2008/08/23
保 運じゃない
きのうのオリンピック陸上の男子400メートルリレーは叫びました(まるで大リーグボール1号を打った花形をテレビで観ていた一徹のように)。トラック競技では80年ぶり、男子だと初めてのメダルだとか。
北島のように危なげなく実力で取ったというよりも(もちろん北島は凄いが)努力と執念で勝ち取ったという感じでした。そりゃバトンのミスで強豪が減って運がよかったという考え方もあるけど、それも競技の内ですからね。いくら走るのが速くてもハードルを飛び越えるのが下手な選手は遅いだろうし、新体操だってフープを落とせば減点なのです。それも含めた競技なのですから。
2年前のトリノ冬期オリンピックの女子フィギアスケート決勝でサーシャ・コーエン、イリーナ・スルツカヤは共に転倒しました。結果、完璧な演技を魅せた荒川静香がアジア初の金メダルを獲得したのは記憶に新しいところですが、これを「相手が転んだから勝てた」「運がよかった」という人がいるかもしれません。しかし、そもそも荒川は転ばなかったのです。大会中一度も。
スポーツというのは常に自分との戦いなのだと感じました。努力して練習してきた力をその瞬間出し切れるか、その生き様を見れるから素晴らしいのです。自分の能力以上の成績を出した人全員に金メダルをあげたいです。
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