用務員ぢょんたが日々勝手なことを書き綴っています。
[用務員日誌TOP

2008/06/29

R-20



久しぶりに実家にいる。近所のスーパーの屋内にある自動販売機でタバコを買おうと思ったら、すでに『TASPO』が導入されていて買えなかった。「そうか、こちらではすでに始まっていたのだ」コンビニまで行こうかと思ったが、その前にレジでカートン売りはしているので一応店員に聞いてみた。「これってバラで売ってくれないの?」

すると店員は「あ、お店のタスポがありますから大丈夫ですよ」といって、アクリルケースに入っているカードを自販機にかざしてくれた。「お店のタスポ?」これって・・・先日九州の方でニュースになっていたのと・・・(あれは自動販売機にぶら下げていた訳だが...)・・・なんだ、どこでもおおっぴらにやっているんだ。

ワシはいまのところタスポを申請するつもりはない。理由は簡単で2軒隣が24時間営業のコンビニだからまったく困らないのだ。現在、全国56万台のタバコの自動販売機のうち4分の3はタバコ会社の負担でタスポを設置している。それに伴いタバコの値段があがっている訳で、結局のところタバコを吸う人間がそれを払っていることになる。

「未成年者がタバコを買えないようにするための仕組み」理由はそれだけだ。自販機1台の改造費は数万〜10万円程度といわれるが、そんな大金を使うほど画期的なアイデアだとは思えない。だいたいそんなことで未成年者の喫煙は減らないだろうし、タバコなんてどこのコンビニでもほとんどフリーパスで売ってくれる。そんなこといえば酒だってだって同じだろうし、なにか根本的に間違っているような気がする。(てゆうか無駄)

タバコや酒なんてR-18指定の映画とかと同じで、ガイドラインというか、もっと曖昧なもののような気がする。発育に影響するから子供はダメで、大人はフンベツがあるから、体を壊すまで利用しないだろうという考え方なのだろう。しかしフンベツのない大人だっているし、20歳になった瞬間、害の少ない体に変身する訳でもない。本当に体に悪いのだったらすべて禁止にすべきだし、そうでもないのだったらそこまで細かく縛る必要はないのではないだろうか。

タスポなんてやめて、いっそのこと酒もタバコもいまの十倍くらいの値段にして(そうすれば子供もやすやすと買えないし)、収益は二酸化炭素削減に使うとか、他にもいろいろあるだろう。(ほとんどの人がやめてしまうのかもしれないが、バブリーな人はまだまだいる)

人間の死亡率は100%なんですけど・・・などとつぶやきながら、フンベツがないのでむしろ全面禁止にしてほしいワシ。
マイコミジャーナル「自動販売機以外で買えばいい」タスポ敬遠はアンケート結果でも明らかに
写真は@渋谷moduleのニューパーディ“R20”

0 件のコメント: