2008/08/03
社 マジかん?マジコン
マジコンというのをご存知だろうか。これは任天堂DSなどに装着して使用するSDカードのようなツールだ。早い話、違法ゲームデータがDSなどでできてしまう変換用カードといったところか。ゲームデータを入手したらSDカードにコピーする。それをマジコンに刺し、そのマジコンをゲーム機に装着すればメーカー違いでもプレイすることができてしまうという、スゴいというか、ヤバい代物だ。
そんなものが出回っていては困るということで、29日、コーエーが任天堂及びその他のソフトメーカー53社とともに、輸入・販売の差止を求める訴訟を東京地裁に起こした。各社そうとうおかんむりのようだが、そりゃそうだろう高い開発費をかけて作ったゲームをタダでやられちゃかなわない・・・だがまてよ、ひょっとすると任天堂だけはビミョーなんじゃないだろうか。任天堂はハードも作っている。タダゲーやられるのは困るが、DSが売れるのは歓迎だろう。他のソフトメーカーとは若干立場が違って、痛し痒しというところなのかもしれない。
しかしだ。マジコン自体は変換機というかアダプターみたいなもので、ゲーム機でもゲームソフトでもない。いってみれば、テレビがあっても放送されているものしか観れないので、DVDを観るためにプレーヤを買って観るようなものだ。海賊版DVDは違法だが、プレーヤ自体に違法性はない。だから、故意にコピーされた違法データをバラ撒いている者は罰せられるが、マジコン側は「うちはアダプタを売ってるんですが・・」と、しらを切るだろう。
とはいえ、そんな言い分は通るはずもなく近いうち販売禁止になることは必至だろう。それでも危険を冒して高値で売るやつもいる。ソフトメーカーは海賊版同様、コピープロテクトをかけなくてはならなくなるだろうし、またそれを解析してコピーする者も当然出てくる。ここでもイタチごっこだ。デジタル時代はなにかと難しい。いまに何をするにも、そう、PC起動するにも、ATM利用するにも、電車に乗るにも、TVやDVD観るのも、果てはガスのスイッチひねるのもトイレで水を流すにも、本人認証が必要になるかもしれません。
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