうと思ってはいるのだが、そもそもワシは並ぶのが嫌いなのでおそらく一生食べられないかもしれない。
先日のiPhoneもそうだが、とにかく都会の人はよく並ぶ。人気ゲームソフトやコンサート、話題の商品やテーマパーク、とにかく何でも並ぶ。そもそも人が多すぎるのか、それとも東京が一番!自分が最初に手にしないと気が済まないのか知らないが、後でも買えるものや、欲しくもないものまで並んでしまう。行列ができているととにかく後ろについてしまうらしい。まるで土間に転がっている煎餅のカケラに集まってくるアリンチョのように。
きっとテレビで紹介されれば“イワシの頭”にだって行列を作るだろう。よくいう都会は刺激的で毎日が楽しくてしょうがないとか、時間がいくらあっても足りない、なーんていうのは全然ウソで、みんな話題性に乏しく暇を持て余しているのかもしれない。先日、東京の若者を対象としたアンケートに「休日は何をして過ごすか」というのがあったが、ダントツで「家でゴロゴロしている」だった。意外な結果に妙に納得してしまうワシだった。