2007年アメリカ/★★★★★★6点
「2分先の未来」が見えてしまう男クリスは、ラスベガスで目立たないように生きていた。自分の周りの、しかもたった2分先しか見えないはずだったが、なぜかある女性のことだけはかなり先まで見通せてしまい、その人の事を「運命の人」だとおもうクリス。そんなころ、テロリストグループが核弾頭を奪取し、ロサンゼルスを狙っていることを知ったFBI捜査官のカリーは、クリスの「予知能力」を使ってテロ攻撃を阻止しようとする。FBIとテロ組織の両方から追われるはめになったクリスはひとつの賭けに出る。
ニコラス・ケイジが彼らしい役どころで楽しませてくれます。2分先が見える能力を使って幾度もピンチを切り抜けるわけですが(将棋の「待った」と同じ)、その度に映像が2分前に戻ります。観ているひとには予知の映像なのか現実なのかわからないので、まじめに観ていると「なんだーそうなのか」ということになり、おもしろいけどこんがらがってきます。
全体的にちょっと急ぎ過ぎの感がありストーリー自体が希薄です。95分を120分くらいにして肉付けすれば、もっといい作品になったと思います。ラストにあっといわせる仕掛けがありますが、ネタバレになってしまうので書けません。ドラえもんの最終回とでもいっておきますか(ちょっと違うけど)。
0 件のコメント:
コメントを投稿